圧力鍋で角煮がパサパサに…原因は?しっとり柔らかな作り方・コツも紹介!
圧力鍋で作った角煮がパサパサで美味しくないことはありませんでしたか?今回は、圧力鍋で作った角煮がパサパサで硬くなる原因と復活させる方法を、パサパサにならない&トロトロにするコツを紹介します。しっとり・トロトロ角煮の圧力鍋での作り方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- 圧力鍋で作った角煮がパサパサで美味しくない…失敗?鍋が悪い?
- 角煮を圧力鍋で作ること自体は問題ない
- 圧力鍋で作った角煮がパサパサで硬くなる原因は?
- 原因①まだ煮込み途中である
- 原因②煮込みすぎた
- 原因③コラーゲンが少ない部位だった
- 角煮がパサパサで硬くても復活できる?
- 角煮を再度煮込むことで柔らかくなる場合もある
- 硬いパサパサの角煮はリメイクもおすすめ
- 圧力鍋で作った角煮をパサパサしない&トロトロにするコツは?
- ①コラーゲンの多い豚肉の部位を選ぶ
- ②加圧時間を十分に確保する
- ③調味料は下茹で後に入れる
- ④下茹で時の煮汁は捨てない
- ⑤ブライン液に漬け込む
- ⑥下茹でのお湯に酢を入れる
- ⑦肉を煮る前に焼く・焼き目をつける
- 圧力鍋で角煮をしっとり・トロトロ食感で作る方法を紹介!
- 材料
- 作り方・手順
- 圧力鍋で作った角煮がパサパサにならないようにしよう
圧力鍋で豚肉を下茹でする時に、酢を加えるとジューシーさが保てて美味しくなります。これは、酢を加えることで下茹での時のペーハー値を酸性に変える方法です。下茹でする時のお湯が酸性になると、肉の保水力が上がり、パサパサしにくいジューシーな角煮に仕上がります。
酸味が残って美味しくないのではと思われますが、下茹での加熱調理で酢は飛んでしまうので、酸っぱい角煮に仕上がる心配もいりません。
⑦肉を煮る前に焼く・焼き目をつける
圧力鍋で角煮を作るときは、下茹での前に肉を焼いて表面に焼き目をつけるのもおすすめです。先に焼き目をつけると、タンパク質が加熱されて固くなり、内部の水分が抜けにくくなります。
長時間煮込むことで水分や旨味が失われるのを防げるので試してみてください。また、先に焼くと無駄な油が落ちるので、仕上がりが良くなり、ジューシーでも、こってりし過ぎない美味しい角煮が作れます。
(*豚の角煮は焼くかどうかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
圧力鍋で角煮をしっとり・トロトロ食感で作る方法を紹介!
圧力鍋で角煮をパサパサせずに美味しくジューシーに作る、おすすめのレシピを紹介します。ポイントをしっかり押さえて作れば、簡単に美味しい角煮に仕上がるので試してみてください。
材料
・豚バラブロック 1kg
・醤油 100ml
・酒 100ml
・砂糖 150ml(先に豚肉にふる砂糖含む)
・みりん 100ml
・茹で汁 700ml
・生姜 1片(30g)
・長ネギ青い部分 (2本分)
作り方・手順
ここでは、豚の角煮を圧力鍋でジューシーに柔らかく仕上げる手順を紹介します。
1.豚肉に塩と砂糖を振る
2.しばらく寝かせた豚肉は、表面に焼き色がつくまで焼く
3.水、ネギ、生姜と一緒に豚肉を圧力鍋で加熱し、下茹でをする
4.20分程度加熱したら、不要な茹で汁を取る
5.茹で汁に調味料を加え、肉の身の部分を下にして加熱する
6.煮汁をかけながらしっかり煮込む
先に豚肉を塩下味をつけることで、タンパク質を溶かし、ブライン液に漬けこむような効果が得られます。また、砂糖は肉のタンパク質と結びついてタンパク質の凝固を遅らせる働きがあり、塩と同じように内部の水分が流れ出にくくします。次に、表面を焼いて内部に水分を閉じ込めることも大切なポイントです。
表面に焼き色がついた肉は、圧力鍋を使ってタンパク質の繊維が崩れるように20分ほど下茹でしてから、調味料で味付けをしてください。この時、旨味の残った茹で汁を使うのもポイントです。一緒に茹で卵やダイコンなど、お好みの具材も煮込むと美味しい付け合わせが作れます。
肉は身の方を下にして煮込み、途中で裏返して脂の方を下にすると、しっかり調味料が染み込みます。
圧力鍋で作った角煮がパサパサにならないようにしよう
豚の角煮を圧力鍋で調理する時も、タンパク質の繊維が崩れたり、コラーゲンがゼラチン質に変わる程度の加熱時間を確保することが大切です。ほかにも、ゼラチンになるコラーゲンが多い部位を選んだり、タンパク質に働きかけて内部に水分を閉じ込めるなどのパサパサさせないコツがあるので、紹介したレシピを参考に美味しい角煮を作ってみてください。