薬味の一覧を種類別に紹介!刺身に合うのは?レシピも紹介!
薬味の一覧を知っていますか?どんな種類があるのでしょうか。今回は、薬味の一覧を種類別に紹介します。薬味の効果やおすすめの薬味レシピを知れば日々の食事で役に立ちます。刺身に使われる薬味の一覧も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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薬味の一覧の前に...そもそもなぜ入れる?
わさびやネギなど、料理に添えられている薬味には様々な種類があります。この記事では薬味を一覧にして紹介しますが、そもそもなぜ薬味を料理に入れるのでしょうか。薬味の一覧を紹介する前に、薬味の効果を説明するので参考にしてください。
薬味の効果
薬味には、以下のような効果や役割があります。
・料理に風味をつける
・料理の味を引き立たせる
・殺菌や抗菌効果
・消化の促進
・精神安定
・食欲増進
薬味の役割は、料理に辛味や酸味などの風味を付け加えたり、料理の味を引き立たせたりすることです。また、料理と一緒に薬味を食べることで抗菌作用や食用増進などの効果を得ることもできます。薬味には、ただ単に料理をより美味しくするだけでなく「薬」としての役割もあります。
薬味の一覧・種類を紹介!
ここからは、薬味の一覧を8つの種類に分けて紹介します。この一覧を見れば、どのような薬味や種類があるのか一目で分かります。それぞれの効能なども紹介するので、活用してください。
①薬味(野菜)
野菜の薬味を、一覧にして紹介するので参考にしてください。
・ネギ
・ニラ
・大葉
・ミョウガ
・玉ねぎ
・大根
・三つ葉
・セリ
・生姜
・にんにく
・蓼
・木の芽
・わさび
・パセリ
・ミント
・バジル
・菊の花
・カイワレ大根
野菜の薬味はとても多く、上記以外にも様々な薬味があります。野菜の薬味は、香味野菜と呼ばれることもあり蕎麦やうどん、冷奴、刺身などに添えることが多いです。ネギや大葉、わさび、生姜、菊の花には殺菌・抗菌作用があり食中毒予防になるとも言われています。
刺身と一緒にわさびや大葉、菊の花が添えられているのは彩りだけでなく抗菌効果もあるためです。にんにくや生姜には食欲増進効果があり、玉ねぎには動脈硬化や抗炎症作用などがあります。バジルやミントなどのハーブは、西洋料理の薬味として使われることが多い野菜です。
②薬味(果物類)
果物類の薬味の一覧は、以下の通りです。
・レモン
・柚子
・カボス
・酢橘
・シークワーサー
・ライム
薬味となる果物類は主に柑橘類が多く、香りや酸味が強いのが特徴です。脂っこい食事に柑橘類の果汁を足すとさっぱりとした味わいに変化するなど、柑橘類の薬味は料理に爽やかな香りや酸味を付け加えることができます。
レモンには動脈硬化や血栓の予防、柚子には悪玉コレステロールを抑制する効果があると言われています。果物類の薬味は、野菜や香辛料など他の薬味と組み合わせて料理に添えることも多いです。
③薬味(果実)
以下のような普段何気なく食べている果実にも、薬味としての効果や役割があります。
・梅干し
・レーズン
・クコの実
梅干しには老廃物の蓄積の抑制や血行促進、疲労回復、抗菌などの効果があります。暑い季節に梅干しを食べると、体内に入り込んだ細菌の繁殖を抑えてくれます。レーズンの効果は、腸内環境を整えて血糖値の上昇を抑えることです。クコの実は、薬膳料理や杏仁豆腐に添えられていることが多く、抗酸化作用や滋養強壮などの効果や効能があります。
④薬味(海藻類)
海藻類にも薬味としての効果や役割が数多くあります。海藻類の薬味の一覧は、以下の通りです。
・青のり
・海苔
・あおさ
・とろろ昆布
・ヒトエグサ
海藻類は刺身やうどん、そばなど和食の薬味として料理に添えることが多いです。海藻類は磯の香りが強いものが多く、少量でも口に薬味の風味が広がります。海苔やヒトエグサには整腸作用があり、青のりは美肌効果が期待できる薬味です。
⑤薬味(香辛料)
香辛料の薬味の一覧は、以下の通りなので参考にしてください。
・胡椒
・唐辛子
・カラシ
・山椒
・パプリカ
・八角
・シナモン
・陳皮
香辛料は調味料として料理に加えることも多いですが、薬味として使う場合は料理の味や風味を引き立てる役割を担っています。カラシや山椒、唐辛子は和食の薬味として、八角やシナモンは中国料理の薬味として料理に添えることが多いです。香辛料の薬味には食欲増進や消化の促進、発汗作用、基礎代謝の向上などの効果があります。
⑥薬味(種子)
種子は、食用の種実類のことで表面が硬い殻で覆われている食材を指します。種子の薬味の一覧は、以下の通りです。
・ごま
・ピーナッツ
・松の実
・胡桃
・マカダミアナッツ
・ピスタチオ
・栃の実
