日本酒の賞味期限は?未開封で5~10年ほど常温放置しても飲める?
日本酒の賞味期限はどれくらいか知っていますか?今回は、日本酒の賞味期限を〈未開封・開封後〉別に、未開封なら5年・10年前の常温放置されたものでも飲めるのかも紹介します。日本酒の正しい保存方法や賞味期限切れ後の使い道も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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日本酒の賞味期限はない?未開封なら5年・10年前でも飲める?
日本酒に製造年月日は記載されていても、賞味期限が表記されることはありません。製造年月日から2年あるいは3年常温保存しても、腐ることはないのかが気になるところです。ここでは日本酒には賞味期限はないのか、未開封なら長期間保存しても飲めるのかを説明します。
日本酒が腐ることはないが美味しい飲み頃の時期として「賞味期限」がある
日本酒は10年あるいは20年と長期保存しても、未開封であれば腐ることはありません。しかし日本酒として美味しく飲める、飲み頃としての賞味期限はあります。未開封の日本酒は保存期間の間に味わいが変化ていくため、古いものの香味は好悪が分かれやすいのです。
酒蔵の一部では賞味期限を設けて日本酒を販売しているところもありますが、製品の味わいが保たれる期間をさしています。熟成することで色がついたり香味が変わったりしても、味の好悪には個人差があるものです。実際に飲んでみて美味しく感じれば、古い日本酒であっても楽しむことはできます。
(*日本酒に賞味期限があるかどうかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
日本酒の未開封の賞味期限は約1年ほど
未開封の日本酒における種類別の賞味期限の目安は、以下の通りです。
・本醸造酒:約1年
・吟醸酒:約10ヶ月
・純米酒:約10ヶ月
・生貯蔵酒:約10ヶ月
・生酒:約8ヶ月
スーパーなどで購入できる、醸造アルコールが添加された未開封の本醸造酒の賞味期限は約1年ほどです。しかし特定名称酒に分類される吟醸酒や純米酒、生貯蔵酒は造りが繊細なので賞味期限は約10ヶ月と短くなります。さらに殺菌のために行う火入れの工程がない生酒になると、冷蔵保存しても約8ヶ月が賞味期限の目安です。
5~10年前の常温で放置してた日本酒でも未開封であれば飲める
5~10年前から常温で放置していた日本酒であっても、未開封であれば飲むことはできます。しかし古い日本酒が飲めるからといって、美味しいままかどうかは保証できません。日本酒は瓶の中でも熟成が進むので、古いものだと味が大きく変化するケースが多いです。日本酒の味にこだわりがあるか否かでも、評価が分かれると予想されます。
フジモトシュウワ
@kiraralove
ウチでは10年モノ常温保存しちゃった日本酒を旦那は普通に飲んでました…個性的な風合いとの事( ・∇・)賞味期限無いので未開封なら腐ることは無いそうです
日本酒の開封後の賞味期限は?1年持つ?
未開封の日本酒は長期にわたって常温保存していても腐ることはないものの、開封後はどうなのかが気になります。開封後から味が変わり始める日本酒も多いので、劣化との違いを理解しておくにこしたことはありません。ここでは開封後の日本酒の賞味期限の目安を説明します。
開封後の日本酒は1週間以内に飲み切るのがおすすめ
開封後の日本酒は、基本的には1週間以内に飲み切るのがおすすめです。実際は清潔な状態で冷暗所で保存されていれば、開封後でも数ヶ月は飲むことができます。日本酒はアルコール度数が高いため雑菌は繁殖しにくいものの、火落菌と呼ばれる乳酸菌が増殖し味や色味、香りが変化するケースがあるからです。
体に悪影響を及ぼすことはなくても劣化によって味が落ちるため、開封後の日本酒は速やかに飲むように推奨しています。
日本酒の正しい保存方法は?
劣化を避ける意味でも未開封あるいは開封後の日本酒は、正しい方法で保存するのがベストです。日本酒の種類によっても適した保存方法が変わるので、購入後は注意が必要です。ここでは、日本酒の正しい保存方法を説明します。