すき焼きの作り方は?具材の入れる順番が大事?関東・関西で違いも比較して紹介!

すき焼きの美味しい作り方を知っていますか?具材・材料の入れる順番は何が最適でしょうか?今回は、すき焼きの関西・関東別の基本の作り方や、具材を入れる順番のポイントを紹介します。〈肉・割り下〉などより美味しくする作り方のポイントも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. すき焼きを美味しく作りたい!
  2. すき焼きの作り方は関西・関東で分かれる
  3. すき焼きの関西・関東別の基本的な作り方
  4. 関西風すき焼きの作り方
  5. 関東風すき焼きの作り方
  6. すき焼きの具材を入れる順番は?
  7. ①肉の選び方について
  8. ②割り下について
  9. ③しらたきについて
  10. ④締めについて
  11. 美味しいすき焼きを作ろう

すき焼きを美味しく作りたい!

すき焼きは日常的に食べる食事と言うよりも、ごちそうとして食べる家庭が多いようです。そんな特別な日の食事なら、できるだけ美味しく食べられるように作りたいと思うものでしょう。ここではまず、関西と関東でのすき焼きの違いを紹介していきます。

すき焼きの作り方は関西・関東で分かれる

すき焼きの作り方は関西と関東で以下のように違います。

【関東】
・割り下を先に入れて、具材を後から入れる
・汁の味わいはまろやか


【関西】
・先に牛肉を入れて焼いてから、割り下ではなく調味料を入れる
・肉を焼いているので香ばしさが出る
・食べながら酒や水で味を調整するので作る人により味が大きく変わることがある


他には京都風の作り方もあり、こちらはザラメを先に敷いてから肉を上に置いて焼き、肉についたザラメのガリガリとした食感を楽しむ食べ方をします。関東風と関西風どちらも美味しくいただけますが、具材を入れる順番などが大きく異なり、関東は鍋料理、関西は焼き肉のような感覚で作るため特に牛肉の味わいや風味が変わってきます。

すき焼きの関西・関東別の基本的な作り方

関西と関東のすき焼きそれぞれのおおまかな作り方の違いは前述しましたが、具体的にはそれぞれどのような作り方をしているでしょうか。初めてすき焼きを作るなら、作りやすい方を選択して作ってみてください。

関西風すき焼きの作り方

関西風のすき焼きは以下のようにして作ります。

1.牛脂を温めた鍋に入れて溶かし、牛肉を広げて焼いていく
2.牛肉を裏返して少し赤みが残る程度まで焼けたら砂糖を乗せる
3.酒、醤油の順に加えていく
4.白菜やネギなどの水分の出やすい野菜から入れたあとに、他の具材を入れる
5.煮立ったら卵をつけて食べる

関西風のすき焼きの特徴は、割り下ではなく調味料を鍋に直接入れながら調味していく点です。砂糖は牛肉の表面が隠れるくらいたっぷり入れるので焦げやすくなり、より香ばしさが感じられるようになります。味が濃くなってきたら酒か水を入れますが、どちらを入れるかは作る人によって異なってくるため、好みの方を加えるようにしてください。

関東風すき焼きの作り方

関東風のすき焼きは、まず割り下を作るところからスタートします。

1.すき鍋とは違う小鍋に酒とみりんを入れて煮立たせる
2.火を止めて醤油と砂糖、好みでだしを加えれば割り下が完成
3.牛脂を鍋に入れて溶かし、牛肉を広げて入れる
4.ネギを入れて焼く
5.割り下を具材が浸かるくらい入れる
6.他の野菜を入れて煮立ったら、卵をつけて食べる


関東風のすき焼きは、割り下を使うので料理の初心者でも慌てることなく作れることから、初めてのすき焼きづくりにはおすすめです。牛肉は関西風のすき焼きよりもしっかり焼かないので全体的に味はまろやかですが、ネギを焼くことで野菜の香ばしさを出すのが特徴です。

煮込んで食べることから味は関西風に比べて変化しにくいものの、時間が経って味が濃くなったら酒や水で調整していきましょう。

すき焼きの具材を入れる順番は?

すき焼きにはさまざまな肉や野菜、そのほかの具材が入りますが、入れる順番や選び方はどうなっているでしょうか。地域でもすき焼きには違いがあるものの、各家庭によっても少しずつ変わっていきます。すき焼きを食べた後の締めについても紹介するので参考にしてください。

①肉の選び方について

すき焼きに使う牛肉は、できるだけサシの入った柔らかい以下のような部位を選ぶようにしましょう。

・肩ロース
・リブロース
・バラ肉


すき焼きに使用する肉は高価なものが多いですが、しゃぶしゃぶ用の肉でも代用は可能です。しかし、しゃぶしゃぶ用は薄く食べごたえが少ないので、若干厚みのあるものを選ぶ方が良いでしょう。肉の一人当たりの目安は、男性でおおよそ200gです。人数や子供など、条件に合わせて量を決めるようにしてください。

(*すき焼きの肉の選び方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

すき焼きに合う肉の部位・種類とは?選び方や一人前の量など作り方のコツも伝授!

②割り下について

割り下は関西と関東で作り方や入れるタイミングは大きく違うので、それぞれの違いを覚えておきましょう。

【関東のすき焼き】
・別の鍋で調味料を合わせてあらかじめ割り下を作っておく
・牛肉とネギを焼いたら割り下を注ぎ入れる


【関西のすき焼き】
・牛肉を焼いたらその上に砂糖を直接乗せる
・さらに酒や醤油などの調味料を足していく


関西のすき焼きは汁気が少なく牛肉に砂糖をまぶしますが、これは香ばしさを出す以外にしらたきに含まれる牛肉を固くする成分から肉を守る働きもあります。このような調味料を加える順番は、焼き肉に近い関西のすき焼きならではと言えるでしょう。

一方、関東風のすき焼きは割り下を作ってから先に鍋に投入し、しっかりと牛肉に火が通った段階で他の野菜や具材を加えていきます。

(*すき焼きの割り下について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

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