フランス料理の「ロッシーニ風」とは?定義や名前の由来は?作り方やレシピも紹介!
ロッシーニ風とはどんな料理か知っていますか?今回は、ロッシーニ風料理の定義や、名前の由来となった人物「ジョアキーノ・ロッシーニ」についても紹介します。ロッシーニ風ステーキの作り方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
ロッシーニ風とは?どんな料理?
フランス料理でよく耳にする料理のメニューであるロッシーニ風とは、どのような料理なのかを知っていますか?メインの料理として人気がある、ロッシーニ風について紹介します。
ロッシーニ風は「フォアグラ・トリュフ」を組み合わせたフランス料理
フランス料理のメインとして食べられるお肉料理であるロッシーニ風は、ロッシーニが考案したと言われています。厚い牛フィレ肉の上に、世界三大珍味のフォアグラやトリュフをのせた料理です。料理人によって若干解釈が異なり、鴨肉とフォアグラ・牛フィレ肉とトリュフといったさまざまなバリエーションがあります。
ロッシーニ風の名前の由来「ジョアキーノ・ロッシーニ」とは?
フランス料理のメイン料理として知られているロッシーニ風の名前の由来は、「ジョアキーノ・ロッシーニ」から来ています。「ジョアキーノ・ロッシーニ」とはどのような人なのか、その生い立ちや功績そして食に対する想いを紹介します。
ジョアキーノ・ロッシーニの生い立ちと功績
ジョアキーノ・ロッシーニはイタリアのペーザロ出身で、オペラをイタリアに広めた作曲家として知られています。8歳の時に美食の街として有名なボローニャに移り住みました。その後ボローニャ音楽大学に進学し、才能を開花させてわずか18歳でオペラ作曲家としてデビューをしたのです。20歳でオペラのヒット作を作り、兵役を免除されるほどでした。
24歳の時に書き上げた作品で、イタリア国内のみではなくヨーロッパ中にジョアキーノ・ロッシーニの名を刻みました。32歳の時に「フランス国王の第一作曲家」の称号と終身年金を得たことにより、「ウィリアム・テル」の公演を最後にオペラ作曲を引退したのです。
ジョアキーノ・ロッシーニの食にかける想い
ロッシーニは若い時から料理を食べたり作ったりすることが大好きで、美食を追求する食通としても有名でした。44歳で音楽界から引退を表明した後は、ボローニャ(のちフィレンツェ)で隠居生活を送っていたのです。フランスのパリ市内で名士や知識人を集めてサロンを開き、美食と音楽を振る舞っていました。
晩年は料理の創作や高級レストランを経営していたほど、食に対する熱い思いがありました。晩年のサロンでは食材にちなんだ洒落たタイトルの小曲が演奏され、その曲はアルバムに収められています。
ロッシーニ風ステーキの作り方・レシピ
ロッシーニ風ステーキは、レストランで食べるものと思っていませんか?ロッシーニ風ステーキはフレンチレストランで食べなくても家庭でも作れます。レストランの味を手軽に家で作る際の、基本的な作り方・レシピと手順を紹介します。
材料
【メイン】
・牛ヒレ肉
・フォアグラ
・塩
・胡椒
・バター
【ソースペリグー】
・マデイラ・ワイン
・フォンドヴォー
・黒トリュフ
・バター
・塩
・胡椒
【付け合わせ】
・じゃがいも
作り方・手順
ロッシーニ風ステーキの作り方の手順を、下記に紹介します。
①牛ヒレ肉を3cm程の厚さにカットする
②牛ヒレ肉に塩・胡椒を軽くふる
③フライパンにバターを入れて強火で加熱する
④牛ヒレ肉をフライパンで焼く
⑤フォアグラを厚めにカットする
⑥フォアグラに塩・胡椒をし小麦粉をまぶしてソテーする
⑦鍋でフォンドヴォーとマデラ・ワインを1/3位になるまで煮詰める
⑧みじん切りにしたトリュフを入れ軽く混ぜる
⑨じゃがいもを薄くスライスしてソテーする
⑩盛り付ける
牛ヒレ肉は調理する30分ほど前に冷蔵庫から出して常温に戻しておきましょう。フォアグラの表面は強火で、中心部は明るいピンク色になるようにレアの状態に焼きます。焼いた後はホイルに包んで休ませて、保温をしておくことがポイントです。フォアグラは溶けないように直前まで冷蔵庫に入れておき、焼く際には小麦粉をまぶしておきます。
フォンドヴォーとマデラ・ワインが煮詰まったら鍋を火からおろし、バター・塩・胡椒で味をととのえます。お皿に牛ヒレ肉、その上にフォアグラを乗せ、上からソースペリグーをかけましょう。付け合わせのじゃがいものソテーは薄くスライスしてから、電子レンジで蒸しておくと早く火が通ります。じゃがいものソテーや、マッシュポテトを添えて完成です。