スキムミルクと牛乳の違いを比較!代用時の置き換え・換算方法も紹介!
スキムミルクと牛乳の違いを知っていますか?代用することはできるのでしょうか?今回は、スキムミルクと牛乳を比較した時の<栄養価・味・値段>の違いや、スキムミルクを牛乳で代用する際の換算・計算方法を紹介します。スキムミルクは牛乳アレルギーの人でも飲めるのかや、牛乳をスキムミルクで代用した料理レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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スキムミルクと牛乳の違いは?代わりになる?
水で溶かせば牛乳のように楽しめるスキムミルクは、牛乳とどう違うのでしょうか。同じ乳製品でも、その栄養価や使い方などの詳しい違いを知っている人は多くありません。ここでは、スキムミルクと牛乳の違いや、代用について詳しく紹介します。
スキムミルクと牛乳の違いは?比較して紹介!
スキムミルクは、自宅でパンを作る時によく使われる材料ですが、牛乳とは何が違うのでしょうか。ここでは、味わいやコスパ、保存方法など多方面から見るスキムミルクと牛乳の違いを紹介します。
①スキムミルクは「粉末」|牛乳は「液体」
スキムミルクとは、牛乳から乳脂肪分と水分を取り除いた粉末のミルクのことで、脱脂粉乳とも呼ばれています。使う時は粉末状のスキムミルクを水分で溶くので、濃度を調節できることろが特徴です。パン作りの材料に使うと、牛乳のような濃厚なコクや甘みを手軽に加えられます。
一方、牛乳は液体なので、そのまま飲み物として味わうことができます。ただし、お菓子やパン作りに使うときは水分も含まれるため生地の固さなどに違いが生まれます。
(*スキムミルクについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②栄養価・味の違い
100gあたり | 脂肪分 | タンパク質 | カルシウム | 糖質 |
スキムミルク | 1.0g | 34.0g | 1100mg | 55.2g |
牛乳 | 3.8g | 3.3g | 110mg | 5.3g |
スキムミルクは牛乳に含まれる乳脂肪分や水分が取り除かれているので、両者の栄養価は異なります。上記の表は、スキムミルクと牛乳の栄養価の違いを紹介しています。脱脂粉乳とも呼ばれるスキムミルクと牛乳の栄養価の違いを見てみると、だいたいスキムミルクに含まれる栄養価は牛乳の10倍程度です。
同じ100gあたりの栄養を比較すると、カルシウムや糖質、タンパク質などはスキムミルクの方が10倍程度多く含まれています。ただし、乳脂肪分が取り除かれているため、脂肪分は脱脂粉乳の方が少ないです。乳脂肪分の違いは風味にも影響していて、スキムミルクは水に溶かしても牛乳よりさらっとした風味でコクが薄く、あっさりとした味わいになります。
(*スキムミルクと牛乳の栄養成分について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
③スキムミルクは牛乳と違い長期保存が可能
スキムミルクは牛乳から水分や乳脂肪分を取り除き、粉末にしているので、腐敗するリスクが低く長期間の保存が可能です。涼しい冷暗所で保存すれば、冷蔵庫でなくても1ヶ月ほどの保存ができます。
④スキムミルクの方が値段の面でコスパが良い
スキムミルクは牛乳よりも長期間保存できるだけでなく、コスパにも優れています。以下に、牛乳とスキムミルクの一般的な値段の違いを紹介します。
・スキムミルク/コップ1杯分 35~40円
・牛乳/コップ1杯分 80~100円
含まれている栄養価を比較すると、スキムミルク10gは牛乳の100gに相当すると考えられます。そこで、コップ1杯200gの牛乳と、それに相当する20gのスキムミルクの値段を比べれば、コストパフォーマンスも比較可能です。一般的にスキムミルクや脱脂粉乳は200g入りのものが350~400円程度で販売されています。
200ml入りの牛乳の値段と比較すると、スキムミルク20gは35~40円となり、牛乳の半額程度の価格で購入できることがわかります。