甘夏の旬の時期・季節はいつ?産地・保存法や美味しい食べ方なども紹介!
【望月農園監修】甘夏の旬の時期・季節はいつか知っていますか?甘夏は甘さと酸味のバランスが良く、ほのかに苦味もある爽やかな味わいが人気の果物です。今回は、甘夏の旬の時期・産地や美味しい食べ方など紹介します。甘夏の日持ちする保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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甘夏の旬の時期・季節はいつ?夏みかんと違う?
甘味と程よい酸味がある爽やかな味わいの甘夏は、夏みかんの枝変わり種として発見された果物です。甘夏は夏みかんと比べて酸味が抜けるのが早く甘味を強く感じるため、甘夏と呼ばれるようになりました。さっぱりとした味わいが人気の甘夏が一番美味しく食べられる旬の時期を紹介します。
甘夏の旬は2月〜6月
時期 | |
甘夏 | 2月〜6月 |
夏みかん | 4月~6月 |
八朔 | 1月〜3月 |
甘夏は1月中旬頃から収穫時期を迎えますが、酸味を抜くため収穫してから一定期間貯蔵し食べ頃を迎えてから出荷されます。そのため収穫時期と旬の時期には多少のずれが生じます。実際に店頭に並ぶ時期は2月上旬から6月下旬頃で、春から初夏にかけてが旬の果物です。甘夏は他の柑橘類と比べ旬の時期が長く、旬ならではの美味しさを長く楽しめます。
望月崇久
望月農園
静岡では、早生甘夏(するが甘夏)という品種が主流です。貯蔵して販売される方も多いですが、旬の時期まで木にならせて完熟させると、糖度は高くなり、甘みと酸味のバランスが格別です!
甘夏の産地は?
夏みかんの木から突然変異で生まれた甘夏ですが、どのような地域で栽培されているのでしょうか。ここでは甘夏の主な産地を紹介します。
甘夏は暖かい地域で栽培される
甘夏の主な産地は以下の通りです。
・熊本県
・鹿児島県
・愛媛県
・和歌山県
甘夏は比較的温暖な気候の九州や、四国の南側が主な産地となっています。甘夏は酸味を抜くため春頃の旬の時期まで樹の上にならせておく必要がありますが、寒さで落果することも多い果物なので暖かい地域での栽培に適しています。
甘夏の名産地は熊本県
熊本県は日本で初めて出荷用の本格的な甘夏栽培をスタートした場所で、現在も全国で一二を争う出荷量を誇る甘夏の名産地となっています。熊本県は一年を通して温暖な気候で甘夏栽培に適しており、旬の季節には甘味が強くみずみずしい甘夏が多く収穫されています。
甘夏の美味しい食べ方は?
甘夏の美味しい食べ方は、以下の通りです。
・ゼリー
・タルト
・ジャム
・サラダ
甘夏は外皮が厚く硬いのでナイフなどで切れ目を入れてから皮を剥きます。果実の周囲の内袋も厚いので一つずつ剥き、種を取り除いて食べましょう。旬の甘夏は新鮮な果実をそのまま食べるのはもちろんのこと、お菓子や料理に使ったり皮をジャムなどに加工するのもおすすめです。
ゼリーやタルトは旬の甘夏の甘酸っぱさやみずみずしさをストレートに感じられます。甘夏の皮で作るジャムは、爽やかな香りとほろ苦さが癖になる味わいです。ジャムにすると保存が効くので、旬の美味しさをより長く楽しむことができます。酸味のある甘夏は肉類や魚介との相性も良く、野菜と一緒にサラダにしても美味しく食べられます。
望月崇久
望月農園
我が家では、一つずつ内袋を剥き、種を取り除き、タッパーに入れて冷蔵庫で冷やしてから食べます。酸味の苦手な方は、冷蔵する前に砂糖をまぶして置くと、いい具合に馴染んで美味しくいただけるので、オススメです!