大豆油とサラダ油の違いは?味・値段は?揚げ物にはどっち?特徴を紹介!

大豆油とサラダ油の違いを知っていますか?どちらもスーパーなどで販売されていますが、どんな違いがあるのか気になります。今回は、大豆油とサラダ油の違いを〈味・値段〉など別に比較します。大豆油とサラダ油は〈体に悪い・危険〉なのかも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 大豆油とサラダ油の違いは?特徴別に比較!
  2. ①原料
  3. ②製造方法
  4. ③成分
  5. ④値段
  6. ⑤香り・味
  7. ⑥用途
  8. 大豆油とサラダ油はどっちが揚げ物に向いてる?
  9. 大豆油とサラダ油はどちらも揚げ物に使える
  10. サラダ油は種類によって味・風味が異なるのでうまく選ぼう
  11. 大豆油・サラダ油は体に悪い・危険って本当?
  12. 大豆油・サラダ油の摂りすぎは体に悪い可能性がある
  13. 大豆油とサラダ油の違いを抑えよう

大豆油とサラダ油の違いは?特徴別に比較!

大豆油とサラダ油には、どんな違いがあるのでしょうか。ここでは大豆油とサラダ油の違いについて、原料や製造方法など特徴別に紹介します。それぞれのおすすめの用途についても紹介するので、参考にしてください。

①原料

大豆油とサラダ油の原料の違いは、以下の通りです。

【大豆油】
・大豆

【サラダ油】
・菜種
・綿実
・ひまわりの種
・サフラワー(紅花)
・ぶどう
・とうもろこし
・ごま
・こめ


大豆油の原料は大豆で、大豆の種子から採取された油脂が大豆油となります。大豆油の原料が大豆のみなのに対し、サラダ油は様々な植物が原料とされているのが特徴です。サラダ油の原料に使われる植物の種類は、日本農林規格(JAS)によって定められています。

②製造方法

大豆油とサラダ油の製造方法の違いについて、以下にそれぞれ紹介します。

【大豆油】
1.大豆を粉砕する
2.1に溶剤を加える
3.2から油脂だけを取り出す
4.3を精製する

【サラダ油】
1.原料に圧力をかける
2.油を搾り採る


大豆油は「溶剤抽出法」という方法で製造され、溶剤抽出法では大豆に溶剤を加えて油脂を溶かし出します。溶剤を取り除いて溶け出た油脂のみを絞り出し、さらに不純物を取り除き精製したら大豆油の完成です。

一方サラダ油は「圧搾法」という方法で作られ、原料に熱や圧力をかけながら油を絞り取ります。原料の種類によっては熱を加えずに圧力をかけて油を搾り取る、低温圧搾法が用いられることもあります。

③成分

100gあたり カロリー 糖質 脂質 たんぱく質 ビタミンE ビタミンK
大豆油 885kcal 0g 100g 0g 10mg 210µg
サラダ油 886kcal 0g 100g 0g 13mg 170µg

※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。(※1)

上記の表は、大豆油と、サラダ油の一種である調合油の栄養成分を示したものです。大豆油とサラダ油の100gあたりのカロリーはほぼ同じで、ともに糖質とタンパク質はなく脂質が100g含まれています。

また両方とも抗酸化作用に優れる、ビタミンEや骨粗しょう症などの予防に役立つビタミンKが多く含まれているのも特徴です。ビタミンEはサラダ油の方がやや多めで、ビタミンKは大豆油の方が含有量が多くなっています。

(*サラダ油の原料・成分について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください)

サラダ油の原料・成分とは?名前の意味・由来や他の油との違いも解説!

④値段

ここでは、大豆油とサラダ油の値段について紹介します。

【大豆油】
・比較的安価
・国産品はやや高め

【サラダ油】
・キャノーラ油が比較的安価
・大きいサイズのものが割安


大豆油の原料となる大豆は世界中で大規模に生産されているため、大豆油も比較的安価になっています。安価な大豆油では1kg550円くらいで購入が可能で、国産品のものは他のものに比べて300円くらい高めで販売されています。

ボトル入りの1300g入りサラダ油の最近の平均価格は575円となっており、1kgあたりの値段は安い大豆油に比べて140円くらい高めです。サラダ油のキャノーラ油も安価で販売されており、大型スーパーで購入したり一斗缶など大きいサイズのものを買ったりすることで、より安く入手することが出来ます。

