重曹とベーキングパウダーの違いは?お菓子ごとの使い分けは?代用法も紹介!

重曹とベーキングパウダーの違いを知っていますか?今回は、<見た目・反応の仕方・後味>など重曹とベーキングパウダーの違いに加え、<パンケーキ・ドーナツ・どら焼き>など料理別の使い分け方を紹介します。お互いに代用する方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。

目次

  1. 重曹とベーキングパウダーの違いとは?
  2. 重曹の特徴や役割とは?
  3. 重曹はサラサラとした顆粒状の粉
  4. 重曹は酸性の液体とのみ反応して膨らむ
  5. 重曹を使った料理は後味が苦いが焼き色が良い
  6. ベーキングパウダーの特徴や役割とは?
  7. ベーキングパウダーはパウダー状の粉
  8. ベーキングパウダーは水分と反応して膨らむ
  9. ベーキングパウダーを使った料理は食材の風味を残してくれる
  10. 重曹とベーキングパウダーの使い分け方は?
  11. ベーキングパウダーは風味を重視する料理に使おう
  12. 重曹は焼き色を重視する料理に使おう
  13. 料理によっては併用することもある
  14. 重曹とベーキングパウダーは互いに代用できる?
  15. 重曹とベーキングパウダーを上手く使い分けよう!

重曹とベーキングパウダーの違いとは?

ケーキやマフィンの膨張剤として用いられることが多い重曹やベーキングパウダーですが、これらの違いにはどのようなものがあるのでしょうか。この記事では、重曹やベーキングパウダーの特徴や役割、膨らむ仕組みなどについて詳しく紹介します。

重曹の特徴や役割とは?

掃除や消臭剤など日常生活で幅広く用いられている重曹ですが、料理における重曹はどのような働きを持っているのでしょうか。ここでは重曹の特徴や役割、物がふくらむ仕組みについて詳しく解説します。

重曹はサラサラとした顆粒状の粉

出典:https://ao-recipe.com/baking-powder-baking-soda-7617#i-2

重曹とは炭酸水素ナトリウムの通称で、ナトリウムの炭酸水素塩のことを指す化合物です。粒径はおよそ0.1mm程度の顆粒状の白い粉で、サラサラとした質感が特徴です。ケーキなどの焼き菓子に使用すると、生地をふっくらと柔らかく仕上げたり、しっかりとした焼き色をつけることができます。

重曹は酸性の液体とのみ反応して膨らむ

出典:https://ao-recipe.com/baking-powder-baking-soda-7617#i-2

重曹はアルカリ性の化合物で、酸性の液体と混ざることで炭酸ガスを発生する性質があります。重曹を使ったケーキなどの焼き菓子が膨らむ仕組みはこの炭酸ガスによるものです。ただし重曹は酸性の液体と触れない限り炭酸ガスを発生しないので、水や牛乳など中性の液体を加えてもガスが発生せず生地を膨らませることができません。

また、重曹は苦味を持つため、必要以上に加えてしまうと酸性の液体と反応できずに残った重曹の風味が残ります。さらに液体を加えた時点から即炭酸ガスを発生するため、焼き菓子で使用する際は間を置かずにすぐに焼き始める必要があります。このように重曹をうまく使いこなすためにはコツを要するため、初心者では失敗しやすい材料の1つです。

重曹を使った料理は後味が苦いが焼き色が良い

重曹は焼き菓子をしっとりとした仕上がりにしてくれる反面、アルカリ性物質に独特の苦味を持っています。そのため分量を多く入れてしまうと、酸性の物質と反応できなかった重曹が苦味として残る場合があります。

重曹はベーキングソーダとして陳列されていることがありますが、ベーキングパウダーと誤って購入してしまうと苦味のある仕上がりになるため注意しましょう。

ベーキングパウダーの特徴や役割とは?

焼き菓子のレシピにおいて重曹と並んでよく目にするベーキングパウダーですが、その粉の特徴や役割にはどのようなものがあるのでしょうか。ここではベーキングパウダーの風味や料理を膨らませる仕組みについて詳しく紹介します。

ベーキングパウダーはパウダー状の粉

出典:https://ao-recipe.com/baking-powder-baking-soda-7617#i-2

ベーキングパウダーは0.1mm未満のごく微細なパウダー状の白い粉で、酸性の物質が添加されたものを指します。あらかじめ酸が添加されているため、酸性の物質が無い状況下でも生地を膨張させることができます。添加される酸の種類はリン酸水素カルシウムや酒石酸水素カリウムなどメーカーによって様々です。

