ココナッツオイルの効能は?美容・健康に効果あり?正しい使い方やダイエットのやり方も解説!
【管理栄養士監修】ココナッツオイルの効果は美容・健康に良いと言われますが本当でしょうか?今回は、ココナッツオイルにある効果・効能にくわえ、使い方や〈タイミング・量〉など、ダイエットの効果的なやり方を紹介します。ココナッツオイルの食べ過ぎによる弊害と1日の適量なども紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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- ココナッツオイルとは?2種類ある?
- ①バージンココナッツオイル
- ②精製ココナッツオイル
- ココナッツオイルの効能とは?効果あり?なし?
- ①内蔵脂肪の燃焼効果
- ②整腸効果・便秘解消
- ③免疫力の向上
- ④認知症の改善
- ⑤口臭・皮膚炎の予防
- ココナッツオイルの使い方は?
- ①肌の日焼け止め・保湿
- ②クレンジング
- ③髪の保湿・ケア
- ④ニキビ対策
- ココナッツオイルダイエットの効果的なやり方は?
- ①飲むタイミングは朝食前
- ②1日あたり大さじ3杯を目安に取り入れる
- ③日常で使う油と置き換える
- ココナッツオイルを食べ過ぎると副作用はある?
- ①太る
- ②便が緩くなる
- 妊婦でも一日の適正量を守れば問題ない
- ココナッツオイルで置き換えレシピのおすすめ
- ①ココナッツオイルのクッキー
- ②豚肉と野菜の炒め物
- ③ココナッツオイルで作るチキンライス
- ココナッツオイルのおすすめ商品は?
- ①Jarrow Formulasエキストラバージンココナッツオイル
- ②ココウェル プレミアムココナッツオイル
- ③COCOCURE
- ココナッツオイルをうまく取り入れよう
ココナッツオイルとは?2種類ある?
高い健康効果から注目を集めたココナッツオイルですが、一体どういった物なのでしょうか。トランス脂肪酸や、コレステロールは含まれているのでしょうか?まずは、ココナッツオイルの種類と、その特徴から紹介します。
①バージンココナッツオイル
ココナッツオイルには大きく分けて2種類があり、バージンココナッツオイルと精製ココナッツオイルとに分けられます。
バージンココナッツオイルはココナッツの胚珠から採った状態そのままのものでココナッツの香りを愉しめるのが特徴です。中鎖脂肪酸が多く含まれるので酸化しにくいといったメリットもありますが、精製していないので不純物が残っている可能性もあります。
②精製ココナッツオイル
精製ココナッツオイルはバージンココナッツオイルとは違い、添加物を加えるなどして手を加えられたものを指しています。
精製の過程で加熱も行われるのでココナッツの香りが飛ぶデメリットもありますが、不純物が取り除かれているので敏感肌の人でも使いやすいのがメリットです。バージンと精製のどちらにもメリットがあるので、目的に合わせて使い分けるようにしましょう。尚、どちらにもトランス脂肪酸やコレステロールは含まれていません。
竹本友里恵
管理栄養士
ココナッツオイルは世界中で生産されていますが、おすすめの原産国はスリランカとフィリピンです。ココナッツの生産量が多いので国が品質管理をしており、品質も味も安心して使用できます。一般的なオーガニック認証の種類としては、日本の農林水産省が定めた有機JAS規格、アメリカの有機認定USDAオーガニック、ヨーロッパのORGANIC EUなどがあり、この基準は国によって項目が違うので、認証が多い商品を選ぶと良いでしょう。成分表を確認して、中鎖脂肪酸の割合が60%〜80%のものが通常のオイルです。
ココナッツオイルの効能とは?効果あり?なし?
