セロリの栄養素と効能は?加熱はNG?栄養成分を逃さない食べ方・レシピを紹介!
【管理栄養士監修】セロリに含まれる栄養成分を知っていますか?今回は、セロリの栄養素と効能にくわえ、加熱調理OKか?など栄養を逃さない食べ方を紹介します。また、栄養価の高い旬の時期や新鮮なセロリの選び方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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セロリはどんな野菜?
セロリは独特の香りを持つ手に入りやすい淡色野菜ですが、旬の時期や新鮮なセロリを見極め方を知って美味しいセロリを食べましょう。
セロリの旬
セロリは栽培中10度以下になるとトウ立ちと言って硬くなり始めます。これは花をつける準備をするためで、養分も花の方にまわってしまい味も落ちてしまいます。気温が10度以上に安定する春先に植え付けられたセロリが出荷を始めるのは早くて5月中旬からなので、旬は6月から気温が下がり始める11月ごろまでです。
(*セロリの旬の時期や季節について、詳しく知りたい方はこちらの生地を読んでみてください。)
新鮮なセロリの見分け方
新鮮なセロリの特徴を見てみましょう。
・葉の先が黄色くない
・葉にツヤがある
・根元の切り口が茶色くない
・全体にぴんとしている
セロリは鮮度が落ちると葉の先から黄色くなります。新鮮なセロリは葉の先まで緑色がきれいでツヤがあり、全体的にみずみずしいものです。株ごと売られている場合も同様で、かぶの根元にハリがあり根の切り口が変色していないものを選びましょう。
セロリの栄養素と効能は?
カロリー | 15kcal |
---|---|
水分 | 94.7g |
タンパク質 | 0.4g |
糖質 | 2.1g |
食物繊維 | 1.5g |
脂質 | 0.1g |
セロリはきゅうり並みにカロリーが低いですが、栄養素は何を含んでいるのでしょう。私たちの健康に関係する効能も見てみましょう。(※1)
※1日の摂取量は成人男性の目安です
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています
①カリウム
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
410mg | 2500mg | 16% |
セロリに含まれるカリウムは410㎎でおよそトマトの2倍に当たります。身体の中の余分な水分やナトリウムを老廃物とともに運び出してくれるので、むくみの解消やダイエットに効果があります。カリウムは酵素を働かせたり筋肉の働きや神経伝達にも深く関わるため、しっかりとれば夏バテの予防にもなります。
通常食べ過ぎても体内で自動調節するので過剰症の心配はありませんが、腎機能が低下していると高カリウム血症になる場合もあるので心当たりのある方は注意してください。カリウムは水溶性で熱に弱い栄養素です。(※2)
②アピイン
セロリの独特な香りの元は40種類にも及ぶ香りの成分で、その一つであるアピインはフラボノイドの仲間です。香りをかいだり食べることで頭痛など痛みを緩和させたりイライラを沈めてくれる効能があります。くわえて、抗酸化力も高く老化防止にも役立ちます。