パイナップルの種はどこ?ある確率は?食べられるかや育て方も紹介!
【奄美フルーツファーム監修】パイナップルの種はどこにあるか知っていますか?種は食べられるのでしょうか?今回は、パイナップルの種の有無や入ってる確率にくわえ、種からの栽培方法・育て方をコツとともに紹介します。パイナップルの種の販売商品も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- パイナップルにも種はあるの…?
- パイナップルの種はどこにある?食べられる?
- パイナップルの種は本来は皮の近くにある
- 食用のパイナップルは種がある確率はほぼゼロ
- パイナップルの種は食べられるが避けた方が無難
- パイナップルの種の処理方法
- パイナップルの種からの育て方・栽培方法は?発芽させられる?
- ①種まき
- ②発芽・土づくり
- ③植え付け
- ④植え替え
- ⑤開花
- ⑥追肥
- ⑦剪定
- パイナップルの種から栽培するときのコツ
- ①パイナップルは季節ごとに水やりの量を変えよう
- ②パイナップルは日当たりがよく温かい場所で保管しよう
- ③害虫を見つけたら取り除こう
- パイナップルを種から栽培したときの収穫方法
- パイナップルの種の販売商品
- パイナップルを購入するなら奄美フルーツファームで!
- パイナップルにも種はある
①種まき
市販の種を使用する際は、種に発芽抑制物質が含まれている場合もあるので水でしっかり洗いましょう。パイナップルは発芽しにくい植物なので、直接土に蒔くよりも、脱脂綿などを使って発芽させてから植え替える方が失敗しにくくなります。脱脂綿にたくさん水分を含ませ、その上に種を蒔き、乾燥させないように気を付けながら発芽させましょう。
②発芽・土づくり
発芽日数は約1ヶ月と長い期間かかるので、発芽するまで根気よく待ちましょう。発芽したら、赤玉土を入れた育苗ポットに植え替えをして育苗します。半日陰の場所で管理をし、乾燥させないように注意が必要です。また、まだ根がしっかりと張られていないので、優しく水やりをするのがポイントです。
パイナップルの栽培に適している土は水はけと水もちの良さ、通気性のある酸性土壌なので、鹿沼土や川砂を使用するのがおすすめです。パイナップルの種はアルカリ性の土に弱く、枯れてしまうので使用しないようにしましょう。土の割合は、鹿沼土6:腐葉土4もしくは赤玉土6:腐葉土2:川砂2で混ぜ合わせて準備してください。
③植え付け
芽が2〜3cmに育ち、根がしっかり生えてきたら4号〜5号鉢に植え付けをします。植木鉢に鉢底ネット、石、準備した土を順番に入れていき、土に苗が入るほどの穴を開けます。育苗ポットから根を切らないように注意しつつ優しく苗を取り出し、先程開けた穴に苗を植え付けましょう。土を軽くかけてから土表面をならし、水をたくさん与えてください。
④植え替え
パイナップルは大きく育つ植物なので、成長する毎に植え替えが必要です。4号〜5号鉢では収まらなくなった頃に植え替えをしましょう。大きく育った後も根の成長は続く為、2〜3年毎を目安に一回り大きな鉢へ植え替えを行ってください。植え替えは、気温の暖かい4月から5月にかけての時期に行うのが最適です。
⑤開花
パイナップルを種から栽培している場合は、株が大きくなるまで花は咲きません。順調に大きく育つと、4〜5年目以降の5〜7月頃に赤紫色の独特な花を咲かせます。開花後は特別な管理は必要ありませんが、枯れて鉢に落ちた花を放っておくと根腐れや病気の原因になるので、見つけたらこまめに取り除くようにしてください。
木村嘉
奄美フルーツファーム
株が大きく育ってくると脇芽が出てきますので、それを植えれば苗にする事が出来ます。
⑥追肥
パイナップルの追肥時期は、成長期の4月〜9月に合わせて行い、1ヶ月半〜2ヶ月を目安に追肥してください。肥料には油粕6:骨粉4を混ぜた有機肥料や、窒素、リン酸、カリが同等の量の化成肥料が向いています。実のなる時期には、実の成長に必要なリン酸を多く含む肥料を与えるのも良いでしょう。
⑦剪定
パイナップルを育てている過程で、葉が黄色く枯れてくることがあります。そのまま放っておくと、見栄えや通気性が悪くなり根腐れの原因になってしまうので、枯れた葉は早めに取り除きましょう。パイナップルの葉は尖っていて素手で触ると痛いので、軍手やハサミを使って剪定してください。
パイナップルの種から栽培するときのコツ
パイナップルを栽培する時のコツさえ掴んでいれば、栽培に成功しやすくなります。簡単なコツを3つに分けて紹介するので、栽培する際に参考にしてください。
①パイナップルは季節ごとに水やりの量を変えよう
パイナップルは温暖な地域で育つ植物なので、水やりの量を季節ごとに変え温度を保つと育ちやすくなります。パイナップルの成長期である春から夏にかけては、土の表面が乾いたらたくさんの水を与えましょう。実がなっている場合は、水分を実にも充分に蓄える必要があるので、与える水の量を増やし乾燥させないのがポイントです。
パイナップルは秋から冬にかけて成長が止まるので、水やりの量を減らしましょう。温度が低いと水が乾きにくくなり、根腐れや株自体の温度が低下して枯れやすくなる原因となるので、週1回程度の水やりにしてください。