⑤香り・味

大豆油とサラダ油の香り・味の違いは、以下の通りです。

【大豆油】
・コクがある
・旨味がある
・独特の風味

【サラダ油】
・クセのない味
・匂いが少ない
・さっぱりしている


大豆油には独特のコクや旨味、風味がありますが、クセが強くないので幅広い料理に使えます。また大豆油を加熱料理に使用すると、料理が香ばしい仕上がりになります。サラダ油もクセがなく、どんな料理にも使いやすい味と香りをした植物油です。サラダ油はサラダのドレッシングに使用することを目的に作られた油なので、香り・味が控えめになっています。

⑥用途

ここでは大豆油とサラダ油の用途について、詳しく紹介します。

【大豆油】
・サラダ
・マリネ
・揚げ物
・炒め物

【サラダ油】
・ドレッシング
・マリネ
・マヨネーズ
・揚げ物
・炒め物


大豆油はコクを感じられる植物油なので、ドレッシングにすると美味しくおすすめです。また大豆油は唐揚げや天ぷらなどの揚げ物に使用すると、香ばしく美味しい仕上がりになります。 加熱で酸化しやすい特徴があるため、大豆油は何度も使い回さずに、そのつど新しいものを使うようにしましょう。

サラダ油は加熱しない料理に生のまま使える油として作られたもので、サラダやマリネなどあっさりした料理に向いています。サラダ油も加熱すると酸化しやすいので、加熱を短時間にしたり使用済みの油を使い回したりしないようにしましょう。

(*サラダ油について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

サラダ油とは?名前の由来や原料は?使い方やキャノーラ油との違いについて紹介!

大豆油とサラダ油はどっちが揚げ物に向いてる?

揚げ物料理をするときに、大豆油とサラダ油のどちらを使えばよいのでしょうか。ここからは大豆油とサラダ油のどちらが揚げ物料理に向いているのかについて、他の油にも触れつつ紹介します。

大豆油とサラダ油はどちらも揚げ物に使える

大豆油・サラダ油はともに熱に強い植物油なので、どちらも揚げ物料理に使用することが可能です。大豆油で揚げ物を作ると、料理が香ばしい味わいになります。サラダ油では素材の味を邪魔しないキャノーラ油がおすすめで、揚げ物がカラッと仕上がります。またコーン油でかき揚げを作ると、軽い口当たりになるのが特徴です。

サラダ油は種類によって味・風味が異なるのでうまく選ぼう

サラダ油は様々な種類の原料で製造され、サラダ油の種類によって味や風味が異なるので、料理や用途によって使い分けるのがおすすめです。菜種が原料のキャノーラ油は加熱に強く、揚げ物や炒め物などの加熱料理に向いています。またキャノーラ油は、生でもクセのない味わいで食べやすいのも特徴です。

(*キャノーラ油について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

キャノーラ油とは?原料やサラダ油と違いは?体に悪い・危険と言われる理由についても紹介!

大豆油・サラダ油は体に悪い・危険って本当?

大豆油・サラダ油は体に悪い・危険といわれることがあるようですが、本当なのでしょうか。ここでは大豆油・サラダ油の健康への影響や危険性について紹介するので、参考にしてください。

大豆油・サラダ油の摂りすぎは体に悪い可能性がある

大豆油・サラダ油にはトランス脂肪酸が含まれており、摂り過ぎると体に悪い可能性があるといわれています。トランス脂肪酸は、多く摂り過ぎると心臓病のリスクを高めるのが特徴です。大豆油・サラダ油に含まれるトランス脂肪酸は少量のため、過剰に心配する必要はないようですが、健康のためには摂り過ぎには注意することをおすすめします。

(*大豆油・サラダ油の危険性について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

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大豆油とサラダ油の違いを抑えよう

大豆油・サラダ油はクセのない風味の植物油で、様々な料理に使いやすく揚げ物料理にも向いています。大豆油・サラダ油ともに心臓病のリスクを高めるトランス脂肪酸が含まれているので、健康のために摂り過ぎには注意しましょう。紹介した大豆油とサラダ油の特徴も参考に、大豆油とサラダ油の違いを抑えて様々な料理を美味しく作ってみてください。

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