春キャベツの特徴とは?旬の時期や選び方は?普通のキャベツと違いを比較し紹介!
【水野農園監修】春キャベツとは何か知っていますか?旬の時期・期間はいつからいつまでなのでしょうか?今回は、春キャベツの特徴を〈冬キャベツ・夏秋キャベツ〉と違いを比較して、旬の時期・産地や選び方のコツとともに紹介します。春キャベツの美味しい食べ方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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春キャベツの特徴とは?普通のキャベツとの違いは?
キャベツはスーパーなどで通年で販売されていますが、季節によって特徴が異なります。春キャベツと普通のキャベツを比べると、どのような違いがあるかが気になるところです。ここでは、春キャベツの特徴について説明します。
春キャベツの特徴と品種
春キャベツの特徴として、以下のものがあげられます。
・葉が柔らかい
・葉が緩く巻かれている
・色が鮮やかな黄緑色
・形が丸い
・水分量が多いので葉がみずみずしい
また春キャベツには、以下のような品種があります。
・春キャベツ
・春波キャベツ
・金瑛キャベツ
・味春キャベツ
・北ひかりキャベツ
・湖水キャベツ
春キャベツは様々な地域で栽培されており、品種も様々です。しかしどの品種であっても水分量が多いので葉が柔らかく、舌触りがよさと食べた時の甘みは共通しています。また春キャベツの重さは同じような大きさの冬キャベツと比べると軽いです。産地によって収穫時期に微妙な違いがありますが、詳細は後述します。
(*キャベツの品種について詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)
水野裕昭
水野農園
キャベツは本当にたくさんの品種があります。農家はそれぞれの地域で上手に育つ品種を選定して育てています。
春キャベツの栄養価・効能
春キャベツには、以下の栄養成分が含まれています。
・ビタミンC
・ビタミンK
・ビタミンU
・カリウム
・食物繊維
ビタミンCの働きによって体内の活性酸素が取り除かれるので、アンチエイジングや美肌の効果が期待できます。脂溶性のビタミンKは止血作用があるため血栓を予防するとともに、カルシウムが骨に沈着する働きをサポートします。ビタミンUはキャベジンの名称で知られ胃酸の分泌を抑制する、胃潰瘍の予防、胃腸の粘膜を修復するなどの効果があるのです。
春キャベツにはカリウムも含まれており、体内の余分な水分を排出してくれるのでむくみの解消や予防に効果的です。また春キャベツには水溶性並びに不溶性の食物繊維が含まれているので、腸内環境の改善に役立ちます。その相乗効果によって、ダイエットに役立つ食材でもあるのです。
水野裕昭
水野農園
キャベツの原産国で昔は薬草として使われていたみたいですね。キャベツ農家である私も、キャベツのおかげでずっと元気で健康に働けています。
春キャベツと普通のキャベツの違い
普通のキャベツには、以下のような特徴があります。
【夏秋キャベツ】
・葉が鮮やかな緑色
・葉は柔らかい
・春キャベツより巻きがしっかりとしている
・味には甘みがある
【冬キャベツ】
・葉が詰まっていて重い
・葉は白に近い黄緑色
・葉が硬い
・シャキシャキとした食感
・扁平な形
葉が柔らかいので生食におすすめの春キャベツと比べると、夏秋キャベツは厚みと甘みが感じられ、生でも加熱しても美味しく食べられます。一方の冬キャベツは葉が硬く締まっているので、生食よりも加熱して食べる方が向いています。同じキャベツでも季節によって味と食感が変わるので、それぞれの特徴を生かせる食べ方をしましょう。
(*冬キャベツとはどのようなものかについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)
春キャベツの旬の時期・期間は?いつからいつまで?
春キャベツはその名の通り旬の時期が限られているので、最も美味しい時に食べるのがおすすめです。また春キャベツの産地を知っておくと、より美味しいものが選べそうです。ここでは、春キャベツの旬の時期と主な産地について説明します。
春キャベツの旬の時期は3月〜5月の春の季節
春キャベツの旬は3~5月となっており、まさに春の季節の野菜です。タネを巻くのは前年の9~11月で、翌年の春の季節に収穫時期を迎えるのです。春キャベツは冬キャベツと比べると水分量が多いのでみずみずしく、柔らかい葉は食べると甘みを感じます。
春キャベツの主な産地
春キャベツの主な産地は以下の通りです。
・茨城県
・千葉県
・神奈川県
・愛知県
春キャベツが採れる期間は早いところで2月初旬から始まり、長いところは5月いっぱいまで収穫できます。それ以後は高原キャベツとも呼ばれる、夏秋キャベツに移行していくのです。収穫時期は限定的なので、美味しい時に春キャベツを食べておきましょう。