コレステロールがなく健康効果が高いと人気が出たココナッツオイルですが、どういった効能が期待出来るのでしょうか?口コミと併せてココナッツオイルに期待出来る健康への効能を紹介するので、参考にしてみてください。
①内蔵脂肪の燃焼効果
オイルと聞くとコレステロールを上げたりダイエットの妨げとなるイメージもありますが、ココナッツオイルは正しく使用すれば内臓脂肪の燃焼効果が期待出来るとされています。ココナッツオイルは飽和脂肪酸である中鎖脂肪酸を多く含むのが特徴ですが、この中鎖脂肪酸は長鎖脂肪酸とは違い、エネルギー源であるケトン体を生み出す働きがあります。
ケトン体は体を酸化させる有害なものと考えられていたこともありますが、現在では代謝を上げ、体に溜まった脂肪を減らす働きがある事が分かっています。また、ケトン体はダイエット効果以外にも、糖尿病治療にも効果が期待されている様です。(※1)
ツイッターの口コミ
プロテインとココナッツオイルを最近欠かしていないのがよいのかな。すこし痩せたー。全然痩せなかったのに痩せた〜
食事量はそこまで減らしてない。
②整腸効果・便秘解消
ココナッツオイルの半分は、体内の老廃物を排出しやすくするラウリン酸で構成されています。老廃物を排出することで整腸作用や便秘解消といった効能が期待できるので、腸内環境を整えたい方にはおすすめです。また、強い殺菌効果を持つ事から虫歯予防にも活用出来るとされています。
ツイッターの口コミ
若い頃からひどい便秘持ちの母がココナッツオイルを絶賛しているので、朝に小さじ一杯のんでみます。母曰く利尿作用もあるらしい
③免疫力の向上
ココナッツオイルに含まれるラウリン酸には、免疫力の向上させる効果もあります。妊婦さんの母乳にはココナッツオイルと同量のラウリン酸が含まれていますが、このラウリン酸のおかげで乳児の免疫力がアップし、風邪などの病気にかかりにくくなっている様です。
ココナッツオイルは様々な形で生活に取り入れやすい食品なので、上手に活用すれば無理なく免疫力アップの効能が期待出来るでしょう。
ツイッターの口コミ
ココナッツキュアという会社のココナッツオイルを保湿に使っていますが、風邪かなと思った時にスプーン一杯分飲むと回復します。
免疫を強くする作用があるらしいです。
④認知症の改善
意外な効能ですが、ココナッツオイルを摂ることで認知症の改善効果が期待出来るとされています。認知症の内半数を占めるとされるアルツハイマー病の脳では、インスリンが効きづらくなって神経細胞がグルコースを使えなくなっている状態にあります。
しかし、ココナッツオイルに含まれるケトン体を摂取していればグルコースが使えなくなっても代わりにエネルギー源となるので、脳の健康な状態を保ちやすくなりアルツハイマーの改善効果が期待出来るとされています。実際、この説に関する著書を執筆した作者は、夫にココナッツオイルを3年間食べさせたところアルツハイマーの改善効果が見られた様です。(※2)
ツイッターの口コミ
認知症にはココナッツオイルが良いらしいと聞いたので先週から母に食べてもらってる。
認知症の症状はまだ浅いのもあって何か目に見えて変化があった訳ではないけど、何となくポワッとしてるなと感じる事が無くなったと思う。
⑤口臭・皮膚炎の予防
ココナッツオイルは、インドの伝統医学であるアーユルヴェーダでも活用されています。ココナッツオイルプリングはココナッツオイルで口の中をゆすぐもので、口内を殺菌するために行われるものです。菌は脂質の膜で覆われているので、水よりも脂でうがいをした方が効果が高いとされています。
ココナッツオイルプリングを行えば歯垢にオイルが浸透するのでホワイトニング効果もあるとされていますが、その後ココナッツオイルで歯を磨くとより効果的であるといった声もあります。また、ココナッツオイルには皮膚炎やアトピー性皮膚炎の予防・改善効果も期待出来るなど、さまざまなメリットがある様です。
ツイッターの口コミ
口の中の汚れが落ちたような感じがするし、2時間以上たっても口臭はしてない。その後塩水でうがいをしたが、ココナッツオイルの味が口に残っている気がする。
ココナッツオイルの使い方は?
