珍味「鮎うるか」とは?作り方や美味しい食べ方・アレンジレシピを紹介!
鮎の「うるか」を知っていますか?「うるか」とはなんなのでしょうか?今回は、鮎うるかの作り方や、鮎うるかの<焼き・和え・パスタ>などの美味しい食べ方・レシピを紹介します。鮎うるかの通販で取り寄せできるおすすめ商品も紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
「鮎うるか」とは?どんな料理?
大分県の筑後川などを代表とする、鮎が生息する川のある地域では、「鮎うるか」という郷土料理があります。昔から親しまれてきた「鮎うるか」はどのような料理なのか、作り方も紹介するので参考にしてください。
「鮎うるか」とは鮎の内蔵を使った塩辛を指すことが多い
出典: @Kone38FRONT
鮎うるかは鮎の内臓などを塩漬けにして、熟成させた塩辛のような食品で、以下のような種類があります。
・子うるか
・身うるか
・苦うるか
「子うるか」は魚卵と卵巣を塩で発酵させたもので、苦みはなく芳醇な香りとコクのある味わいです。舌触りに魚卵ならではの粒を感じられます。「身うるか」は内臓と身が混ざったものを指し、苦みと渋みがありその中にも深い甘さを感じられる味わいです。
「苦うるか」は内臓のみで作られたもので、一般に「鮎うるか」と言えばこちらを指すようです。内臓ならではの苦みを直に感じると同時に、濃厚な旨みを味わえます。
鮎うるかは鮎を穫ることができる、大分などのきれいな川のある地域で郷土料理として愛されてきました。日持ちのする発酵食品なので、長期間にわたって保存することができ、貴重な栄養源としても活用されていました。今では家庭で作る人は少ないようですが、瓶詰めなどで販売され購入することができます。
鮎うるかの作り方
ここでは、鮎うるか(苦うるか)の作り方を紹介します。
①鮎の内臓を取り出す
②内臓の1/3の量の塩を混ぜ合わせる
③冷蔵庫で寝かせる
④1日に2~3度取り出してかき混ぜる
⑤20日ほどで完成
ひとつひとつの工程は簡単なものですが、かき混ぜる作業を日々続けることがポイントです。はじめは塊がありますが、作業をするにつれて段々となめらかな状態に変化します。鮎の内臓から砂や泥を取り除くと、雑味のない美味しい鮎うるかに仕上がります。
鮎うるかの美味しい食べ方は?【基本的な使い方】
出典: @taitu555
鮎うるかは瓶詰で市販されているので、鮎の季節ではなくても気軽に手に入れることができます。鮎うるかの美味しい食べ方、基本的な使い方についてを解説するので参考にしてください。
①白いご飯にのせる
鮎うるかは塩辛のように塩味が強く旨みのある味わいなので、炊き立ての白いご飯との相性はとても良いです。苦みもあるので好き嫌いはありますが、ひと口味わえば後を引く美味しさを感じることができます。白いご飯と鮎うるかに海苔を加え、朝食として楽しむのもおすすめです。
②そのまま酒のつまみに
鮎うるかを少量ずつ口に入れ、お酒を飲むという食べ方もおすすめの方法です。ビールや焼酎も合いますが、一番相性が良いのは日本酒です。鮎うるかの苦みと、日本酒の米の甘みが口の中で溶け合い、珍味ならではの絶妙な美味しさを味わうことができます。
③調味料として使う
鮎うるかは調味料として活用することもできるので、一例を紹介します。
・クリームチーズと合わせてディップソースに
・パスタや汁物の隠し味に
・おにぎりの具材に
・味噌に混ぜて田楽などのたれに
苦みがある鮎うるかは、その風味を生かして調味料として使うと、いつもとは一味違った料理になります。塩味と苦みが強いので、合わせる調味料とのバランスを調整しながら、少しずつ加えると良いでしょう。
鮎うるかの美味しい食べ方は?【料理レシピ】
鮎うるかはそのまま食べるのも美味しいですが、調味料として活用することもできます。どんな料理がおすすめなのか、鮎うるかを活用したレシピを紹介します。様々な料理にアレンジすることができるので、試してみてください。