玉ねぎの皮がカビても食べられる?対処法は?黒・白など種類別の危険性も紹介!
【管理栄養士監修】玉ねぎにカビが生えていたことはありますか?カビが生えても食べられるのでしょうか?今回は、<黒・白・緑・青>など玉ねぎのカビの種類や食べれるかの見分け方を画像と共に紹介します。カビが生えた時の対処法や正しい保存方法・対策も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
免疫力が弱い赤ちゃんなどは要注意
カビは少量であれば食べても問題ないですが、一方で、赤ちゃんの場合は免疫力が弱いため注意が必要です。免疫力が弱い赤ちゃんがカビを食べてしまった場合、大人であれば問題のない量のカビでも、健康を害してしまう場合があります。万が一、赤ちゃんがカビを食べた後に体調に異変が起きた場合は、医療機関の受診も検討しましょう。
玉ねぎのカビない保存方法・対策は?
玉ねぎは比較的日持ちする野菜のため、保存の仕方によっては2ヶ月も味や品質が保たれると言われています。ただし、誤った保存方法で保存すると、カビが生えやすくなってしまうので注意が必要です。ここでは、玉ねぎのカビない保存方法・対策を紹介します。
常温で風通しのいいところに保存
冷蔵庫保存ではなく常温で保存することによって、玉ねぎの賞味期限を長くできます。カビの繁殖の危険をおさえるため風通しの良いところで玉ねぎを保管し、湿気がないかを確認するようにしましょう。
玉ねぎが重ならないように並べる
1度にたくさんの玉ねぎを買った時などには、深めの段ボールなどで保存することもあるかもしれませんが、この方法はあまりおすすめできません。深い段ボールに玉ねぎを重ねて入れると通気性が悪くなり、さらに下の方に位置する玉ねぎが重みで潰れてしまることがあります。潰れた玉ねぎからは水分が出るため、カビや腐敗が発生しやすくなるでしょう。
カビや腐敗を防ぐためには、平らなケースなどに重ならないよう保存するのがおすすめです。スペースが足りない場合は、玉ねぎを並べた平らなケースを積み上げる事で、通気性を確保することができます。家にスペースがある場合には、つるして保存するのも良いでしょう。
新聞紙などで包む
玉ねぎは湿気に弱いので、湿度の高い日が増える梅雨から夏の間は保存に注意が必要です。このような湿度が高い時期には、湿気を吸収する働きを持つ新聞紙を活用すると良いでしょう。玉ねぎを一つずつ新聞紙などで包むことによって、余分な湿気を新聞紙が吸収するため、玉ねぎをカビや腐敗から守ることができます。
保存している場所・容器を除菌する
カビや細菌は、空気中や建物の床・壁などにも多く存在しています。カビや腐敗を防ぐためには、玉ねぎを保存する前に保存する場所や保存容器を除菌しておくことが大切です。特に、保存中の玉ねぎの中にカビが発生した場合は、カビている玉ねぎを別の場所に移動した上で保存場所や容器を念入りに除菌しましょう。
直射日光を避ける
カビや高温の場所を好んで生息しているため、玉ねぎを直射日光が当たる場所で保存してしまうと、温度が高くなってカビが発生しやすくなります。さらに、直射日光に当たる場所で保存すると、日光によって成長が速まって劣化も早めてしまいます。長く日持ちさせるためにも、直射日光の当たらない風通しの良い場所で保存しましょう。
(*玉ねぎの温度別の保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
鈴木菜美
管理栄養士
新玉ねぎは、通常の玉ねぎと比べると水分が多く湿気にも弱いです。購入してから1週間以内を目安に、早めに使い切るようにしましょう。
玉ねぎはカビても食べられる場合がある
玉ねぎは、カビが発生しても食べられる場合がありますが、なるべくカビが生えないように適切に保存することが大切です。保存方法や保管場所に注意して、玉ねぎを美味しい状態に保ちましょう。