ニラの根元・茎はどこまで食べれる?切り方は?レシピや栄養も紹介!
ニラの根元・茎はどこまで食べれるか知っていますか?ニラの根元・茎を切る方法も気になります。今回は、ニラの根元・茎はどこまで切るかや、切り方のポイントとともに紹介します。ニラの根元・茎を使った醤油漬けなどのレシピを紹介するので参考にしてみてくださいね。
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- ニラの根元・茎はどこまで食べれる?
- ニラの根元・茎は先まで全て食べれる
- ニラの根元・茎が気になる場合は切ってもOK
- ちなみにニラの葉の先端も食べられる
- ニラの根元・茎を食べるメリットは?
- ①栄養が豊富に取れる
- ②香りを楽しめる
- ③食感を楽しめる
- ニラの根元・茎の切り方・ポイントは?
- まずはニラを洗おう
- 切り方①みじん切り【風味が引き立つ】
- 切り方②小口切り【風味・食感が引き立つ】
- 切り方③ざく切り【辛味・臭いが軽減】
- ニラの根元・茎を加熱調理する際は葉より先に入れよう
- ニラの根元・茎の臭いが苦手な場合は?
- ①ざく切りにする
- ②調理の直前に切る
- ③ごま油などの調味料を加える
- ニラの根元が赤い場合も食べてOK?
- ニラの根元が赤い場合は食べないほうが良い
- ニラの根元・茎を使ったレシピ6選!
- ①ニラの茎のかつお醤油漬け
- ②ニラの茎と卵と海老の炒め物
- ③ニラえのき塩ラーメン
- ④ニラの茎とキャベツの芯の餃子
- ⑤ニラの茎の天ぷら
- ⑥ニラの茎がメインの生姜焼き
- ニラの保存方法は?
- ニラの根元・茎は食べられる
ニラの根元・茎はどこまで食べれる?
ニラの根元の部分は食べて良いものなのか、茎の食べれる部分はどこまでなのかも気になります。ここではニラの根元・茎がどこまで食べれるのかについて紹介するので、参考にしてください。
ニラの根元・茎は先まで全て食べれる
葉とは違ってかたさのあるニラの根元・茎はどこまで食べれるのか迷いがちですが、ニラの根元・茎は全て食べることが出来ます。ニラの根元は葉よりも風味がよく、加熱することで甘みが出てより美味しくなります。切り口の乾燥や汚れが気にならない場合は、ニラの根元を切り落とす必要はなく、全て食べることが可能です。
ニラの根元・茎が気になる場合は切ってもOK
ニラの根元の切り口が乾燥していたり汚れが気になったりする場合は、ニラの根元を2~3mmくらい切り落とすと問題なく食べられます。ニラの根元に含まれる栄養素を無駄なく摂取するには、できるだけ切り落とす長さを短くするのがおすすめです。
ちなみにニラの葉の先端も食べられる
どこから食べれるか迷いがちなニラの葉の先端も、枯れていたり異臭がしたりといった腐敗がなければ食べられます。腐敗の判断が難しいときや気になる場合は、変色している部分だけを切り落として食べるようにしましょう。ニラの葉先には、ビタミンA・C・Eなどのビタミン類が豊富に含まれています。
ニラの根元・茎を食べるメリットは?