ベーキングパウダーは水分と反応して膨らむ

出典:https://ao-recipe.com/baking-powder-baking-soda-7617#i-2

酸性の液体と反応してガスを発生する重曹に対して、ベーキングパウダーは粉の中に添加された酸により水分さえあれば反応を起こします。そのため、酸を含まない牛乳や水を加えただけで簡単に生地を膨らませることができます。

ベーキングパウダーのパッケージに「ダブルアクティング」と記載されているものは2種類の酸が添加された商品です。ダブルアクティングのベーキングパウダーは、2種類の酸により、水分を加えた時と加熱した時の2回に分けて反応を起こします。反応が1度きりの重曹と違い、段階的に膨張するため初心者が使っても失敗しにくいことが利点です。

ベーキングパウダーを使った料理は食材の風味を残してくれる

出典:https://www.oyc.co.jp/business/product/bp/index.html

ベーキングパウダーにはアルカリ性物質が含まれておらず独特の苦味がありません。そのためベーキングパウダーを使った料理は、食材の風味を残してくれるというメリットがあります。また、ベーキングパウダーは上へ膨らみ重曹は横へ膨らむ性質があります。

そのため、スポンジケーキやマフィンのようにふっくらとした焼き菓子に仕上げたい場合はベーキングパウダーを使用しましょう。しっかりと焼き色をつけて、しっとりと仕上げたい場合は重曹の使用がおすすめです。

重曹とベーキングパウダーの使い分け方は?

重曹とベーキングパウダーは、いずれもガスによって生地を膨張させる役割を持つ材料ですが、これらはどのようにして使い分ければ良いのでしょうか。ここでは、これらの材料を使用する際に適した料理や具体的な使い方について紹介します。

ベーキングパウダーは風味を重視する料理に使おう

ベーキングパウダーの使用が適している料理の例は以下の通りです。

・パウンドケーキ
・スポンジケーキ
・パンケーキ
・クッキー
・ドーナツ
・蒸しパン


料理の風味を重視したい場合にはベーキングパウダーの使用がおすすめです。先述の通り、ベーキングパウダーには風味がほとんどないため、食材の風味を活かした調理が可能になります。ただし、ヨーグルトや柑橘の果物のような酸性の材料を多く使用する場合は、料理に酸味が強く残ってしまうため重曹の方が適しています。

重曹は焼き色を重視する料理に使おう

重曹の使用が適している料理の例は以下の通りです。

・饅頭
・どら焼き
・ヨーグルトケーキ
・レモンケーキ
・ソーダブレッド


重曹を使用すると焼き色がきつね色になる特徴があるため、どら焼きや饅頭、チョコレートケーキなどに使用すると色に深みが増します。また、重曹はアルカリ性のため酸性の材料を中和させる作用もあるのです。例えば、酸味の強いベリー類やレモンを使うタルト、ケーキ、ジャムなどに重曹を加えるとまろやかな風味に仕上げることができます。

料理によっては併用することもある

以下のような焼き菓子はベーキングパウダーと重曹の併用がおすすめです。

・ワッフル
・パンケーキ
・パウンドケーキ
・クッキー
・ビスケット


パンケーキやパウンドケーキのように風味を残しつつふっくらと仕上げたい場合は、重曹とベーキングパウダーを併用することで生地の質感と風味が両立します。また、重曹が入ることで綺麗な焼き色になるので見た目にも美しいケーキに仕上がります。また、香ばしい焼き色と軽やかな食感が重要となるワッフルやクッキー、ビスケットも併用がおすすめです。

重曹とベーキングパウダーは互いに代用できる?

重曹とベーキングパウダーは生地を膨らませる用途において代用が可能ですが、成分や風味が異なることから、同じ分量で代用することはできません。重曹をベーキングパウダーに置き換える場合はレシピの2倍量にすると綺麗な仕上がりになります。

反対にベーキングパウダーを重曹に置き換える場合は、レシピの半分量を目安にすると苦味や焼き色を抑えられます。ただし、いずれもガスが発生する条件や性質が異なるため、材料を置き換えた場合は同じ仕上がりにはならない点に注意しましょう。

(*ベーキングパウダーの代用について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

ベーキングパウダーは重曹で代用できる?違いは?片栗粉など代わりの調味料を紹介!

重曹とベーキングパウダーを上手く使い分けよう!

重曹とベーキングパウダーはいずれも料理を膨らませる役割を持ちますが、膨張させる仕組みや風味や焼き色の付き方にそれぞれ異なった特徴があります。これらを理解し使い分けることで見た目も風味も綺麗な料理を作ることができます。今回の記事を参考に2つの材料を使い分け、楽しいお菓子作りを楽しんでみてください。

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