冬キャベツとは?春キャベツとの違いを栄養・旬など比較!食べ方のおすすめも紹介!
【水野農園監修】キャベツの品種「冬キャベツ(寒玉)」を知っていますか?葉が詰まっていて重いのが特徴です。今回は、「冬キャベツ」を「春キャベツ」と〈味わい・食感・見た目・栄養価・旬〉など特徴の違いを比較しつつ紹介します。〈煮込み料理・サラダ〉など「冬キャベツ」の食べ方・レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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冬キャベツの特徴は?どんな品種?
冬キャベツという名前を聞いたことがある人は多いかもしれませんが、冬キャベツとはどんな品種なのでしょうか。ここでは冬キャベツの特徴や味わい、旬などについて詳しく解説します。
冬キャベツは葉が詰まっていて重たいのが特徴
冬キャベツは扁平な形で葉の色は白に近い黄緑色をしているのが特徴で、葉には厚みがありしっかりと密になって固く巻かれているので、ずっしりとした重みを感じます。収穫後の冬キャベツは濃い緑の葉に覆われていますが、外側の葉は傷んでいることが多いことから生産現場などで濃い緑の葉をとり、白に近い黄緑色の葉が表面になっている状態で売られます。
水野裕昭
水野農園
厳しい冬の寒さでもじっくりと育つので、重さと甘さがしっかりとのったキャベツとなります。
冬キャベツの味わい・食感や食べ方
冬キャベツは、以下の料理に向いています。
・煮込み料理
・炒め物
冬キャベツの食感は固く食べにくいため、サラダのような生食にはあまり向かないとされる種類のキャベツです。しかし、葉が固い性質を利用したロールキャベツやポトフのような煮込み料理には向いており、加熱しても煮崩れずに柔らかくなるだけではなく甘みが増します。そのほかにも、炒めてもシャキシャキの食感が楽しむことができるため炒め物に向いています。
Twitterの口コミ
春キャベツは柔らかいから生食向きだけど、冬キャベツは硬いから煮込み向き。芯とか芯のまわりは硬いけど栄養が詰まってる部分。そのままだと食いにくいから、茹でて柔らかくするといい。
(*冬キャベツの固い葉を美味しく食べる方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
冬キャベツの旬・収穫時期や産地
冬キャベツは基本的には通年出回っていますが、一般的には夏頃に種をまいて11~3月頃に収穫しており、1~3月頃が旬の時期とされています。冬キャベツの主産地は千葉県・愛知県であり、この2県だけで旬の時期に収穫される冬キャベツの約8割をも占めています。
(*キャベツの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください)
冬キャベツと春キャベツの違いは?【比較】
キャベツの種類の中には冬キャベツ以外にも春キャベツがありますが、冬キャベツとどのような違いがあるのでしょうか。ここからは、冬キャベツと春キャベツの違いについて詳しく解説します。
①収穫時期の違い
冬キャベツと春キャベツの大きな違いの一つは収穫時期です。春キャベツは9~11月に種をまき、翌春の3~5月に収穫されます。このように旬を迎えるのが春のため春キャベツと呼ばれ、一方の冬キャベツは旬が1~3月の冬の時期のため冬キャベツと呼ばれていることが分かります。