トマトの賞味期限の目安は?日持ちさせる保存のコツや鮮度の見分け方も紹介!
【管理栄養士監修】トマトの賞味期限の目安は知っていますか?今回は、トマトの常温・冷蔵庫での賞味期限を日持ちさせる保存方法のコツとともに紹介します。また、賞味期限が近いトマトの見分け方や使い切りレシピについても紹介するので参考にしてくださいね。
目次
冷蔵庫でトマトを保存する際は、ほぼ左右対称の形をしているためヘタをとりヘタの部分を下に向けて真っ直ぐに置くことがポイントです。重さが偏ってしまうと重点部より傷みが発生し腐りの原因になるため注意しましょう。
また、トマトは時間が経過すると「エチレンガス」を発生させます。エチレンガスはみかん・りんごからも発生する成分で、別名「老化ガス」と呼ばれるように、野菜の熟れを促進させる効果を持ちます。そのため、トマトを保存する際は、タッパーなど密封できる容器に入れて、他の野菜に「エチレンガス」の影響が及ばないようにしましょう。
トマトをカットした場合の賞味期限は?
サラダなどに調理する際、トマトをカットしますが使いきれなかった場合どうしていますか?カットした場合のトマトの賞味期限や日持ちさせる方法を紹介します。
賞味期限の目安
カットする面が多いほど傷みやすく、保存温度によっても鮮度の劣化具合が変化します。常温保存の場合は、夏場の温度の高い時期だと数時間でも傷んでしまう可能性があります。
また、冷蔵保存の場合は7〜10日程度、冷凍保存は3週間~1カ月程度になりますが、味の劣化が激しくなるため加工調理用として保管しましょう。
保存方法のコツ
切り口が空気と触れることで傷みが進むため、冷蔵庫で保存する際は、お皿にいれたトマトをしっかりと密封できるラップなどに入れて保存しましょう。
ただし、角切り・みじん切りなど切断面が多く、空気に触れる面積が広いような切り方の場合は、その日中に食べてしまうか密閉して冷凍保存するのが安全でしょう。
(*トマトの保存方法・期間について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
トマトをより日持ちさせるには?
トマトの保存方法は、季節などによって保存の仕方がかわりますが、より長く日持ちさせる方法について紹介します。
冷凍保存する
冷凍保存の場合の賞味期限は、3週間~1カ月程度で、常温や冷凍で保存するよりも日持ちさせることができます。冷凍保存するメリットとして長持ちする他に、
1、丸ごと保存の場合、皮が剥けやすくなる
2、解凍せず料理に使えて時短調理ができる
などがあります。トマト丸ごと保存する場合は、包丁でヘタをとりラップに包んで保存するのがおすすめで、ザク切りの場合は、空気が入らないよう注意しつつ、ジップロックなどにいれて保存しましょう。トマト同士が重ならないよう、ジップロックの中に入れると、スムーズに取り出すことができます。
(*トマトの冷凍保存について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ケチャップなどに加工する
ケチャップにして空気を抜き、密閉保存することで保存期間は3週間ほどになります。また、十分に乾燥させてドライトマトにした場合、冷蔵保存で1~2カ月、冷凍保存で3~4カ月保管しておくことができます。
ケチャップ・ドライトマトなどに加工すると、加工段階で加熱されたり、水分が飛び成分が凝縮されることでリコピンの含有量が多くて10倍にも跳ね上がります。リコピンの健康効果の恩恵を受けたい人は、保存食に加工するのもおすすめです。
竹本友里恵
管理栄養士
トマトは冷凍しても栄養素(リコピンやビタミンC)や旨味を逃さず、約1ヶ月程保存することができます。生のトマトでは大変な湯むきも、冷凍トマトだと水に漬けるだけで簡単にできちゃうのでとても便利です。