油の賞味期限切れはいつまで使える?未開封なら大丈夫?捨て方や活用法も紹介!
油の賞味期限の目安を知っていますか?今回は、油の賞味期限を〈未開封・開封後〉や〈使用前・使用済み〉別に比較して、期限切れでもいつまで使えるのかなど紹介します。油の日持ちする保存方法や、賞味期限切れ油の特徴にくわえ、使い道・活用方法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
- 油に賞味期限はある?腐らない?
- 油は腐らないが酸敗する
- 油(未開封)の賞味期限は?
- ①サラダ油
- ②えごま油
- ③オリーブオイル
- 油(開封後)の賞味期限は?
- 開封後の油の賞味期限は約2ヶ月
- 油(使用済み)の賞味期限や保存方法は?
- 使用済み油は2〜3回が限度
- 使用済み油の保存方法
- 油(未開封)の賞味期限切れは使っても大丈夫?
- 賞味期限の定義
- 品質に問題なければ使っても良い
- 油の賞味期限が切れて劣化するとどうなる?
- ①匂い
- ②色・見た目
- ③状態
- 油の日持ちする保存方法・ポイントは?
- ①光に晒さない
- ②熱の影響を受けない
- ③空気に晒さない
- 賞味期限切れ油の活用方法も紹介
- ①石鹸にする
- ②エコキャンドルにする
- ③ランプにする
- ④廃油ストーブの燃料として使う
- 賞味期限切れの油の正しい捨て方は?
- 油の賞味期限に注意しよう
各自治体は廃油を排水溝に捨てることに厳しく、また、家庭のシンクに油を捨ててしまうと、油の温度が冷えた場合に配管内で固まり、詰まりの原因になります。使い古した油の活用方法は多くあるので、現代の環境保全のためにも役立ててみましょう。
①石鹸にする
賞味期限切れの油400mlを牛乳パックの中に入れ、苛性ソーダ50gと水100ml入れて10回ほどかき混ぜて常温乾燥させれば、リサイクル石鹸の完成です。作る際、苛性ソーダは劇薬なので、手袋をして使うようにしましょう。
せっかくできた石鹸ですが、元々食材の揚げ油であり油に匂いが残っていることが多いので、体に使うのはお勧めできません。作る時に抗菌作用の高いアロマオイルなどを加えて、掃除用として使うとよいでしょう。
②エコキャンドルにする
揚げ物で大量に余った熱々の油に市販の凝固剤を混ぜて、そのままキャンドルにする缶に流し込みます。そこにタコ糸を垂らして常温放置するとエコキャンドルの完成です。色を付けたい場合はクレヨンを刻んで油の中に混ぜて、先ほどの方法で作れば様々な色のキャンドルができます。カラフルで夏休みの自由研究のように楽しめますので一度試してみてください。
③ランプにする
上記の写真のように空いた瓶に賞味期限切れ油を垂らし、ティッシュを筒状に丸めて瓶底に垂直に置き着火すれば完成です。筒状のティッシュを固定するために、アルミホイルを括り付けて瓶の口に巻き付けておけば、安定して使うことができるでしょう。
この方法は災害時の停電など緊急事態時に使える防災方法ですので、いざというときにこの使い方を思い出してみてください。
④廃油ストーブの燃料として使う
廃油ストーブは、灯油の値段高騰の影響を受け開発された商品で濾した油を燃料として使うストーブです。どんなに劣化した油も使用することができますが、廃油専用のストーブであることと、一酸化炭素中毒の防止のため、煙突を付けるようメーカーは推奨しています。興味のある方は調べてみると良いでしょう。
賞味期限切れの油の正しい捨て方は?
廃油は燃えるゴミで捨てることができますが、液体のまま捨てるのではなく、捨てるための一仕事をする必要があります。ここでは、賞味期限切れの油の正しい捨て方を二通り紹介します。
【牛乳パックと新聞紙を使う方法】
1、牛乳パックの中に新聞紙を詰め込み、そこに冷ました使い捨て油を流し込む
2、発火防止のために水を少し注ぐ
3、ガムテープで牛乳パックを閉めて完了
【市販の凝固剤を使う方法】
1、油が熱いまま凝固剤を加えて溶けるまで混ぜ、冷めるのを待つ
2、油が鍋の中で固まったら、ビニール袋に入れて燃えるゴミに捨てる。
牛乳パックがない場合は、ビニール袋を代用して同様の方法を行なえば問題ありません。また、自治体によっては廃油回収ボトルを使って回収する所もあります。
回収した廃油は石鹸や洗剤、学習教材の素材など多岐に渡ってリサイクル用品にしているので、一度、住まいの自治体のホームページを確認してみるとよいでしょう。自治体が行っていない場合は廃油回収業者にも依頼できますので、チェックしてみてください。
油の賞味期限に注意しよう
油は普段の生活で使う頻度が多い分、未開封の場合や開封後の場合かで賞味期限が変わり、保存環境の状態で長く使えるかどうかが決まります。キッチンで使ったまま放置することに注意して、各メーカーが推奨している保存方法を守り、自宅の保存環境に適した方法で使ってみて下さい。