にんにくとはちみつの組み合わせはタブー?漬けがまずい?効能は?

にんにくとはちみつの食べ合わせはタブーか知っていますか?今回は、にんにくとはちみつのタブーな食べ方・注意点や、血圧などへの効能紹介します。にんにくとはちみつを使う〈はちみつ漬け・醤油漬け・アレンジ〉レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. にんにくとはちみつの食べ合わせはタブーって本当?
  2. にんにくとはちみつの食べ合わせは基本的にタブーではない
  3. ただしにんにくとはちみつの食べ合わせには注意が必要
  4. にんにくとはちみつのタブーな食べ方・注意点は?
  5. ①食べ過ぎない
  6. ②空腹時や就寝前は避ける
  7. ③アレルギー・持病
  8. ④にんにく・はちみつが腐っていないか確認する
  9. ⑤1歳未満の乳児に与えない
  10. ⑥金属製スプーンは使わない
  11. にんにくとはちみつを組み合わせて食べた時の効能は?
  12. ①免疫力向上・抗菌作用
  13. ②代謝を上げる
  14. ③美肌・美髪効果
  15. ④疲労回復・強壮作用
  16. ⑤血圧を調整する
  17. にんにくとはちみつの組み合わせの美味しいレシピ3選!
  18. ①黒にんにくのはちみつ漬け
  19. ②はちみつとにんにくの醤油漬け
  20. ③豚肉の味噌とにんにくのはちみつ漬け
  21. にんにくとはちみつの組み合わせはタブーではない

にんにくとはちみつの食べ合わせはタブーって本当?

にんにくとはちみつは、簡単にできる組み合わせですが、伝統的な医学や食文化においてタブーと言われることがあります。しかし、実際にはにんにくとはちみつの組み合わせに問題はあるのでしょうか。ここでは、にんにくとはちみつの組み合わせがタブーなのか、その真意について紹介します。

にんにくとはちみつの食べ合わせは基本的にタブーではない

にんにくとはちみつの組み合わせは、基本的にはタブーではなく、組み合わせることで健康効果を高めることが可能です。にんにくには抗菌作用や免疫力向上効果があり、はちみつには抗酸化作用や風邪の症状緩和効果があります。そのため、両者は個別に健康に良い効果を持ち、組み合わせることで相乗効果をもたらすのでタブーではありません。

ただしにんにくとはちみつの食べ合わせには注意が必要

にんにくとはちみつを組み合わせる際は、適切な摂取方法を心がけましょう。にんにくとはちみつの組み合わせは、簡単な方法ですが摂取方法に注意しないと、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。にんにくとはちみつのタブーな食べ方や注意点は、次で詳しく紹介します。

にんにくとはちみつのタブーな食べ方・注意点は?

にんにくとはちみつの組み合わせは、健康に良いとされる一方で、誤った食べ方や注意を怠るとリスクを伴うこともあります。ここでは、にんにくとはちみつの組み合わせをする際に注意すべき点について、6つのポイントを紹介します。

①食べ過ぎない

にんにくとはちみつは、適量で摂取することが重要です。特に、にんにくには胃腸への刺激があり、大量に摂取すると消化不良や胃の不快感を引き起こす可能性があります。はちみつも高カロリーなので、摂取量には注意が必要です。

②空腹時や就寝前は避ける

にんにくは胃腸に刺激を与えるため、空腹時や就寝前に摂取することは、できるだけ避けるようにしましょう。にんにくは、はちみつ漬けにしても刺激が強く、消化器系に負担がかかる可能性があります。また、就寝前には血糖値の急激な上昇を引き起こすことがあるため、就寝前の摂取は避けるべきです。

③アレルギー・持病

にんにくやはちみつにアレルギーがある場合、特定の持病を抱えている場合は、摂取に注意が必要です。はちみつに対する花粉症のアレルギー反応がある場合は、はちみつを摂取することでアレルギー症状が悪化する可能性があります。また、にんにくに対する胃腸の過敏性や、胃潰瘍などの消化器系の持病を抱えている場合は、症状を悪化させるおそれがあります。

