さくらんぼ「佐藤錦」の値段が高い理由は?1粒あたり何円?
高級さくらんぼ「佐藤錦」の値段を知っていますか?1粒あたり何円でしょうか?今回は、さくらんぼ「佐藤錦」の値段の相場や初競りでついた過去最高額を、佐藤錦が高い理由とともに紹介します。さくらんぼ「佐藤錦」の通販商品のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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高級さくらんぼ「佐藤錦」の値段は?一粒何円?
さくらんぼは、小さくて丸い形がかわいらしく、甘みのある味に人気が高い果物です。さくらんぼには様々な品種がありますが、高級品種のひとつに佐藤錦があります。この記事では佐藤錦の値段や、値段が高い理由などについて解説します。
高級さくらんぼ「佐藤錦」の値段は1kgあたり4000~15000円と様々
山形県のさくらんぼのサイズによる階級は、以下の通りです。
・4Lサイズ 31mm以上
・3Lサイズ 28mm以上
・LLサイズ 25mm以上
・Lサイズ 22mm以上
・Mサイズ19m以上
・Sサイズ 16mm以上
さくらんぼの生産量日本一を誇る山形県では、上記のサイズによる階級と着色面積の割合による等級によって、さくらんぼをランク付けしています。着色割合が60%以上で秀と呼ばれる等級になり、着色50%未満のさくらんぼは生食で出荷することはできません。上記のサイズによる階級でも、Sサイズは加工用とすることが定められています。
スーパーで販売されている佐藤錦は1粒平均25円程度、高級青果店やお取り寄せ品では1粒平均200円程度です。1パック500gではLサイズで約80粒、LLサイズで約50粒を入れることができます。その年の出荷量や後述する詰め方などによっても変わりますが、佐藤錦の値段は1kgあたりにするとおよそ4,000〜15,000円になります。
佐藤錦の初競りでは1粒「3000円」で落札されたことも
過去には山形県産の佐藤錦の初競りで、2Lサイズ500gの桐の化粧箱入りのものが、20万円の最高価格で落札されたこともあります。これは1粒約3,000円になる、とても高級なさくらんぼになりました。佐藤錦はスーパーで購入できることもありますが、品質がよければこのように高い値段がつく高級さくらんぼです。
さくらんぼ「佐藤錦」の値段はなぜ高い?理由は?
数あるさくらんぼの品種の中でも、佐藤錦はなぜ高級と言われるほど値段が高いのでしょうか。ここからは、佐藤錦の値段が高い理由を解説していきます。
①育成・収穫に人の手間がよりかかる
さくらんぼは元来、雨や気温の変化に弱い果物です。佐藤錦も、高品質なものを栽培しようとすると、かなりの手間が必要になります。収穫にも機械が使えない繊細な果物なので、人の手で一つひとつ丁寧に行わなければなりません。このように佐藤錦の栽培・収穫は手間がかかるので、値段も高くなってしまいます。
②詰め方によって付加価値が加わる
佐藤錦は、出荷時の詰め方によって値段が変わります。スーパーで販売されているようなパックに無造作に入っている詰め方はバラ詰めと呼ばれ、最もリーズナブルです。
高級青果店で見かける、箱にぎっしりと隙間なくきれいに並べられている詰め方は手詰めと呼ばれる方法です。さくらんぼをよく見ると、筋が通った面とそうでない面があります。筋のない面は色が濃くつやもあるので、手詰めでは一つひとつその面を上にして手作業で詰めていきます。手間のかかる作業が必要なので、手詰めの商品はバラ詰めよりも高価です。
さらに2Lサイズ以上の大粒の佐藤錦を厳選して、化粧箱に詰めることを鏡詰めと呼びます。手詰めよりもサイズが大きい佐藤錦を扱っているので、より値段が高くなります。
③旬・収穫時期が短く供給量が少ない
一般的にさくらんぼは5月下旬から収穫が始まり、7月いっぱいまで出回っています。しかし佐藤錦は旬の時期が短く、6月中旬から7月上旬のわずかな期間しか出回りません。
さらに佐藤錦は傷みやすい果物のため、美味しく食べられるのは収穫してから2〜3日までと言われています。佐藤錦は収穫期間が短く、日持ちもしない果物なので、供給量が少なく高級になります。
(*佐藤錦について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
さくらんぼ「佐藤錦」はどこで買える?通販のおすすめは?
ここまで佐藤錦は高級品種であると解説してきましたが、貴重なさくらんぼを購入できる方法があるのか知りたくなります。ここからは、佐藤錦が購入できる通販のおすすめサイトを紹介します。