スーパーで買える安全な油の種類・選び方は?使い方のポイントも紹介!
スーパーで買える安全な油を知っていますか?今回は、スーパーで買える安全な油の種類を、危険な油の見分け方・特徴とともに紹介します。スーパーで買える安全な油商品の選び方や使い方のポイントも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
【成分・効能】
・リノール酸:動脈硬化予防
・オレイン酸:コレステロールを下げる
・ビタミンE:血栓予防・動脈硬化予防
【用途のおすすめ】
・炒め物
・揚げ物
米油は国産の米を原料とした油で、玄米を精米する際に発生する米ぬかを抽出して得られるものです。米油の原料は遺伝子組み換えではないため、安全に使用することができます。日本においては、米の自給率の高さに伴って米油の自給率も高いため、スーパーで買える安全な油の中でも比較的安価に購入できる油です。
米油には、体内で生成できない必須脂肪酸や、血栓予防に重要なビタミンEが含まれています。これらの成分は脂質の酸化防止や、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病予防にも役立つため、高齢者や心血管の病気を持つ人におすすめです。
米油は他の油に比べて香りや味にクセがなく独特の香りが発生しづらいため、揚げ物調理に向いています。また、素材の風味を活かしたシンプルな炒め物にもおすすめです。
⑥ココナッツオイル
【成分・効能】
・ラウリン酸:抗酸化作用
・ミリスチン酸:ホルモン分泌・細胞膜の保護
・パルミチン酸:動脈硬化の抑制
【用途のおすすめ】
・コーヒー
・炒め物
・お菓子作り
ココナッツオイルはココヤシの果実が原料の油で、ココナッツの種子内部の胚乳から抽出して作られます。ココナッツオイルには中鎖脂肪酸が豊富に含まれており、中でもラウリン酸は高い抗酸化作用を持っています。ラウリン酸は免疫力向上効果や脂肪燃焼効果に優れているため、ダイエット中の人にもおすすめです。
その他細胞膜の保護に欠かせないミリスチン酸や、動脈硬化のリスクを低減するパルミチン酸など、病気の予防に役立つ成分が含まれています。比較的に熱に強いため、炒め物や揚げ物の他お菓子作りなど幅広い用途に適しています。ココナッツ特有の芳香を持つため、トーストに塗ったりコーヒーに入れたりと、香りを楽しむ食べ方もおすすめです。
(*ココナッツオイルの効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
安全な油をスーパーで買う際の選び方のポイントは?
原料や抽出法など多岐に渡る油ですが、スーパーで安全な油を選ぶためにはどのようなことに気をつければ良いのでしょうか。ここでは、スーパーで買える安全な油をより確実に選ぶためのポイントを3つ紹介します。
①使い切れる量である
スーパーへ行くと、つい手頃な価格で容器が大きいものを手に取りがちですが、2ヶ月以内に使い切れる量のものを選ぶようにしましょう。どれだけ良質な油でも、空気に触れたり光や熱に晒されたりすると酸化によって安全性が低下し、体に悪影響を及ぼします。
酸化した油の摂取は身体の酸化に繋がり、動脈硬化やコレステロールの上昇など生活習慣病のリスクが高まります。安全性を損なわずに油を摂取したい場合は、小さなボトルのものを購入するか小分けの商品を選ぶのがおすすめです。
②プラスチックの容器ではない
安全な油を購入する際は、プラスチック容器のものは避けてください。プラスチックの容器にはビスフェノールAと呼ばれる化学物質が含まれており、この成分は油に溶け出しやすい性質を持っています。特に女性や乳児の健康に悪影響を及ぼすとも言われているため、安全性を重視する場合はガラス製の容器に入った商品を選びましょう。
もしプラスチック容器の油を購入した場合は、遮光性や断熱性に優れたガラス容器や陶器製の容器に移し替えるのもおすすめです。
③オーガニック認定を受けている
スーパーで買える安全な油を選ぶ際の基準として、オーガニック認定を受けているかどうかも意識しましょう。オーガニック認定を受けた油は、化学肥料を使用していないことや遺伝子組み換えをしていないことなど、健康な食事を意識する上で重要なポイントがおさえられています。
オーガニック認定を受けた油の原料は自然にも配慮した栽培手法がなされているため、健康への害も極めて少なく、原料本来の風味や栄養も残っています。オーガニック認定を受けた商品は容器に認証マークが付いているため、商品を購入する際はパッケージを確認してください。
スーパーで買った油を安全に使うには?
スーパーで買える安全な油を紹介しましたが、使用方法や保管方法を誤ると酸化や劣化の原因にもなります。ここでは、買った油をより安全に使うためのポイントを2つ紹介します。