そのため、これらの持病を抱えている場合は、にんにくやはちみつの摂取を控えるか、医師と相談した上で摂取するようにしてください。

④にんにく・はちみつが腐っていないか確認する

にんにくやはちみつが腐ると、以下のような状態になるので、確認してから使用してください。

【腐ったにんにくの特徴】
・色が変色している
・異臭がする
・カビや白い斑点が見られる

【腐ったはちみつの特徴】
・液体が変質し、結晶化や粘り気がある
・異臭がする
・黒い斑点や不純物が見られる


腐ったにんにくやはちみつを摂取すると、健康被害を招く可能性があります。特に、腐った食材には有害な微生物が繁殖している可能性があるため、消化器系のトラブルや食中毒のリスクが高まります。新鮮なものを使用し、保存にも十分な注意を払いましょう。

⑤1歳未満の乳児に与えない

にんにくとはちみつの組み合わせは、1歳未満の乳児に与えるのは非常に危険です。一般的にはちみつは加熱処理をせずに包装されるため、ボツリヌス菌という細菌が存在しています。乳児の腸内環境は未熟であり、ボツリヌス菌によって中毒を起こす可能性が高いです。

また、にんにくは刺激物であり、1歳未満の乳児には悪影響を及ぼすリスクがあります。乳児の内臓はまだ十分に発達しておらず、にんにくの刺激は消化器系に負担をかけるので注意しましょう。

⑥金属製スプーンは使わない

はちみつは、プラスチック製や木製のスプーンを使用して調理するようにしましょう。はちみつを金属製のスプーンですくうと、以下の説明にあるようなリスクが生じます。

はちみつを金属製のスプーンですくうと、栄養成分が損なわれるのでおすすめできません。はちみつのpHは3.3~4.9の酸性となっているため、金属スプーンを使うと含まれているイオンと化学反応を起こし風味が損なわれます。はちみつの中でも人気の高いマヌカハニーは特に金属製のスプーンとの相性が悪く、はちみつが持つ殺菌成分が弱まるので注意が必要です。

純金属製のスプーンを使用する際は注意が必要ですが、市販の金属スプーンの多くは酸に強いステンレス製のためあまり心配はいりません。はちみつをすくって食べる程度の時間であれば、問題なく使用が可能です。

にんにくとはちみつを組み合わせて食べた時の効能は?

ここでは、にんにくとはちみつを組み合わせて食べた時の健康効果や美容効果について詳しく紹介します。どのような効果がにんにくとはちみつにあるかを知ることで、これらの食材を食事に取り入れやすくなります。

①免疫力向上・抗菌作用

にんにくとはちみつの有名な効能が、抗菌作用や免疫を向上させる効果です。以下で、その効能について詳しく述べられています。

にんにくのにおいのもととなるアリシンには、抗菌作用が期待されています。

カビやピロリ菌と結合して抗菌作用を示すことが知られているほか、とりすぎると腸内細菌へ影響を及ぼすこともあるほどです。

またアリシンはビタミンB1の吸収を助けるため、効率的にビタミンB1を摂取できます。

はちみつは下記の理由から、高い抗菌作用を持つことが知られています。

・糖度が高く酸性であり細菌が生育できない
・グルコースオキシダーゼという酵素が過酸化水素を発生させる

過酸化水素は、消毒薬であるオキシドールの成分です。

昔は傷の治療にはちみつが使われていたというのも納得できるほど、高い抗菌作用であることがわかります。

はちみつには、抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれています。

抗酸化作用は、免疫機能の低下の原因となる過剰な活性酸素を除去してくれるため、免疫機能の維持に欠かせません。

また動物実験の段階ではありますが、はちみつは免疫細胞を活性化させ、侵入してきた細菌をやっつける好中球を誘導して、免疫機能を向上させる可能性があることもわかってきています。
今後のさらなる研究に期待しましょう。

にんにくも、はちみつも、古くから殺菌作用のある薬として使用されていました。にんにくとはちみつの成分が組み合わさることで、両者の効能を効率的に取り入れることが可能になり、体内のウイルスや細菌と戦う免疫力が強化されます。

②代謝を上げる

にんにくには、糖の代謝をサポートするビタミンB1が豊富に含まれています。以下で、にんにくの代謝向上効果が詳しく説明されています。

にんにくに含まれるビタミンB1は、糖質の代謝に必要な栄養素です。極端に不足すると、倦怠感や食欲不振などの症状を引き起こす脚気の原因となることがあります。

白米やパン、麺などの主食に偏った食生活や、糖質を含むお酒の量が多いと不足がちになります。おかずやおつまみににんにくを取り入れると効果的でしょう。

にんにくに含まれるビタミンB1は、代謝を促進し脂肪燃焼を助ける働きがあります。さらに、はちみつの糖分がエネルギー源として利用されることで、代謝が活性化します。この組み合わせにより、基礎代謝が上がり、ダイエットや体重管理に効果的です。