種子の薬味は、料理に弾けるような食感や香ばしさ、コクなどを付け加えることができます。砕いたり、すったりしてから加えることでより風味を強く感じるようになります。ごまの効果は脂質代謝の促進で、胡桃の効果は睡眠の質を向上させることです。
⑦薬味(動物性)
動物性の薬味は、干して味や旨味を凝縮させたものが多いです。ここでは、動物性の薬味を一覧で紹介します。
・桜海老
・ちりめんじゃこ
・削り節
動物性の薬味の代表は削り節や桜海老、ちりめんじゃこです。削り節の種類はカツオやサバ、イワシなどです。削り節は上品な風味を料理に加えることができ、生活習慣病の予防や血圧を正常にする効果がああります。
桜海老は、強い旨みが凝縮されており淡白な食材の薬味に最適です。ちりめんじゃこは程よい塩気があり、小魚の旨味や香りが楽しめる薬味です。桜海老には筋力維持や血流の促進、ちりめんじゃこには骨や歯の形成や中性脂肪を低下させる効果があります。
⑧薬味(その他)
上記で紹介した種類以外の薬味の一覧は、以下の通りです。
・天かす
・油揚げ
・ヨウティアオ
天かすや油揚げも薬味のひとつとして楽しむことができ、料理に油のコクや旨味を付け足してくれます。天かすはうどんや豆腐、卵料理など淡白な味わいの料理に最適な薬味です。油揚げは、天かすよりも香ばしくて旨味やコクが強く、認知症や骨粗鬆症の予防に役立ちます。ヨウティアオとは中華揚げパンのことで、中華粥や豆乳の薬味として添えられることが多いです。
(*そうめんの薬味について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
(*ひつまぶしの薬味について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
(*かつおのたたきの薬味について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
(*香味野菜と薬味の違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
刺身やうどんに使われる薬味の一覧は?
薬味には様々な種類があることが分かりましたが、刺身やうどんにはどのような薬味を使うことが多いのでしょうか。ここからは、刺身とうどんに使われる薬味を一覧で紹介します。
①刺身に使われる薬味一覧
刺身に使われる薬味の一覧は、以下の通りです。
・わさび
・大葉
・大根
・菊の花
・ネギ
・生姜
・ミョウガ
・レモン
・柚子
・にんにく
・唐辛子
・酢橘
・カラシ
・梅干し
・ごま
・海藻類
刺身にはわさびや大葉、大根のつまなど野菜の薬味が一般的ですが、梅干しやごまもよく合います。大根のつまや大葉、海藻類は、刺身の盛り合わせに立体感や彩りを与える役割も担っており、刺身の色合いを引き立てます。
刺身に使われる薬味は魚の生臭さを消す効果や、抗菌や殺菌効果がある食材が多いです。特にわさびは、抗菌作用があり魚の生臭さを消す効果があるため理に適った薬味と言えます。
②うどんに使われる薬味一覧
ここからは、うどんに使われる薬味を一覧で紹介します。
・唐辛子
・削り節
・ちりめんじゃこ
・桜海老
・とろろ昆布
・ごま
・大葉
・大根おろし
・酢橘
・カボス
・ミョウガ
・生姜
・海苔
・三つ葉
・天かす
・油揚げ
・梅干し
・青のり
うどんに使われる薬味は、冷たいうどんに合う薬味と温かいうどんに合う薬味で分かれます。また、数種類の薬味を組み合わせることも多く、好みで様々な味わいが楽しめるのも特徴です。動物性の薬味である削り節や桜海老は、うどんに強い旨みを与えることができます。
薬味のレシピを紹介!
ここからは、万能な薬味のレシピを3品紹介します。野菜や動物性の薬味など、どの料理とも相性がよく簡単に作れるレシピを紹介するので参考にして作ってみてください。
①ミョウガとカツオ節の万能薬味
野菜と動物性の薬味を、醤油と一緒に合わせるだけで作れます。ミョウガが味のベースになっており、お茶漬けや冷奴によく合う味わいです。使用する薬味の種類は、好みで変えても構いません。塩昆布など、塩気のある食材を混ぜる時は醤油の量を減らして調整します。
②ごまのピリ辛薬味
七味唐辛子とごまを使った、うどんや鍋によく合う薬味のレシピです。全ての材料を瓶などに詰めて、混ぜ合わせるだけで作れます。動物性の薬味や味噌、山椒などを混ぜても美味しいです。
③薬味の醤油漬け
ネギや大葉、生姜などの薬味を醤油に浸けて作ります。保存容器に入れ、冷蔵庫で1週間ほど保存可能なので常備しておくと便利です。茹で鶏や豆腐、冷やしトマトなど様々な料理の薬味として使えます。
薬味の一覧から気になるものを食べてみよう!
薬味は野菜や果物、種子、動物性など種類が豊富です。どの薬味にも料理の味を引き立たせる役割や殺菌、消化促進などの効果があります。記事で紹介した薬味の一覧を参考にしながら、料理と一緒に薬味も食べてみてください。