酸っぱいみかんを甘くする方法は?ガッテン流のやり方や美味しいレシピも紹介!
【望月農園監修】酸っぱいみかんを甘くする方法を知っていますか?今回は、〈もむ・投げる・りんごと一緒に置く〉など、みかんを甘くする方法をガッテン流のやり方も含めて紹介します。甘いみかんん見分け方や、酸っぱいみかんでも甘く食べれるレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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みかんが甘くない…甘くすることはできる?
いつも甘くて美味しいみかんを食べたいものですが、酸味の強いみかんを甘くすることは出来るのでしょうか。まずは、みかんの酸っぱさと甘さの仕組みを説明していきます。
みかんが酸っぱい原因と甘くなる仕組み
みかんの酸っぱい原因となる成分はクエン酸であることを知っておきましょう。クエン酸を多く含むみかんは酸味を強く感じます。みかんに刺激を与える、温めるなどによってみかんの呼吸が激しくなることでクエン酸が減り、甘くすることができます。基本的には太陽をしっかり浴びて、濃いオレンジ色になったものが甘いみかんです。
しかし、極早生みかんという品種は緑色でも完熟して甘いため一概に色だけで酸っぱいみかんとは言いきれません。
みかんを甘くする方法は?ガッテン流のやり方も!
みかんの酸味はクエン酸が原因だと分かりましたが、甘くするにはどうすれば良いのでしょうか。みかんを甘くする方法を5つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。
①揉む・投げるなど刺激を与える【ガッテン流】
みかんを食べる前に揉んだりする人も多いですが、実はこれもみかんを甘くするための刺激になっています。食べる前に揉む、またはキャッチボールやお手玉のように投げるなどの刺激を与えることでみかんの呼吸が荒くなり、クエン酸を消費して甘くすることができます。刺激を与えた後は、2〜3時間おいてから食べることで甘みを感じやすくなるのでおすすめです。
②お湯で温める
みかんを40度程度のお湯に15分ほどつけておくと甘くすることができます。お湯につける時は、みかんが浮いてこないように落とし蓋をしておきましょう。お湯でみかんを温めることでアコニターゼという酵素が活性化し、クエン酸を分解してくれるため甘くなるのです。お湯で温めた後は1時間ほど冷やしてから食べると甘みを感じやすくなるためおすすめです。
③レンジでチン・焼くなど加熱する
短時間で酸っぱいみかんを甘くするには、電子レンジでチンするのもおすすめです。30秒ほど温めてから冷やして食べましょう。ただし、みかんは卵と一緒でそのままでは爆発してしまう可能性もあるため皮に数カ所切り込みを入れておくと安心です。冬場はストーブやオーブン、炭火などでみかんを焼くの良いでしょう。
焦げ目がくつまで焼くとみかんの皮の栄養が果肉の方に浸透して甘味だけなく栄養も増します。みかんを焼くのは一般的ではありませんが、みかん農家では焼いて皮ごと食べるのも定番のようです。
④日の光に当てる
みかんを太陽の光に当てると、収穫後でも呼吸をし始めるため酸味の原因であるクエン酸が消費され始めます。ビニール袋にみかんを入れて口を縛ったら2〜3日の間、太陽が当たる場所に置いておきましょう。太陽に当てるだけで手間をかけず一度にたくさんのみかんを甘くすることが出来るため、箱買いしたみかんが全部酸味の強いものだった時などに便利な方法です。
⑤りんごと一緒に置いておく
りんごは呼吸をするときにエチレンガスという、野菜や果物の熟成を早めるガスを出します。りんごと一緒に置いておくことでみかんが追熟し、酸味を抑え甘くする効果があります。りんご1個に対してみかん2〜3個を同じビニール袋に入れて置いておきましょう。日々状態を確認しないと、追熟し過ぎて傷む原因になってしまうため注意してください。