続いて、ココナッツオイルの使い方を紹介します。気になって購入したものの、使い道に困っている方は参考にしてください。
①肌の日焼け止め・保湿
ココナッツオイルは体内に取り入れるだけでなく、体に塗れば日焼け止め効果が期待できます。とある研究ではココナッツオイルを肌に塗ることで紫外線を20%ほどカットする事が分かっており、市販の日焼け止めを使用したくない方におすすめです。オイルを塗るだけでSPF10ほどの効果が期待出来るので、日傘などを併用して強い日差しから肌を守りましょう。
また、ココナッツオイルにはビタミンEやミネラルなどが多く含まれるので、肌の保湿対策にも効果的です。紫外線対策、外出後のケアどちらにも有効なので、アウトドアが好きな人も活用してみましょう。
②クレンジング
化粧を落とすクレンジングにはクリームの他オイルタイプもありますが、ココナッツオイルも同様にメイク落としに活用できます。アイシャドウなどは問題無く落とせますし、殺菌力が固いのでアトピー性皮膚炎の方でも使用出来るといったメリットがあります。
ただ、洗浄力では市販のクレンジングに劣りますし、油分が肌に多く残りやすいのでニキビが出来やすくなるといったデメリットもある様です。マスカラやウォータープルーフタイプの化粧品はなかなか落ちず、強くこすりすぎてしまう事もあるので注意しましょう。
③髪の保湿・ケア
髪のパサつきが気になる方には、ココナッツオイルを活用するのがおすすめです。ココナッツオイルの使い方はいくつかあり、シャンプー前のヘッドスパに使用する方法、リンスにオイルを混ぜる方法、お風呂上りにオイルで髪をパックする方法などがあります。
ココナッツオイルは保湿効果が高く、髪に塗ることでパサつきを防ぎ、サラっとした髪に近づけてくれます。カラーリングなどで髪が傷みがちな方にもおすすめですし、頭皮ケアにも役立ちます。
④ニキビ対策
ココナッツオイルは抗菌作用や抗炎症作用が高いので、肌に塗ればニキビ対策として活用できます。食品として活用出来る物を使用しているので、小さいお子さんやペットを飼っている方でも安心して使用する事が出来ます。傷口に塗ると殺菌や傷口のケアにも使用出来るので、肌トラブルに悩んだ時は使用してみましょう。
竹本友里恵
管理栄養士
ココナッツオイルは、ココヤシの実の胚乳から抽出される油の事で、植物油には珍しく飽和脂肪酸を多く含むオイルです。飽和脂肪酸は常温で固体になる油の事を指し、動物の油も飽和脂肪酸に当たるので、積極的に摂取したくない油と言われています。しかし、ココナッツオイルは中鎖脂肪酸を多く含み、動物の油(長鎖脂肪酸)と比較してエネルギー源として利用しやすい事から脂肪になりにくい油として注目を集めています。酸化しづらく、熱に強いので様々な料理に使用する事ができ、バターの代わりにパンに塗ったり、コーヒーや味噌汁に入れたり、揚げ物の揚げ油としても活躍します。ココナッツオイルは約30g(大さじ2杯)を目安に摂取するようにしましょう。
ココナッツオイルダイエットの効果的なやり方は?
続いて、ココナッツオイルをダイエットに活用する効果的なやり方を紹介します。やり方は難しく無いので、下記をチェックしてぜひ取り入れてみてください。
①飲むタイミングは朝食前
ココナッツオイルに多く含まれる飽和脂肪酸の中鎖脂肪酸には、摂取後1~3時間後に血液中のケトン体を増やすといった働きがあります。ケトン体が多い状態で活動することで消費カロリーを増やす事ができるので、ココナッツオイルをダイエットに活用したいなら朝食前に摂るのが良いでしょう。
②1日あたり大さじ3杯を目安に取り入れる
コレステロールゼロで摂取しやすいココナッツオイルですが、1日に食べる量は大さじ3杯ほどにしておきましょう。
これまで食べたことが無かった方が多くのココナッツオイルを摂取すると、お腹を下したりデトックス作用が強く出過ぎたりする可能性があるからです。また、ココナッツオイルのみ摂取した場合もお腹を壊しやすくなるので、料理に混ぜたり、かけたりして頂くようにしましょう。
③日常で使う油と置き換える
ココナッツオイルをダイエット向けに上手に活用したいなら、バターや炒め油といった普段使用している油をココナッツオイルに置き換えてみましょう。
バターもココナッツオイルも同じく飽和脂肪酸を多く含みますが、バターは太りやすい短鎖脂肪酸、ココナッツオイルは脂肪が蓄積されにくい中鎖脂肪酸が多いといった違いがあります。同じ飽和脂肪酸だからとひとくくりにせず、それぞれどういった違いがあるかを把握しておくことが重要です。
ココナッツオイルを食べ過ぎると副作用はある?
