炭酸水がまずい・苦くて美味しくない理由は？飲みやすくする方法を紹介！

すっきりした飲み口が美味しい炭酸水ですが、中にはまずい、苦手だと感じる人も少なくありません。炭酸水は砂糖などを使っていないのに、まずく感じるのはどうしてなのでしょうか。ここでは、炭酸水がまずい理由や飲みやすくする方法などを紹介します。

炭酸水には、一般的にジュースのようなしっかりした味付けがされていませんが、どうして苦いと感じるのでしょうか。ここでは、炭酸水をまずいと感じる理由について、具体的に紹介します。

炭酸水は塩の味がしませんが、製品によっては塩分が含まれていて、苦みの原因になる場合があります。炭酸水に塩分が含まれている理由は、炭酸の強度を上げるためや、泡を出やすくするためなどです。ph(水素イオン指数)値の濃度を調整することも、塩分を加える理由のひとつです。

炭酸水に加えられた塩分は、しょっぱさを感じるほどの量ではありませんが、ほのかな苦みとして感じられる場合があります。

炭酸水の水の硬度によって苦いと感じることもあります。水の硬度とは、水に含まれるマグネシウムの量を示すもので、硬度が高くなるほどミネラル分を多く含みますが、苦味も強くなります。一般的に日本の水は軟水で高度が低く、ヨーロッパの水は硬度が高いようです。

そのため、ヨーロッパの水で作られる炭酸水は硬度が高い傾向があり、苦みも感じやすくなります。例えば、ペリエは南フランスのヴェルジェーズと呼ばれる町の湧水を使用して作られています。マグネシウムやカルシウムなどミネラルが豊富ですが、硬水なので人によっては飲みにくいと感じるかもしれません。

重曹は炭酸水素ナトリウムとも呼ばれる物質で、溶けると炭酸ガスを発生させます。家庭でも、掃除のために重曹とクエン酸、水を加えて泡を発生させることがあります。重曹のこの性質を利用するため、炭酸水の製造時には重曹を加える場合が多いです。しかし、重曹の味わいは苦味が強く、炭酸水素ナトリウムを含む炭酸水も苦いと感じます。

(＊炭酸水が苦い理由について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)