クリームタータ(ケレモル)とは何?使い方は?ない時の代用品も紹介!
クリームタータ(ケレモル)とはどんな食品添加物か知っていますか?今回は、クリームタータを使う目的や、料理への使用量など使い方をお菓子の例をあげて紹介します。クリームタータはどこに売っているのか、代用できるのかや、安全性についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
- クリームタータ(ケレモル)とは?
- クリームタータの原料と製造方法
- クリームタータを使う目的と仕上がりの違い
- クリームタータの使い方は?使用量はどれくらい?
- クリームタータはひとつまみで卵白1個分が目安
- クリームタータの泡立て方
- クリームタータのお菓子別の使い分け
- クリームタータはどこで売ってる?代用できる?
- クリームタータの販売店舗と売り場
- クリームタータがない時はレモン汁で代用するのがおすすめ!
- クリームタータなしで卵白を泡立ててもOK
- クリームタータの安全性は?体に悪いと言われる理由って?
- クリームタータの成分は果物にも含まれており安全とされている
- クリームタータを使う食べ物とレシピ
- ①シフォンケーキ
- ②スフレチーズケーキ
- ③マカロン
- ④メレンゲクッキー
- クリームタータを使ってみよう
クリームタータ(ケレモル)とは?
マカロンやメレンゲクッキーなど、お菓子作りに使われるクリームタータとはどんな食品添加物なのでしょうか。ここではクリームタータの原料や製造法から、使用目的や使用感を解説します。
クリームタータの原料と製造方法
クリームタータの原料は酒石酸水素カリウムと呼ばれ、白い粉末状で酸味がある食品添加物です。酒石酸の元はワインを製造する時にできる酒石で、再結晶後に精製してクリームタータが作られます。
クリームタータを使う目的と仕上がりの違い
クリームタータを使う目的は、メレンゲクッキーやマカロンなど、メレンゲが成功のカギとなるお菓子を安定的に焼き上げるためです。メレンゲ作りは気温や湿度、卵の鮮度などの影響を受けるため、毎回密度の高い泡ができるとは限りませんが、アルカリ性の卵白に酸性のクリームタータを加えることで中性に傾き、安定性のあるメレンゲになります。
クリームタータを使うとメレンゲのきめ細かい泡が維持でき、難易度の高いマカロンの膨らんだレースのような部分のピエを出しやすく、メレンゲクッキーはよりサクサクで蕩けるような食感を出せるようになります。
クリームタータの使い方は?使用量はどれくらい?
メレンゲ作りの際、理想的で安定した泡を作るにはどのくらいのクリームタータを使えばいいのでしょうか。泡立て方法やお菓子別の使い分け方を見ていきましょう。
クリームタータはひとつまみで卵白1個分が目安
例えば、シフォンケーキは泡立てたメレンゲと生地を混ぜる際に泡が消えてしまい、焼いたときにうまく膨らまないことがあります。このようなメレンゲが成功のコツとなるお菓子作りには、クリームタータを使って濃密な泡で安定したメレンゲを使いましょう。使用量の目安は卵白1個にクリームタータひとつまみですが、泡立ちの様子を見ながら調節して下さい。
クリームタータの泡立て方
動画の1:15~2:11までがメレンゲを作るシーンです。クリームタータを使ったメレンゲを作るコツは以下のようになります。
①卵黄と卵白に分ける。
②泡立てる前に卵白のコシを切る。
③クリームタータを入れて泡立てる。
④砂糖を数回に分けて加えながら好みの硬さまで泡立てる。
ボールや泡立て器に水分や油分が付いているときれいなメレンゲができないので、必ずきれいなものを使って下さい。なるべく新鮮な卵を用意し、泡立てる前に室温に戻し、卵白を分ける際は卵黄が混ざらないように注意しましょう。
クリームタータのお菓子別の使い分け
メレンゲは泡立てるほど良いかというとそうではなく、お菓子によってそれぞれ適した泡立ち状態があります。たとえば、シフォンケーキやガトーショコラ、マカロンなどのスポンジ生地には、しっかりと角が立つまで泡立てた10分立てのメレンゲが適しています。
一方、フランス菓子に使われるビスキュイ生地のようなざっくりとした食感の焼き菓子や、ムースには角が立ってもすぐ消えるくらいの6分立てのメレンゲが良いでしょう。
クリームタータはどこで売ってる?代用できる?
メレンゲを使ったお菓子の成功率をアップさせてくれるクリームタータはどこで売られているのでしょうか。また、ない場合や近場で手に入りにくい時に代用できるものはあるか解説します。