ご飯を炊飯器に入れたまま…食べれる?保温なし常温放置は一晩で危険?
ご飯を炊飯器に放置・入れっぱなしにしたことはありませんか?一晩・1日であれば大丈夫でしょうか?今回は、ご飯を炊飯器に入れたまま放置した場合の日持ちを〈保温あり・なし〉や〈夏・冬〉別に、2日・3日ほど放置して腐るとどうなるのかとともに紹介します。ご飯を安全&美味しく保存する方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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- ご飯を炊飯器に入れたまま放置した…いつまで食べれる?一晩でも危険?
- 炊飯器に放置したご飯は「腐敗」より「食中毒」に注意が必要
- ご飯を炊飯器に「保温を切って」放置した場合はいつまで?
- ご飯を炊飯器に常温で放置した時の日持ちは「半日未満」
- 常温放置したご飯は加熱しても食べるのは危険
- ご飯を炊飯器に「保温したまま」放置した場合はいつまで?1日持つ?
- ご飯を炊飯器に保温で放置した時の日持ちは「12~15時間」ほど
- ご飯を炊飯器に放置して腐るとどうなる?2日・3日は危険?
- ご飯を安全&美味しく保存するには?
- ご飯の常温保存は炊飯器より「おひつ」がおすすめ
- ご飯を半日以上保存したい時は冷凍保存しよう
- ご飯を炊飯器に放置しないようにしよう
ご飯を炊飯器に入れたまま放置した…いつまで食べれる?一晩でも危険?
食べ切れずに残ったご飯を炊飯器に入れっぱなしにした経験がある人は、案外多いでしょう。しかし水分を含んだご飯を放置し過ぎると傷むことがあるので、注意が必要です。ここでは炊飯器に入れたまま放置したご飯は、いつまで食べられるのかを説明します。
炊飯器に放置したご飯は「腐敗」より「食中毒」に注意が必要
炊飯器に放置したご飯は腐敗より食中毒に注意が必要で、食中毒を発症すると以下のような症状が現れます。
・腹痛
・吐き気
・嘔吐
・下痢
食中毒の原因菌によっても症状に違いはありますが、上記は一般的に見られるものです。中には発熱を伴うケースもあり、吐き下しが続くと脱水症状が起こる可能性が高いです。食べた直後に症状が出ることもあれば、数時間から数日経って現れる場合もあります。食中毒の症状が数時間で治まった場合は問題ないですが、長く続くようなら病院で診察を受けましょう。
ご飯を炊飯器に「保温を切って」放置した場合はいつまで?
炊飯器にご飯を入れたままにする際に、保温を切って常温で放置するケースもあるでしょう。炊飯器の中で常温で保存したご飯が日持ちする期間は、どれくらいなのかが気になるところです。ここでは、炊飯器の保温を切って放置したご飯の日持ち期間を説明します。
ご飯を炊飯器に常温で放置した時の日持ちは「半日未満」
炊飯器の保温を切って常温で放置したご飯の日持ち期間は、半日未満です。そもそもご飯は常温保存には向いていない食べ物なので、冬でも半日以内に食べ切る方が安心です。気温の高い夏の環境下では日持ちが短いため、常温保存は避けることをおすすめします。
常温放置したご飯は加熱しても食べるのは危険
炊飯器の保温を切って常温のまま放置したご飯は、加熱しても食べるのは危険です。穀類や肉類につく食中毒菌であるセレウス菌は熱に強いので、加熱しても死滅することはありません。セレウス菌は10~45℃の温度に活性化し、その中でも30~40℃で最も繁殖するので、残ったご飯を常温で保存するのは避けましょう。
セレウス菌の繁殖を避ける意味でも、残ったご飯は保温モードの炊飯器に入れたままにするか、冷蔵庫または冷凍庫で保存する習慣をつけることをおすすめします。
(*ご飯を常温保存できる期間について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ご飯を炊飯器に「保温したまま」放置した場合はいつまで?1日持つ?
炊飯器を保温にすると、常温保存したご飯より日持ち期間が長くなります。しかし炊飯器を保温状態にしたまま放置したご飯は、どのくらい食べられるのかが気になるところです。ここでは保温モードの炊飯器にご飯を放置した場合、どのくらいもつかを説明します。
ご飯を炊飯器に保温で放置した時の日持ちは「12~15時間」ほど
保温モードの炊飯器に放置したご飯の日持ち時間は、12~15時間ほどが目安です。炊飯器で保温されているご飯は温度が60~70℃に保たれておりセレウス菌が繁殖しにくいため、常温保存より長くなります。しかし、気温の高い夏は、保温モードの炊飯器にご飯を入れていても日持ちする時間は短いので注意が必要です。
また保温時間が長くなるとご飯が黄ばんだり匂いが強くなったり、水分が抜けてパサついたりします。食中毒の心配は少なくても、劣化するのは避けられません。ご飯を美味しく食べるためにも、保温して5~6時間以内に食べ切ることをおすすめします。
(*炊飯器でのご飯の保温はいつまでもつについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)