干し柿のカビの見分け方は?白い粉は?食べられる場合や対処法・対策も紹介!
【サカヤ農園監修】干し柿にカビが生えていたことはありますか?カビが生えても食べられるのでしょうか?今回は、〈青・黒・白〉など干し柿のカビの種類や白い粉との見分け方を画像で紹介します。カビの取り除き方・対処法や生えるのを防止する作り方・保存方法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
柿を干す前に湯通しすることで菌が死に、柿全体を煮沸消毒することができます。やり方は、沸騰しているお湯に5秒~10秒ほど皮をむいて紐につなげた柿を入れるだけです。少し手間がかかりますが消毒液とスプレーボトルがなくても滅菌でき、細かいほこりや皮のカスも取れるのでおすすめです。
④常温保存はしない
干し柿は天日干しされているので常温保存できるのではないかと思うかもしれませんが、干し柿は常温保存に向きません。2~3日のうちに食べるのなら、キッチンペーパーに包むか紙袋に入れるなどをして湿気らないように対策をすれば、常温で置いておけます。
決してやってはいけないことは、ビニール袋に干し柿をそのまま入れておくことです。これをすると干し柿に含まれる水分が出て菌が繁殖し、あっという間にカビが生えてしまうので気をつけましょう。
⑤冷凍庫で保存する
冷凍保存の場合半年~1年とかなり長期の間持つので、大量に作ったり貰ったりしたときは、すぐに食べない分を冷凍保存すると良いでしょう。
冷凍保存するときは全部まとめて冷凍庫に入れるのではなく、一つずつラップで空気が入らないように包みジップロックなどのフリーザーバックに入れてから保存するといいでしょう。フリーザーバックに入れる際にしっかり空気を抜くのがポイントです。長期間保存する場合は袋を二重にすると臭いが移りにくくなるので、心配な方は袋を二重にすることをおすすめです。
(*干し柿の保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。)
狩野尚希
サカヤ農園
私の地元では「干し柿作りは最高気温が17℃以下になってから」と言われています。気温が高すぎるとカビが生えやすくなります。また、天気予報をよく見て晴天が続く日に干しはじめることも大切です。
干し柿にカビが生えないよう保存しよう
美味しくて栄養満点な干し柿ですが、手間のかかる加工品なので、うっかり気を抜いてカビが付いてしまうのはとてももったいないことです。上手に保存し、季節の味を美味しく頂きましょう。