杏の食べ方・味わいは?そのまま生で美味しい?スイーツレシピのおすすめも紹介!

【野菜ソムリエ監修】杏とはどんな果物か知っていますか?今回は、杏の〈旬の時期・味わい〉など特徴や選び方のほか、食べ方のおすすめも紹介します。〈シロップ漬け・ジャム・コンポート〉など、杏の美味しいスイーツレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |野菜ソムリエ 安部加代子
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日本野菜ソムリエ協会認定料理教室「Kayo’s Vegetable Laboratory」主宰。野菜ソムリエpro・受験フードマイスター・...
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日本野菜ソムリエ協会認定料理教室「Kayo’s Vegetable Laboratory」主宰。野菜ソムリエpro・受験フードマイスター・腸活プランナーなど食の資格を多数保有。様々な食の知識を活かして、料理教室をはじめ、レシピ開発、コラム執筆、食育講座、雑誌のフードスタイリングなど活動は多岐にわたる。大手メーカーの食サービス事業立ち上げ、老舗調味料メーカー、カフェなどコンサル事業にも取り組んでいる。

目次

  1. 杏とは?どんな果物?
  2. 杏の歴史
  3. 杏の旬・名産地
  4. 杏の味わい・匂いは?
  5. 杏の食べ方や選び方のポイントは?
  6. 美味しい杏の選び方と追熟方法
  7. 杏にはそのまま生で美味しく食べられる品種もある
  8. 杏はスイーツに加工するのもおすすめ
  9. 杏を使ったスイーツレシピのおすすめ
  10. ①杏のシロップ漬け
  11. ②杏ジャム
  12. ③杏のコンポート
  13. ④杏露酒
  14. ⑤干し杏の甘露煮
  15. 杏を食べてみよう

杏とは?どんな果物?

杏はあまり見かけることのない果物ですが、どのような果物なのでしょうか?杏の歴史や旬、名産地を解説したうえで、その味わいや匂いの特徴について紹介します。

杏の歴史

杏は、紀元前2~3世紀頃に中国で栽培が始まっていたとされ、当時は漢方薬の材料として重宝されていました。杏の種の中にある杏仁には咳を鎮める効果があり、それを漢方薬に使用するため杏を収穫していたようです。

日本に杏が渡来したのは平安時代とされ、その頃は日本においても食用の果物としてではなく、漢方薬として栽培されていました。日本で杏が果物として食べられるようになったのは江戸時代から明治時代のことで、本格的に杏の栽培が開始されたのは大正時代と言われています。

杏の旬・名産地

杏の旬は初夏にあたる6月から7月です。この時季には様々な品種の杏が出回るため、その風味の違いを楽しむことができます。日本における代表的な名産地は長野県や青森県で、杏の全国での生産量のうち長野県が約6割程度、青森が約3割程度を占めています。

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杏の味わい・匂いは?

杏は、甘酸っぱい味わいと特有の爽やかな芳香を持っている果物です。一般的には、生食用の杏は甘みが強く、加工用の杏は酸味が強い傾向があります。梅やスモモにも似ていて、果汁は比較的少なく、しっかりとした濃いオレンジ色の果肉があるのが特徴です。

Twitterの口コミ

川中島で仕入れたあんずをおやつに🌸めっちゃ美味い💮 #生あんず #あんず

Twitterの口コミ

#アプリコットジャム #あんず
昨日あんずを見つけたので、初めてあんずジャムを作ってみました。
甘酸っぱくておいしー✨

杏の食べ方や選び方のポイントは?

ここからは、杏の食べ方や選び方のポイントについて紹介します。より美味しく杏を食べるために、ぜひ次のポイントを参考にしてください。

美味しい杏の選び方と追熟方法

杏は、次の条件が揃っているものを選びましょう。美味しい杏には以下のような特徴があります。

・ふっくらと丸い形で実が引き締まっている
・果皮に傷や変色がない
・果皮がなめらかで張りがある
・全体的に色づきが良い
・芳香がある


上記の点をクリアしているものは、生食用でも加工用でも共通して良品と言えます。さらに、生食用であれば果皮がしっかりと色づいて柔らかい果肉のもの、加工用であれば果皮の色が薄くかたい果肉のものが適しています。

また、杏がまだ十分に熟していない場合には、追熟させることも可能です。杏の追熟する際は、乾燥しないようラップに包むか、もしくは保存袋などに入れて冷蔵庫で数日保存します。杏の旬である温かい時季に室内に置いて常温保存しておくと、熟する前に傷む可能性があるので、冷蔵庫で数日置いて追熟させるのが好ましいです。

安部加代子

野菜ソムリエ

中国料理の定番のスイーツである杏仁豆腐を作るときに必要な「杏仁霜」は、仁と言われるあんずの実の中にあるかたい殻で覆われた白い実を粉末状にしたものです。高価なので似た香りを持つアーモンドエッセンスなどで代用されていることも多いです。

杏にはそのまま生で美味しく食べられる品種もある

杏は、品種によってはそのまま生で食べることができます。生で食べることができる杏の品種には、主に次のようなものがあります。

・ハーコット
・ゴールドコット
・信山丸
・信月
・信州大実


杏を生でそのまま食べるのであれば、上記のような品種のうち、しっかりと色づいて柔らかい完熟した杏を選びましょう。甘い芳香が漂う柔らかな果肉の食感や、まろやかな甘酸っぱい味わいを十分に楽しむことができます。

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