コレステロールを含まず様々な健康効果が期待出来るココナッツオイルですが、食べ過ぎることで副作用はあるのでしょうか?妊娠中の人が食べても問題無いかについても、併せて紹介します。
①太る
ココナッツオイルに含まれる飽和脂肪酸は中鎖脂肪酸であり脂肪燃焼効果が期待できますが、カロリーが低い訳では無いので摂り過ぎれば太る可能性があります。普段使用している油と置き換えるなどして、必要以上に摂り過ぎないようにすることが重要でしょう。
②便が緩くなる
飽和脂肪酸の中でも素早く消化吸収されるといった特徴を持つ中鎖脂肪酸ですが、それが理由で便が緩くなることもある様です。消化スピードが速いことは太りにくくなるメリットがある一方で、小腸内の浸透圧が上がり、体中の水分が腸管の中に移動してしまうので下痢になりやすいとされています。
また、ダイエット効果があるケトン体も、体内で量が増えすぎると体液が酸性に傾いて下痢や腹痛などが起きることがあります。ココナッツオイルは、適量を取り入れるように心がけましょう。
妊婦でも一日の適正量を守れば問題ない
妊娠中はお腹の赤ちゃんの事を考えて食べ物選びに慎重になりますが、ココナッツオイルは適量ならば取り入れても問題はありません。ココナッツオイルに含まれるラウリン酸は母乳にも含まれる成分で、妊娠中に摂取することで質の良い母乳が出るといった効果も期待できます。
また、お腹にココナッツオイルを塗ることで、細胞を活発にさせて妊娠線を予防できる効果もあるとされています。摂取することで妊娠中になりやすい便秘の解消も期待出来るので、妊婦さんも適度にココナッツオイルを活用してみてください。
ココナッツオイルで置き換えレシピのおすすめ
続いて、ココナッツオイルを使用した置き換えレシピのおすすめを紹介します。飽和脂肪酸の摂り過ぎを防ぎ、上手に適量を摂取できるレシピを紹介していきます。
①ココナッツオイルのクッキー
クッキーを作る時に使用する、油やバターをココナッツオイルに置き換えたレシピです。サクサク食感に仕上がりますし、トッピングを活用すれば色々な味わいを愉しめます。
②豚肉と野菜の炒め物
ココナッツオイルは、炒め物レシピにも活用できます。フレッシュなシークワーサーを使用しており、さっぱりした肉料理が欲しい時にもおすすめです。にんにくの香りが効いて、食欲もアップします。
③ココナッツオイルで作るチキンライス
チキンライスやチャーハンなど、お米を使った料理にもココナッツオイルを活用できます。ココナッツオイルを使用して炊き上げる方法もありますが、こちらの様に炒める時に使用する使い方もおすすめです。
ココナッツオイルのおすすめ商品は?
ここからは、ココナッツオイルのおすすめ商品を3つ紹介します。通販で購入できるものの中にも香りを愉しめるもの、香りが無く使い勝手が良いものなど様々な種類があるので、チェックしてみてください。
①Jarrow Formulasエキストラバージンココナッツオイル
屋内で育てられたココナッツをそのまま圧搾した、甘い香りを愉しめるエキストラバージンオイルです。口コミでは、手で温めるとさらっとした使い心地になるといった声もあります。
②ココウェル プレミアムココナッツオイル
ココナッツオイルの甘い香りが苦手な方には、こちらの商品がおすすめです。精製の過程で活性炭に匂いを吸着させているので、無臭タイプで使い勝手が良いです。トーストに塗っても美味しく頂けます。
③COCOCURE
有機JAS認定を受けており、オーガニック素材で作られたエキストラバージンココナッツオイルです。ココナッツの甘い香りを愉しめて風味豊かですが、後味はすっきりしていて癖が無いといった口コミもあります。
ココナッツオイルをうまく取り入れよう
飽和脂肪酸にはコレステロールを上げる作用があるとされますが、ココナッツオイルの場合は中鎖脂肪酸でケトン体を作り出すので、エネルギーに変わりやすいといった特徴があります。コレステロールもゼロで適量ならば健康や美容への効果が期待出来るので、食事や肌のケアなどに取り入れてみてはいかがでしょうか。