ニラの根元・茎を食べることには、どんなメリットがあるでしょうか。以下にニラの根元・茎を食べることで得られるメリットについて、ニラに含まれる栄養素などと共に詳しく紹介します。
①栄養が豊富に取れる
ニラには、アリシンという栄養成分が豊富に含まれています。アリシンを摂取することで得られる効果・効能は、以下の通りです。
・疲労回復
・免疫力アップ
・血流改善
ニラの根元に豊富に含まれる硫化アリルは、空気に触れるとアリシンに変化します。ニラの根元をなるべく細かく刻んで、より多くの硫化アリルを空気に触れさせアリシンに変化させることで、アリシンをしっかりと摂取することが出来ます。
ニラに含まれるアリシンの血液循環を促す働きで、疲れやだるさの軽減の期待が可能です。またアリシンには抗酸化・抗菌作用も含まれ、免疫力アップなどに役立つといわれています。ニラのアリシンの摂取で血流がよくなると、慢性の冷え性や肩こりなどの改善の効果も期待できます。
(*ニラの栄養について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください)
②香りを楽しめる
ニラの根元・茎を食べるメリットには、ニラ独特の香りをより楽しめるというのもあります。ニラの根元部分には葉の4倍もの硫化アリルが含まれており、硫化アリルから臭い成分のアリシンが形成されることで、ニラの強い香りを感じられます。
③食感を楽しめる
ニラの根元・茎を食べる際には、シャキシャキとした食感が楽しめます。ニラを炒めものなどに加熱調理すると、葉の部分はしんなりと柔らかくなりますが、根元・茎の部分は食感が残りやすく食べ応えのある食感を楽しむことが出来ます。
ニラの根元・茎の切り方・ポイントは?
ニラの根元・茎の部分は、どうように切れば良いのでしょうか。ここからは、ニラの根元・茎の切り方について紹介します。ニラを洗うコツや調理のポイントも紹介するので、参考にしてください。
まずはニラを洗おう
ニラの根元や葉には土がついていることが多いので、水で洗うと土やほこり、虫、残った農薬なども取り除けます。ニラを洗う場合は、水を張ったボウルにニラを入れて、水を流しながら軽くこすり洗いします。長時間水にさらすと風味が落ちるので短時間で洗い、水分はキッチンペーパーで拭きとりましょう。
ボウルに50度のお湯を入れて、ニラを15~20秒軽くこすり洗いする方法もおすすめで、ニラの苦味や渋みが流れて鮮度が上がります。柔らかくて折れやすいニラの葉は、折れると傷みも早くなるので、ニラを洗ったり水分を除いたりするときには茎や葉を折らないように注意しましょう。
(*ニラを洗うかどうかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください)
切り方①みじん切り【風味が引き立つ】
ニラの根元・茎の風味が引き立つ切り方はみじん切りで、細かく切ることで硫化アリルがたくさん生成されて、臭い成分のアリシンも豊富に形成されます。細かく刻んで食べることで、栄養も効率よく摂取することが出来ます。料理の風味付けやアクセントにニラの根元・茎を使いたい場合は、みじん切りのニラの使用がおすすめです。
切り方②小口切り【風味・食感が引き立つ】
ニラの根元を小口切りにすると、ニラの風味・食感がより引き立ちます。ニラを細かく切って空気にふれる面積を多くすることで、硫化アリルから形成された臭い成分のアリシンを効率よく摂取することができます。細かく切ったニラの根元・茎は、餃子の具や汁物の具などにするのがおすすめです。
切り方③ざく切り【辛味・臭いが軽減】
ニラをざく切りにすると、みじん切りなど細かく切ったものよりも辛味や臭いが軽減されます。ざく切りにしたニラはシャキシャキとした食感が残りやすく、炒め物など食感を残したい料理を作る場合に向いています。またニラに含まれる水溶性のビタミンCの流出を防ぎたい場合にも、ニラをざく切りにするのがおすすめです。
ニラの根元・茎を加熱調理する際は葉より先に入れよう
ニラの根元・茎は葉に比べかたくて火が通りにくいので、炒め物など加熱調理をする場合は入れるタイミングをずらして、根元・茎を先に入れるようにしましょう。切ったニラはタイミングをずらして調理しやすいように、葉と根元・茎を分けて置いておくのがおすすめです。
ニラの根元・茎の臭いが苦手な場合は?
