鶏ハムがピンク色でも大丈夫?食中毒を防ぐ生焼けの見分け方や調理法を紹介!

鶏ハムがピンク色の時は食べても大丈夫なのでしょうか?低温調理の際は特に、食中毒になりそうで心配ですね。今回は、〈中身&断面・汁〉がピンク色の鶏ハムは食べても大丈夫なのかを、火が通っているか否かの確認方法とともに紹介します。生焼けの鶏ハムの再加熱方法や、生焼けにならないためのポイントをおすすめの作り方・レシピとともに紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 低温調理で作った鶏ハムがピンクだけど大丈夫...?
  2. 鶏ハムの<中身・断面・汁>がピンク色なのはなぜ?食べても大丈夫?
  3. ピンク色の鶏ハムは生焼けの可能性が高いので食べない方が良い
  4. ところどころピンク色・赤い点がある場合は食べても大丈夫
  5. 鶏ハムにきちんと火が通っているのかの見分け方は?
  6. ①見た目や汁の色で判断する
  7. ②竹串を刺して中の温度を確かめる
  8. ③包丁で切った感触で確かめる
  9. 生焼けの鶏ハムを食べてしまったら食中毒になる?症状は?
  10. 生焼けの鶏ハムを食べると食中毒になる可能性がある
  11. 生焼けの鶏ハムの再加熱の方法は?
  12. 方法①茹でて再加熱する
  13. 方法②電子レンジで再加熱する
  14. 鶏ハムが生焼けにならないためのポイントは?
  15. ①鶏肉を冷蔵庫から出して常温に近づける
  16. ②お湯を70度に保つ
  17. ③鶏肉の量に対して余裕ある大きさの鍋を使う
  18. ④浮かないように袋の空気を抜く
  19. 鶏ハムが生焼けにならない簡単な作り方・レシピを紹介!
  20. ①放っておくだけの鶏ハム
  21. ②炊飯器で作る鶏ハム
  22. ③失敗しづらい鶏ハム
  23. 鶏ハムの生焼けに注意しよう!

包丁でカットした時に生肉をカットしているようなぶよぶよとした感触なら、まだ中身は生焼けの状態です。表面を指や包丁で押した時のようなハリのある弾力なら、中心まで加熱されています。鶏ハムの端をカットして大丈夫だと思っても筒の中心の方が加熱されていない場合もあるので、筒の中心をカットして加熱が十分に終わっているか確かめてください。

生焼けの鶏ハムを食べてしまったら食中毒になる?症状は?

もし十分に加熱していない状態の鶏ハムを食べてしまった時、本当に食中毒になるのでしょうか。どのような症状が出るのかその危険を紹介するので、安全に美味しい鶏ハムを作るためにも参考にしてください。

生焼けの鶏ハムを食べると食中毒になる可能性がある

鶏ハムは低温で調理するので、肉の中心まで火が入りづらく生焼けのまま食べてしまうと食中毒の危険があります。食中毒になると、以下のような症状が出ます。

・下痢
・腹痛
・発熱
・嘔吐
・めまい
・筋肉の痛み
・血便


生の鶏肉にはサルモネラ菌やカンピロバクターという菌がおり、しっかり加熱すればこれらの菌は死滅するので安全に食べる事ができます。またギラン・バレー症候群という合併症になると手足の麻痺や顔面神経麻痺、深刻になると呼吸困難を引き起こします。これらの食中毒菌は熱に弱く65度になると死滅するので、鶏ハムの中心まできちんと加熱しましょう。

食中毒になるとこれらの症状が、生焼けの鶏ハムを食べてから半日〜1週間の間に出てきます。食中毒は症状が軽いとただ体調不良かと思うくらいですが、重症になると水分も取れないほど脱水してしまいとても危険です。食中毒になったら水分補給が大切なので、水分補給が出来ないようなら無理をせず医療機関にかかるようにしてください。

また食中毒菌は、30〜40度の温度が一番増殖しやすい温度です。鶏ハムを作る場合、鶏肉に火が完全に入る前に茹で汁が冷めてしまうと、鍋の中で菌が大増殖してしまいます。それで低温過熱する時には温度管理をきちんと行う事や、鶏ハムを作る前に生肉を常温に戻す時必要以上に放置しないなど安全に配慮しましょう。

(*鶏肉の生焼けについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

鶏肉の生焼けは危険?食中毒になる?判断方法や食べてしまった時の症状・対処法も紹介!

生焼けの鶏ハムの再加熱の方法は?

鶏ハムの中身が生焼けの時は、どのように加熱したらよいでしょうか。鶏ハムの簡単にできる再加熱方法を、2つ紹介します。それぞれ違った特徴があるので、ぜひ参考にしてください。

方法①茹でて再加熱する

鶏ハムを一度カットしてみてまだ生焼けだった場合、以下の方法で再加熱してください。

①鶏ハムをラップに包んだりジップロックなどの保存袋に入れ、もう一度密封する
②鍋のお湯を沸騰させ、包んだ鶏ハムを浸ける
③作った時と同様、余熱で火が通るのを待つ

カットした後包み直す時は、ラップをきつく巻き直して緩まらないようにゴムで留めると肉汁が逃げません。鍋に蓋をしたり鍋ごとバスタオルに包むと、鍋のお湯の温度を保つ事ができます。もう一度鶏ハムを包み直し鍋のお湯を沸騰させて再加熱するのは手間がかかりますが、このやり方ならしっとりと柔らかい鶏ハムを作るができます。

しかし鶏ハムをカットしてしまった後やもっと簡単に再加熱したい時は、以下のように再加熱することもできます。

方法②電子レンジで再加熱する

できる限り手軽に再加熱したい時は、以下の方法で電子レンジで加熱する事もできます。

①鶏ハムを耐熱皿に並べ、ふんわりとラップをする
②600Wで30秒ずつ、様子を見ながら加熱する


鶏ハムをカットしてしまった時には、電子レンジの加熱の方が簡単です。電子レンジで加熱する時は肉を途中で裏返すと、熱の入り具合が偏らずに加熱する事ができます。しかし電子レンジでの加熱は鶏肉が急速に加熱されてしまいパサパサになってしまいがちなので、できるなら鍋のお湯で茹で直す方が良いでしょう。

もし電子レンジで再加熱をして肉がパサパサになってしまったら、よだれ鶏やバンバンジーのようなタレに絡ませた料理にするとそれほど気にならずに食べる事ができるのでおすすめです。手軽に加熱したいけど電子レンジは嫌だという人は、フライパンで加熱する方法もあります。照り焼きのタレに絡めたりチーズを乗せてソテーすると、また違った美味さがあります。

鶏ハムが生焼けにならないためのポイントは?

低温調理する鶏ハムは加熱が不十分だと食中毒の危険がありますが、紹介する4つのポイントを抑えれば安全にしっとり美味しい鶏ハムを作る事ができます。どれも簡単な方法なので、ぜひ参考にしてください。

①鶏肉を冷蔵庫から出して常温に近づける

鶏肉が冷蔵庫から出してすぐの状態だと、鶏肉が冷えているので中心部まで加熱するのに時間がかかります。調理する前に鶏肉を常温に戻しておくと、生焼けを防ぐことができます。

鶏肉が常温に戻る時間の目安は夏場なら15分から30分、その他の季節は1時間程度です。しかし常温に戻しすぎて鶏肉が温まってしまうと食中毒の危険があるので、その日の気温や温度に注意して時間を決めてください。

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