「お好み焼き粉」と「たこ焼き粉」の違いは？代用でたこ焼きを作る方法も！

「お好み焼き粉」と「たこ焼き粉」の違いは、原料にあります。

【たこ焼きとお好み焼きに共通する原料】
・小麦粉
・砂糖
・食塩
・ベーキングパウダー
・調味料（アミノ酸）
・かつおぶし粉末
・さばぶし粉末

【共通しない原料（お好み焼き粉のみ）】
・ぶどう糖
・乳化剤

【共通しない原料（たこ焼き粉のみ）】
・粉末水あめ
・増粘剤

上記は昭和産業の製品で比較したものですが、商品により原材料には若干の違いがあります。上記のように「お好み焼き粉」と「たこ焼き粉」の原料はほとんど変わりませんが、それぞれ添加物などが異なります。両者の大きな違いは、粉末水あめなどの粘りを出す増粘剤か、水と油を混ぜる作用を持つ乳化剤が含まれているか否かです。

「お好み焼き粉」を使った「たこ焼き」の材料および作り方と、失敗しないコツを紹介します。

【材料】
・お好み焼き粉：1カップ強
・玉子Lサイズ：1個
・水：2カップ
・好みの具：タコ・ねぎ・紅しょうが・揚げ玉

【作り方】
1.ボウルに卵を割り入れて混ぜる
2.そこへ「お好み焼き粉」と水を入れて混ぜる
3.生地をたこ焼き型に流し入れる
4.具を入れる
5.残りの生地を型の上まで入れて、焼く

「お好み焼き粉」で作る「たこ焼き」は焼いている時にも生地がふくらみやすいので、たこ焼き型に押し込むようにしながら焼くのがポイントです。はじめに生地をたこ焼き型に入れる際には、半分の高さに留め、具材を入れた後に上から残った生地を流し入れて焼いてください。

「お好み焼き粉」で作った時と、普通に「たこ焼き粉」で作った時の「たこ焼き」の仕上がりの違いは、下記の通りです。

・「たこ焼き粉」で作る時よりも柔らかく仕上がる
・「たこ焼き粉」で作る時よりも味が薄い
・「たこ焼き粉」の生地のように粘りがなくさらりとしている

「お好み焼き粉」に含まれる調味料は、「たこ焼き粉」よりも少なく薄い味付けになっていることが多いです。そのため味の薄さが気になる時は、生地にめんつゆなどで味付けをして作るとよいでしょう。「お好み焼き粉」は「たこ焼き粉」よりも生地が緩いため、型から流れ出ないようにヘラで成形しながら焼き上げてください。