ニラの根元・茎の臭いが苦手な場合の対策には、何があるでしょうか。ここでは、ニラの根元・茎の臭いが苦手な人におすすめのニラの切り方や調理方法について紹介します。
①ざく切りにする
ニラの辛味や臭いが苦手な場合は、ニラを長めにカットするざく切りがおすすめです。ざく切りにしたニラは、細かくカットしたものよりも硫化アリルが生成されにくく臭い成分のアリシンも形成されにくいので、辛味や臭いが軽減されます。
②調理の直前に切る
ニラ独特の強い臭いが苦手な場合は、ニラの根元を調理の直前に切るのがおすすめです。ニラの根元には硫化アリルから形成される、臭い成分のアリシンが葉先に比べて4倍も含まれています。アリシンの臭いはニラをカットすると強くなるので、ニラの根元・茎の臭いが苦手な場合は、調理する直前にニラを切るのがおすすめです。
③ごま油などの調味料を加える
ニラの臭いが苦手な場合はゴマ油で調理するのがおすすめで、ごま油の風味がニラ独特の臭いを和らげます。またニラを使った料理の臭いを抑えるには、ごま油で炒めたり卵でとじたりなど、調理方法を工夫することでも臭いを和らげることができます。
ニラの根元が赤い場合も食べてOK?
ニラの根元が赤色をしている場合は、食べても大丈夫なのでしょうか。以下にニラの根元が赤い場合に食べて良いのかついて紹介するので、参考にしてください。
ニラの根元が赤い場合は食べないほうが良い
ニラの根元が赤い場合は、ニラが紅色根腐病といわれる病気に感染している恐れがあるため、食べないことをおすすめします。また一見ニラのように見えても他の植物の可能性もあり、注意が必要です。特にニラによく似たスイセンの葉は、食べると食中毒の症状が起こる可能性があるので、間違えて食べないようにしてください。
(*ニラとスイセンの違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。も
ニラの根元・茎を使ったレシピ6選!
ここからはニラの根元・茎を使って作る、おすすめのレシピを紹介します。様々な料理に重宝する万能ダレも紹介するので、参考にしてください。
①ニラの茎のかつお醤油漬け
細かく刻んだニラの茎部分とかつお節を調味液で和える醤油漬けは、加熱したささみと相性抜群です。お好みの量のニラの茎とかつお節を入れて作れるレシピで、調味液は醤油とみりんを同量の割合にしてください。
②ニラの茎と卵と海老の炒め物
鮮やかな彩りが食欲を誘う炒め物で、風味と歯ごたえの良いニラの茎をたくさん食べられるレシピです。塩コショウのみのシンプルな味付けながらも、それぞれの素材の味がしっかりと引き出された一品です。
③ニラえのき塩ラーメン
お鍋ひとつで手軽に美味しく作れる塩ラーメンは、インスタントの塩ラーメンにニラとえのき、ほたて貝柱を加えます。具材をごま油で炒めるときには、みじん切りにしたニラの根元から加熱するのがポイントです。
④ニラの茎とキャベツの芯の餃子
キャベツの甘みとニラの風味が絶妙の餃子は、キャベツの芯とニラの茎は細かく丁寧にみじん切りにして加えましょう。処分しがちなキャベツの芯とニラの茎を活用する餃子は、節約レシピとしてもおすすめです。
⑤ニラの茎の天ぷら
ニラの茎の部分を使って作る天ぷらは、ニラの茎を大量消費したいときにもおすすめです。2分くらい油で揚げたら完成するニラの茎の天ぷらは塩をかけるのがおすすめで、甘みが引き出されて美味しくなります。
⑥ニラの茎がメインの生姜焼き
ざく切りのニラの茎を加熱して作る生姜焼きは、玉ねぎと人参をできるだけ薄く細く切るのがポイントです。スタミナ満点の生姜焼きで、ごま油と醤油、おろしにんにくの風味がご飯によく合います。
ニラの保存方法は?
ニラを冷蔵で保存する場合は、湿らせたキッチンペーパーなどにニラをそのまま包んで、冷暗所など湿度のある場所で保存しましょう。冷凍で保存する場合は、食べやすい大きさにカットして1回の使用分量ごとに冷凍すると、使用する時に便利です。
(*ニラの保存について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください)
ニラの根元・茎は食べられる
ニラの根元・茎はどこまで食べれるか迷いますが、全て食べれます。またニラの根元・茎を食べることで豊富な栄養が摂取できたり、香りやシャキシャキとした食感を楽しんだりすることも出来ます。紹介したおすすめのレシピも参考に、ニラの根元・茎を美味しく食べてみてください。