砂糖に賞味期限はない?なぜ腐らないのかやサラサラ状態で保存する方法など紹介!
砂糖に賞味期限はないと知っていますか?今回は、砂糖になぜ賞味期限がないのか・腐らないのかなど理由を紹介します。砂糖が固くなる原因やさらさら状態のまま保存する方法に加え、使用すべきでない状態も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
②霧吹きで少量の水分を加える
結露や高温多湿な状況からくる水分は固まりやすさに直結しますが、霧吹きで加える少量の水分は以下の働きがあります。
・砂糖の粒同士の乾燥を抑え、ほぐれやすくする
・表面の糖液の結晶化を抑える
砂糖はフタ付きで密閉できる容器で保存する事をおすすめします。固まってしまった砂糖の上に軽く水分を吹きかけ、冷暗所で寝かせておくだけで、さらさらの状態での日持ちが良くなります。水分を加える時に過剰に吹きかけてしまうと固まりになる原因になるので注意しましょう。
③湿らせたキッチンペーパーを入れる
キッチンペーパーを使用した方法は、以下の通りになります。
・キッチンペーパー1枚を、水に濡らして軽く絞る
・固まっている砂糖の上に絞ったキッチンペーパーを乗せて、冷暗所で約6時間ほど置く。
原理は霧吹きを使用する方法と一緒で、微量な水分が砂糖同士の結合をほぐし、さらさらな状態に戻します。キッチンペーパーはもちろん衛生的なのでおすすめです。キッチンペーパーの水分が抜けたら取り除きましょう。
④電子レンジを使う
電子レンジを使う方法は、以下の通りになります。
・約1~2分、熱しすぎないようにほぐしながら加熱する
・20秒ほど間隔を空け様子を見る
結晶化してしまった砂糖同士の水分を飛ばし、さらさらにします。加熱しすぎると液状になってしまうので注意して下さい。時間が無い時におすすめの方法です。
⑤攪拌する
攪拌する時の方法は以下の通りです。
・スプーンやフォークでつぶすようにほぐす
・フードプロセッサーを使用する
・ポリ袋に固まった砂糖をいれ、もむようにほぐす
砂糖をすぐに使用したい時は、物理的に砕くしかありません。なかなかほぐれない時は、霧吹きで水分を含めてから攪拌するとスムーズです。
開封後の砂糖をサラサラのまま保存するには?
砂糖が固まる事を予防し、日持ちさせるにはどのような方法があるのでしょうか。開封後にすぐ実施できる対策法を説明します。
①冷凍・冷蔵保存は不向き
冷蔵庫や冷凍庫での保存は以下の理由で適切ではありません。
・過剰な湿度に晒されてしまう
・砂糖の状態を維持しづらい
砂糖は料理に使用する事も多く、冷蔵庫からの出し入れによる温度差で結露が生じます。吸水性が高い砂糖は、結露を吸収してしまい水分が過剰となり、塊や菌の発生の原因になるので、基本的に冷凍・冷蔵は避け、常温の冷暗所に保存しましょう。
②湿気吸収する物と一緒に保存する
湿気を吸収するアイテムは以下のものがあります。
・賞味期限切れではない食パン
・キャベツの葉
・キッチンペーパー
・マシュマロ
・小型の珪藻土グッズ
過剰な湿気は塊の原因になってしまいますが、適度な湿気は開封後のさらさらとした状態を維持します。パンやキャベツなど葉物野菜などが手軽ですが、湿度調整といえども賞味期限切れのものは使用せず、新しいものを使用して直接砂糖に触れないようにして下さい。
③密閉容器を使用する
砂糖の湿度の変化を最小限に抑える為には、なるべくフタつきの密閉容器を使用しましょう。密封できるチャック付きのポリ袋を使用し、外気を遮断できる缶の中で保存するのもオススメです。
料理に使用する際は片手で簡単に開けられる容器の方が便利ですが、容易に開く分、湿気が入りやすいという弱点があります。砂糖をさらさらのまま日持ちさせるために、両手で開けるような気密性の高い容器を選びましょう。
④大きい顆粒の砂糖を混ぜ込む
顆粒の大きい砂糖は以下のものがあります。
・白ザラ糖
・中ザラ糖
・フロストシュガー
砂糖を開封後、約20パーセントほど混ぜ込んでから保存するとさらさらの状態のまま日持ちします。顆粒の大きい砂糖にも賞味期限はありませんので、長期保存が可能です。