パースニップとは?毒性がある?旬・味・栄養価など特徴やレシピのおすすめも紹介!
パースニップ(サトウニンジン)という野菜を知っていますか?色が白く人参に似ているのが特徴の品種です。パースニップ」の〈味わい・食感・見た目〉など特徴や、旬・収穫時期や産地に加え、<毒性・アレルギー>など危険性についても紹介します。〈スープ・ピューレ〉など「パースニップ」の食べ方・レシピや通販商品のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
パースニップの栄養や効果・効能は?
セリ科の野菜であるパースニップには、以下の栄養成分が含まれています。
・食物繊維
・カリウム
・ビタミンC
生のパースニップ100gには食物繊維が4.9g含まれており、コレステロールの吸収を抑えたり代謝を上げたりする働きをもつほか、腸内環境を整え便秘解消に役立ちます。また、体内の余分なナトリウムと結合してその排出を促すカリウムも豊富なため、むくみの解消や予防にも役立つダイエット効果が見込める野菜ともいえます。
さらにビタミンCの含有量も多めで、疲労回復や免疫力の向上をはじめ動脈硬化やがんの予防にも効果が期待できるほか、しみやそばかす・しわを防ぐ美容効果も期待できる野菜です。パースニップに含まれる栄養成分の健康効果の高さは、他の野菜にも引けを取りません。
パースニップは毒性やアレルギーの危険性がある?
パースニップは葉を切り落として販売されることが多いと前述しましたが、これはパースニップの毒性と関係があるからのようです。ここではパースニップの毒性と、アレルギー発症の危険性について説明します。
パースニップには光毒性物質が含まれる
パースニップの葉や茎に含まれている汁には、フラノクマリンと呼ばれる光毒性物質が含まれています。光毒性物質とは、光を浴びることで活性化して肌にダメージを与える物質です。そのため皮膚にパースニップの汁がつくと、フラノクマリンによる植物性光線皮膚炎を発症し水泡ができるのです。そのリスクを避けるため、葉や茎を根元から切り取って販売しています。
パースニップでアレルギーが出る心配はない
パースニップはアレルギーを発症する野菜の1つだとの噂がまことしやかに流れているようですが、これは事実ではありません。パースニップのアレルギーが話題になったきっかけは、ディズニーが制作した「ファニアスとファーブ」です。このアニメの登場人物の1人を、パースニップに近づくとアレルギーを起こす設定としていたことが誤解を与えた原因です。
パースニップの美味しい食べ方・料理レシピを紹介!
ほんのりした甘味とさつまいものようなホクホクした食感を持つパースニップは、色々な料理に活用できます。ここでは自宅でも作りやすい、パースニップの味わいを堪能できる食べ方を3つ紹介します。
①パースニップとじゃがいものスープ
パースニップの甘さは、スープにすると際立つのでおすすめです。このレシピではパースニップをじゃがいもとともに煮込みますが、ミキサーは使わずマッシュしています。多少歯応えが残っても、気にならない美味しさです。
②パースニップのピューレ
パースニップの原産国であるイギリスでは、甘味のあるピューレとしてもよくパースニップを使用しています。このレシピは鶏肉のマリネにパースニップのピューレを合わせ、甘味と酸味のコントラストが楽しい味わいです。イギリスの風土料理なので試してみましょう。