はちみつは健康に悪い?危険性あり?メリット・デメリットを比較して紹介!
はちみつは健康に悪いと言われている理由をを知っていますか?はちみつは危険性が高く、悪いところやデメリットが多いのでしょうか?今回は、はちみつが健康に悪いと言われている理由や悪いところを、いいところや効果・効能とともに紹介します。はちみつのメリットが期待できる摂取の仕方やおすすめ商品も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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はちみつは健康に悪いって本当?悪いところが多いの?
はちみつは精製された砂糖より健康に良いイメージがある一方で、乳幼児には食べさせないよう厚生労働省が勧告しています。食べ過ぎると健康に悪いと噂されるのも、それが要因かもしれません。ここでははちみつは健康に悪いのかについて、様々な観点から説明します。
はちみつの健康に悪いところ・デメリットは?危険性が高い?
適量のはちみつを摂取する分には問題ないものの、摂り過ぎると健康に悪い点があることは事実です。そう聞くと実際にどのような健康に悪いリスクがあるのかが、気になるところです。ここでは、はちみつが健康に悪いとされるデメリットについて説明します。
①食べ過ぎによる肥満・糖尿病などのリスク
はちみつを食べ過ぎると、肥満や糖尿病につながるリスクが高いとのデメリットがあります。はちみつに含まれている果糖が急激に血糖値を上げることはないものの、過剰摂取すると肝臓において中性脂肪に合成されることで肥満につながる可能性があるのです。
また肥満になるとインスリン抵抗性が低くなることが、II型糖尿病の原因になることもあります。人間は血糖値が上がると膵臓からインスリンが分泌され、糖の吸収をサポートすることで数値を下げていきます。しかしインスリン抵抗性が低くなると糖の吸収機能が低下するので、血糖値が下がらなくなることが理由です。(※1)
(*はちみつの食べ過ぎは体に悪いかについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)
②アレルギーを発症する可能性
人によってははちみつを食べることで、アレルギーを発症する可能性を否定できません。中でも花粉症の人がアレルギーを発症するリスクが高いのですが、それはミツバチが蜜を採取した花の成分がアレルギーの成分となるからです。またミツバチが持つたんぱく質に反応してアレルギーを発症するケースも報告されているので、アレルギー体質の人は注意しましょう。(※2、3)
③乳幼児ボツリヌス症のリスク
1歳未満の乳児にはちみつを食べさせると乳幼児ボツリヌス症にかかるリスクがあり、以下のような症状があらわれます。
・便秘になる
・活気がなくなる
・母乳やミルクを飲まなくなる
・泣き声が弱くなる
・筋肉に力が入らない
・よだれが増える
・首が座らなくなる
・眼球運動が麻痺する
・呼吸がなくなる
はちみつを加熱してもボツリヌス菌が死滅することはなく、命に関わる危険性があるので食べさせてはいけません。ボツリヌス菌は生のはちみつだけでなく、それを使った料理や飲み物にも残ったままなので注意が必要です。そして免疫力が下がっている場合、大人であってもボツリヌス症になる可能性はあります。
またアレルギーがあるなど大人であっても、はちみつを食べてはいけない人は摂取を避けた方が無難です。大人であってもはちみつを食べて頭痛や蕁麻疹が起きた場合は、アレルギー反応と考えられるので病院で診察を受けましょう。(※4)
(*生はちみつが危険な理由について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
④安い市販品の多くが中国産で加工品が多い
スーパーなどで安く販売されている市販品の多くは中国産のもので、加工品となっています。ミツバチが採種した蜜に白砂糖や果糖ブドウ糖液糖、水飴などの人工甘味料を加えているのです。また中国で製造されているはちみつの加工品は、製造時の安全性が保障されていません。ボツリヌス菌以外の雑菌が混入しているリスクも高いので、避けた方がよいでしょう。
⑤金属製のスプーンを使うと栄養成分が損なわれる
はちみつを金属製のスプーンですくうと、栄養成分が損なわれるのでおすすめできません。はちみつのpHは3.3~4.9の酸性となっているため、金属スプーンを使うと含まれているイオンと化学反応を起こし風味が損なわれます。はちみつの中でも人気の高いマヌカハニーは特に金属製のスプーンとの相性が悪く、はちみつが持つ殺菌成分が弱まるので注意が必要です。
はちみつを瓶からすくう際には、ハニーディッパーと呼ばれる専用の調理器具を使うのがおすすめです。ハニーディッパーは木製やシリコン製、ガラス製のものを選びましょう。