芽が出たじゃがいもは食べられる?どれくらいだと危険?取り方や保存法を紹介!
芽が出たじゃがいもは食べられるのでしょうか?どれくらい伸びたら危険なのでしょうか?今回は、じゃがいもから出た芽の取り方や、芽が出たじゃがいもを食べたらどうなるのかを紹介します。芽が出たじゃがいもの〈大量消費レシピ・保存方法・捨てる以外の活用法〉も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- 芽が出たじゃがいもは食べられる?どれくらい伸びたら危険?
- 芽が出ている・緑に変色してるじゃがいもの場合は処理が必要
- 柔らかいのは水分不足が原因のため食べても問題ない
- 芽が出たじゃがいもを処理せず食べたらどうなる?
- 食中毒を引き起こす可能性があるので食べるのは絶対NG
- じゃがいもから出た芽の取り方は?どれくらい取ればいい?
- じゃがいもの芽が出にくい保存方法は?
- ①風通しの良い場所で常温保存する
- ②夏場は野菜室で冷蔵保存する
- 芽が出たじゃがいもを大量消費できるレシピ!
- ①ポテトサラダ
- ②じゃがいもの細切り炒め
- ③じゃがいものガレット
- 芽が出て食べれないじゃがいもは捨てる以外に活用できる?
- 芽が出たじゃがいもを種芋として植える・育てる
- 芽が出たじゃがいもは取り方次第で食べられる
(*じゃがいもの芽の毒性について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
じゃがいもから出た芽の取り方は?どれくらい取ればいい?
じゃがいもの芽にはソラニンという物質が含まれているので、食べる前に取り除く必要があります。じゃがいもの芽を安全に取り除く方法は、以下の通りです。
1.包丁を使って芽をくりぬく
2.厚めに皮を剥く
3.芽の部分や緑色の皮の部分の周囲は特に厚く皮を剥く
じゃがいもの芽に含まれるソラニンや、緑色に変色した皮に含まれているチャコニンなどは、その周辺ごと取り除けば食べられます。チャコニンは皮の部分に多く含まれているので、変色した緑色の皮は厚めに皮を剥きます。また、じゃがいもの芽は包丁の角などを使って大きく周辺ごとくりぬくように取り除けば大丈夫です。
ソラニンなどのじゃがいもの毒成分は170℃以上の加熱で多少減少するとの報告がありますが、完全になくすことはできません。じゃがいもの芽は、調理前にしっかり取り除くことが大切です。
じゃがいもの芽が出にくい保存方法は?
食中毒を引き起こす可能性もあるじゃがいもの芽を出にくくするには、どのように保存すればよいのでしょうか。ここでは、正しいじゃがいもの保存方法について紹介します。
①風通しの良い場所で常温保存する
じゃがいもは風通しの良いところで常温保存するのがおすすめです。
1.日の当たらない冷暗所で風邪通りのよいところを選ぶ
2.乾燥しないように1個ずつ新聞紙に包む
じゃがいもは寒いところで保存すると低温障害を起こすので、冷蔵庫では保存せず常温で保存します。日光が当たると芽や皮が緑色に変色しチャコニンが増えるので、必ず日が当たらない冷暗所で保存することが大切です。
湿気が多いとカビが生えやすくなるので、風通しのよい場所に置き、日光と乾燥を防ぐため1個ずつ新聞紙に包んで保存します。
②夏場は野菜室で冷蔵保存する
じゃがいもは低温に弱く、常温保存が基本ですが暑い真夏は野菜室で保存するほうがおすすめです。
1.紙袋に新聞紙を敷く
2.じゃがいもを入れ、上から新聞紙を被せ、野菜室で保存する
真夏は湿度も高く傷みやすいうえに、芽も伸びやすいので冷蔵庫の野菜室で保存するほうが日持ちがよくなります。乾燥や低温に当たりにくいよう、紙袋や新聞紙で包んでから野菜室で保存します。保存期間は2週間から1ヶ月程度ですが、冷蔵庫内の乾燥で水分が抜け、柔らかくなってきたら早めに食べきってください。
しかし、じゃがいもを冷蔵庫で保存すると還元糖が増えてしまいます。還元糖の多いじゃがいもを炒め物や揚げ物にすると、アクリルアミドと呼ばれる有害物質ができやすくなります。水を利用する調理法ではアクリルアミドはほとんどできないため、煮物や蒸し物などの調理用で使用しましょう。
(*じゃがいもの保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
芽が出たじゃがいもを大量消費できるレシピ!
ソラニンなどの天然毒素を含むじゃがいもは、芽が出る前に食べきるのがおすすめです。ここでは、買ってきたじゃがいもの芽が出てしまっても、処理して早めに食べきることができるおすすめの大量消費レシピを紹介します。
①ポテトサラダ
じゃがいもに玉ねぎ、カルパスなどを加えて作るポテトサラダで、カルパスの香ばしい風味がよいアクセントになっています。具材が少ないシンプルなレシピで、じゃがいもの大量消費に向いています。