生はちみつは危険性がある?非加熱が原因?食べ方や効果についても解説!
生はちみつの危険性・注意点を知っていますか?加熱処理されたはちみつとの違いも、わからない人もいるでしょう。今回は、生はちみつの危険性・注意点に加え効果・効能や食べ方のおすすめを紹介します。生はちみつの定義も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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- 生はちみつは効果が高いけど危険性もあるって本当…?
- まずは生はちみつの定義について知ろう
- 生はちみつの危険性・注意点とは?
- ①1歳以下の赤ちゃんに与えるとボツリヌス症になる可能性がある
- ②自然毒が含まれる可能性がある
- ③アレルギー物質が含まれる可能性がある
- ④安価である場合は偽物の可能性がある
- 生はちみつの効果・効能は?
- ①胃腸の調子を整える
- ②免疫力が高まって疲れが取れる
- ③睡眠の質が向上する
- ④速やかにエネルギーを摂取できる
- 生はちみつの効果を引き出す安全な食べ方は?
- 生はちみつを使ったレシピのおすすめを紹介!
- ①生はちみつレモン
- ②生はちみつとキウイのスムージー
- ③らっきょうの甘酢漬け
- 生はちみつの国産商品のおすすめを紹介!
- ①純粋国産完熟はちみつ「Acacia-アカシア」 2021年 230g(3200円)
- ②国産 蜂蜜 里山の香 120g(1450円)
- 生はちみつは危険性を考えた上で摂取しよう
生はちみつは効果が高いけど危険性もあるって本当…?
近年は栄養成分が豊富で健康効果の高い生はちみつに注目が集まり、様々な商品が販売されています。しかし生はちみつに含まれる栄養成分の効果が高い一方で、摂取するリスクがあるというのは事実なのでしょうか。ここではまず、生はちみつの定義を説明します。
まずは生はちみつの定義について知ろう
生はちみつとは異物を手作業で取り除いた、加熱やろ過がされていない自然のままのはちみつをさします。普通のはちみつを作る際には遠心分離機によって、はちの巣の中のはちやはちの子が取り除かれます。このようにして出来上がったはちみつは、殺菌のために加熱処理するのが一般的です。
しかし、はちみつに含まれる酵素などの栄養素は48℃を超えると壊れてしまいます。このため、非加熱処理されたローハニーと呼ばれる生はちみつは、健康志向の人を中心に注目を集めている食品です。
生はちみつの危険性・注意点とは?
非加熱の生はちみつには酵素をはじめとする栄養成分が壊れることなく残っていますが、摂取にあたっては注意する点はあるのでしょうか。ここでは生はちみつがもつ危険性と、摂取の際の注意点を説明します。
①1歳以下の赤ちゃんに与えるとボツリヌス症になる可能性がある
生はちみつは1歳以下の赤ちゃんに与えると、ボツリヌス症になる可能性がある食品です。生はちみつに混入していることの多いボツリヌス菌は、腸内細菌との競争に負けて体外に排泄されます。しかし、腸内環境が整っていない1歳以下の乳児が摂取すると便秘や筋力の低下・脱力状態などの症状を引き起こす危険性があります。
ボツリヌス菌は加熱に強いので、加熱処理されたはちみつにも注意が必要です。最悪のケースでは乳児の命に関わるので、日本でははちみつを1歳未満の赤ちゃんには食べさせないよう厚生労働省によって奨励されています。(※1)
②自然毒が含まれる可能性がある
生はちみつには、自然毒が含まれている可能性があります。前述したボツリヌス菌も自然毒に入りますが、グラヤノトキシンと呼ばれる成分によって吐き気や幻覚などの急性中毒を引き起こします。グラヤノトキシンはツツジ科の植物に含まれていて、はちが花の蜜を吸うことで媒介される自然毒です。
国産の生はちみつではまだ健康被害は報告されていないので、心配な人は輸入ものは避けるようにしましょう。(※2)
③アレルギー物質が含まれる可能性がある
自然のままの生はちみつには、花粉などのアレルギー物質が含まれる可能性があります。普通のはちみつは製造の過程で細かな花粉はろ過されますが、生はちみつの場合は残ったままになることが珍しくありません。そのため、花粉症など植物のアレルギーを持っている人は注意が必要です。
仮に生はちみつを摂取して口の周りや口腔内がかゆくなったり蕁麻疹が出たりしたら、すぐに食べるのをやめて病院に行くことをおすすめします。(※3)
④安価である場合は偽物の可能性がある
商品名が生はちみつであっても安価である場合は、偽物の可能性が高いので注意が必要です。花粉が含まれている生はちみつは採取した巣からはちやはちの子、ごみなどを手で取り除く必要がある分コストが高くなります。安価な生はちみつには、甘味料や添加物が加えられていることもあるので避けた方が無難です。
(*その他のはちみつのデメリット・危険性について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)