③美肌・美髪効果

はちみつに含まれるポリフェノールには、高い抗酸化作用があります。どんな効果が期待できるかについては、以下で詳しく解説されています。

はちみつに含まれるポリフェノールの抗酸化作用により、美肌づくりも助けてくれます。

ストレスや紫外線などが原因で発生する活性酸素は、細胞を傷つけて老化を引き起こし、肌のシワやたるみの原因となることが知られています。

抗酸化作用は活性酸素の働きを抑えてくれるため、肌の老化を防いで美肌を作る、いわゆるアンチエイジングに役立ちます。

はちみつにはポリフェノールだけではなく、ビタミンやミネラルが豊富に含まれており、肌や髪の健康維持が可能です。さらに、にんにくには血行促進作用があり、皮膚や毛髪に栄養を供給する効果があります。両者を組み合わせることで、肌のキメが整い、髪のツヤがアップする効果が期待できます。

④疲労回復・強壮作用

にんにくとはちみつに共通する効果が、疲労回復です。さらに、にんにくの有名な効果の一つに強壮作用があります。これらの効果については、以下のように言われています。

にんにくは昔から生薬として用いられており、疲労回復・強壮作用などの効能があるとされています。

「スタミナ源」というとおり、疲れが気になるときや元気をつけたいときにぴったりでしょう。

はちみつに含まれるブドウ糖は、素早く吸収されて、疲労回復のためのエネルギー補給に役立ちます。

ブドウ糖は脳の唯一のエネルギー源ともされているため、集中力を高めたいときによいともいわれています。

にんにくに含まれるアリシンは、疲労回復を助けるとともに、筋肉の修復を促進する作用があります。また、はちみつはエネルギー源として利用され、体力を増強します。疲れた体やストレスを感じた時には、この組み合わせが疲労回復や体力強化に役立ちます。

⑤血圧を調整する

特に、黒にんにくには、S-アリルシステインやポリフェノールといった栄養素が豊富に含まれており、血圧を下げる効果があると言われています。詳しくは、以下の説明文を参照ください。

黒にんにくは普通のにんにくを熟成させて作る、ドライフルーツのような甘さが特徴のにんにくです。

普通のにんにくより抗酸化作用が強いことや、血圧を下げるなどの効能が期待されており、健康づくりを助けてくれる食べ物です。

通常のにんにくに含まれるアリシンにも血管を拡張し、血行を改善する効果がありますが、黒にんにくの方が効能が高いのが特徴です。一方、はちみつに含まれるポリフェノールやフラボノイドにも、血圧を調整する働きがあります。この組み合わせにより、血圧を安定させる効果が期待されます。

にんにくとはちみつの組み合わせの美味しいレシピ3選!

ここでは、にんにくとはちみつの組み合わせの簡単で美味しいレシピを3つ紹介します。長期保存が可能で、簡単なアレンジがしやすいレシピも紹介するので、日々の食事の参考にしてください。

①黒にんにくのはちみつ漬け

出典: https://cookpad.com/recipe/1551605

通常のにんにくよりも甘味が強い黒にんにくを使用しているため、食べやすく、にんにくの辛味が苦手な人にもおすすめです。このはちみつ漬けは長期間の保存が可能であり、ソースやドレッシングに入れて、簡単にアレンジするのがおすすめです。

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②はちみつとにんにくの醤油漬け

出典: https://cookpad.com/recipe/3645290

はちみつとにんにくの醤油漬けは簡単に作れ、常備菜として便利です。さらに、長期保存が可能であり、常に手元に置いておくことができます。チャーハンや野菜炒めなど、様々な料理の調味に使うことができ、風味豊かなアレンジが楽しめます。

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③豚肉の味噌とにんにくのはちみつ漬け

出典: https://cookpad.com/recipe/5060977

豚肉の味噌とにんにくのはちみつ漬けは、簡単に作れ、作り置きも可能です。豚肉に味噌とにんにくのはちみつ漬けを組み合わせることで、まろやかな甘みと深い味わいが楽しめます。調理時間も短く、手軽に作れるおすすめのおかずレシピです。

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にんにくとはちみつの組み合わせはタブーではない

にんにくとはちみつの組み合わせは、適切な摂取方法を守ればタブーではありません。日々の食事に取り入れることで、健康や美容に良い効果を得ることができます。簡単にできるにんにくとはちみつの組み合わせを積極的に取り入れて、健康的な生活を送りましょう。

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