醤油は何群?6つ・4つの食品群だと?五大栄養素の分類・含有量も紹介!

醤油が何群に分類されるか知っていますか?今回は、醤油は何群に分類されるかを、〈6つの基礎食品群・4つの食品群・3色食品群・5大栄養素〉別に紹介します。〈片栗粉・みりん・酒・塩・砂糖〉などの食品が何群かも紹介するので参考にしてみてくださいね。

(このページにはPRリンクが含まれています)

目次

  1. 醤油は何群?食品群別に紹介!
  2. 醤油は1群【6つの食品群の場合】
  3. 醤油が6つの食品群だと1群の理由
  4. 醤油以外の6つの食品群の1群の食品
  5. 醤油は2群【4つの食品群の場合】
  6. 醤油が4つの食品群だと2群の理由
  7. 醤油以外の4つの食品群の2群の食品
  8. 醤油は分類されない【3色食品群の場合】
  9. 醤油が3色食品群だと分類されない理由
  10. 醤油はタンパク質【5大栄養素の場合】
  11. 醤油の5大栄養素の含有量
  12. 醤油以外の5大栄養素のタンパク質の食品
  13. 醤油とよく一緒に使われるその他の食品は何群?
  14. ①片栗粉
  15. ②みりん
  16. ③酒
  17. ④塩
  18. ⑤砂糖
  19. 醤油は何群か知ろう

醤油は何群?食品群別に紹介!

醤油は日本を代表する伝統的な調味料のひとつとして、世界からも注目を集めている食品です。この記事では、大豆が原料である醤油は食品群の何群に属するのかについて、詳しく紹介します。各食品群の特徴や醤油の栄養についても詳しく解説するので、参考にしてください。

醤油は1群【6つの食品群の場合】

食品それぞれに多く含まれる栄養素をもとに、各食品を6つのグループに分類したものを6つの食品群といいます。健康のためには、各グループの食品をバランスよく摂取することが大切です。ここでは、醤油が6つの食品群のなかで何群に該当するかについて詳しく解説します。

醤油が6つの食品群だと1群の理由

醤油は、6つの食品群のなかで1群に該当します。6つの食品群では炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルがそれぞれ多く含まれる食品に分けていますが、1群は主にタンパク質を多く含む食品が当てはまります。1群は体内で筋肉や血液、骨などからだの組織をつくるはたらきがあるのが特徴です。

醤油の原料である大豆はタンパク質を多く含む食品であるため、6つの食品群では1群に分類されます。

醤油以外の6つの食品群の1群の食品

醤油以外で6つの食品群の1群に分類される食品としては、以下が挙げられます。

・肉
・魚
・卵
・納豆
・豆腐


1群はタンパク質を多く含む食品として、肉や魚、卵などが当てはまります。また、納豆や豆腐は醤油と同じ大豆が原料であるため、これらも1群の分類です。なお、魚介類は基本的に1群の分類ですが、カルシウムを多く含むしらすなどの小魚は2群の分類となります。

醤油は2群【4つの食品群の場合】

栄養素にはさまざまな種類がありますが、それぞれの特徴に従って各食品を4つに分類したものを4つの食品群といいます。4つの食品群の場合、醤油は何群になるのかについて、その理由とともに解説します。

醤油が4つの食品群だと2群の理由

4つの食品群の分類では、醤油は2群に該当します。4つの食品群は各栄養素の特徴に基づいた分類となっており、栄養素別に分類した6つの食品群とは異なる分類方法です。4つの食品群をまんべんなく取り入れることで、数多くの栄養素もバランスよく摂取できます。

醤油が分類される2群は、主にタンパク質を多く含む食品が該当するグループです。醤油の原料である大豆はタンパク質を多く含む食品のひとつであるため、醤油も2群の分類となります。

醤油以外の4つの食品群の2群の食品

醤油以外で4つの食品群の2群に分類される食品としては、以下が挙げられます。

・納豆
・魚
・肉
・ハム
・ちくわ

2群は主にタンパク質を多く含む食品が該当するため、醤油や納豆などの大豆製品のほか、肉や魚などが当てはまります。ハムやちくわなど、肉や魚の加工食品も同じ2群の分類です。ただし卵はタンパク質を多く含む食材であるものの、ビタミンやミネラルも多く含んでいるため、4つの食品群では1群に該当します。

醤油は分類されない【3色食品群の場合】

3色食品群とは、その名の通り各食品を3色のグループに分けたものです。各食品のはたらきが一目でわかりやすく示されるため、学校給食の献立表に用いられることも多いのが特徴です。ここでは、醤油が3色食品群に分類されない理由について解説します。

醤油が3色食品群だと分類されない理由

3色食品群は人体のもととなる食品を赤色、体の調子を整える食品を緑色、エネルギーのもととなる食品を黄色に分類した食品群です。しかし、醤油をはじめとする調味料の多くは、3色食品群では分類されないこととなっています。

3色食品群は各食品の体内でのはたらきに沿って分類されていますが、調味料は1回あたりの使用量が少ないため、この分類の範囲外とされています。醤油の原料である大豆は人体のもととなるタンパク質を多く含むため赤色群となりますが、醤油は分類されないということを覚えておきましょう。

なお、調味料のなかでもエネルギーのもととしてはたらく砂糖は黄色群に分類されます。また味噌は醤油よりも栄養価が高く、1回あたりの使用量も多い傾向にあることから、大豆と同じ赤色群に当てはまります。このように一部調味料は3色食品群に含まれるものもあるため、その点留意しましょう。

醤油はタンパク質【5大栄養素の場合】

5大栄養素とは炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルの5種類の栄養素を指す言葉です。健康維持のためには、この5大栄養素をバランスよく揃えることが大切です。醤油の5大栄養素の含有量や、5大栄養素のタンパク質に分類される食品について紹介します。

醤油の5大栄養素の含有量

食品名 醤油
タンパク質 7.7g
脂質 0.0g
炭水化物 7.9g
ビタミンB2 0.17mg
灰分 15.1g

※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。(※1)

上記は、こいくち醤油の5大栄養素の各含有量を日本食品標準成分表2020年版に基づいて示したものです。醤油は原料に大豆と小麦が含まれていることから、タンパク質と炭水化物が特に多く含まれています。また、醤油にはビタミンB2をはじめとするビタミン類、マグネシウムなどのミネラル類も含まれています。

醤油は大豆が主原料であることから、5大栄養素ではタンパク質群に分類されますが、さまざまな栄養が摂れる食品といえるでしょう。

醤油以外の5大栄養素のタンパク質の食品

醤油以外で5大栄養素のタンパク質に分類される食品としては、以下が挙げられます。

・肉
・魚
・卵
・納豆
・チーズ

5大栄養素のタンパク質群に分類される食品は、主にタンパク質を多く含むものが該当します。肉や魚、卵などの加工食品も基本的に同じ分類となりますが、脂質を多く含むベーコンやマヨネーズは脂質群となるため注意しましょう。

醤油とよく一緒に使われるその他の食品は何群?

ここでは、醤油と一緒に使われることの多いそのほかの調味料が何群に該当するのか、各食品群に分けて解説します。よく使う調味料が何群に分類されるのかを知って、バランスのよい食生活に役立てましょう。

①片栗粉

料理にとろみをつけたり、揚げ物の衣などに使用したりする片栗粉の食品分類は、以下の通りです。

・6つの食品群の場合:5群
・4つの食品群の場合:4群
・3色食品群の場合:黄色
・5大栄養素の場合:炭水化物


片栗粉はじゃがいもが原料であるため、炭水化物を多く含む食品です。そのため、いずれの食品分類においても主に炭水化物を多く含むグループに分類されます。ご飯やパンなどの主食と同じグループに該当すると覚えておくとよいでしょう。

②みりん

料理に甘みやコクを付与するみりんの食品分類は、以下の通りです。

・6つの食品群の場合:5群または該当なし
・4つの食品群の場合:該当なし
・3色食品群の場合:該当なし
・5大栄養素の場合:炭水化物

みりんはもち米や米麹を原料とする調味料のため、5大栄養素としては炭水化物に該当します。しかし、みりんなどの調味料は1回あたりの使用量が少ないことから、食品分類では分類外として扱うことが多いです。6つの食品群に当てはめる場合は5群に該当しますが、使用量が少ない場合は分類外として考えて問題ないでしょう。

③酒

酒にはさまざまな種類がありますが、ここでは醤油とともに料理に使用する料理酒についての分類を紹介します。

・6つの食品群の場合:5群または該当なし
・4つの食品群の場合:該当なし
・3色食品群の場合:該当なし
・5大栄養素の場合:炭水化物


料理酒は米を主原料とするため、5大栄養素としては炭水化物に当てはまります。しかし、みりんと同様1回あたりの使用量が少ないことから、こうした調味料は分類外として扱うことが多いです。なお、飲料として飲む酒は、6つの食品群で5群に該当します。

④塩

料理の味付けに欠かせない塩の食品分類は、以下の通りです。

・6つの食品群の場合:該当なし
・4つの食品群の場合:該当なし
・3色食品群の場合:該当なし
・5大栄養素の場合:該当なし


塩はナトリウムを主成分とする調味料ですが、使用量がごく少量であることから、すべての食品分類において該当なしとなります。この分類から、塩はおいしい料理を作るために重要な調味料であるものの、栄養学的には必ずしも必要というわけではないことがわかります。

⑤砂糖

料理やお菓子などに甘みをつける調味料の代表である砂糖は、各食品群において以下のように分類されます。

・6つの食品群の場合:5群
・4つの食品群の場合:3群
・3色食品群の場合:黄色
・5大栄養素の場合:炭水化物


砂糖も調味料のひとつですが、体内でエネルギーとしての役割も果たすことから、各食品群においては炭水化物を多く含むグループに該当します。ほかの調味料に比べて1回あたりの使用量が多いことも、各分類に含まれる理由のひとつです。砂糖は、ご飯やパンなどの主食と同じグループに含まれると覚えておきましょう。

醤油は何群か知ろう

この記事では、各食品群において醤油が何群に分類されるのかについて詳しく解説しました。醤油は6つの食品群では1群、4つの食品群では2群、5大栄養素ではタンパク質群にそれぞれ該当します。しかし3色食品群では、醤油は分類なしとなります。醤油が何群に該当するのかを知って、バランスのよい食事づくりに生かしてください。

関連する記事