セロリの栄養素と効能は?加熱はNG?栄養成分を逃さない食べ方・レシピを紹介!
【管理栄養士監修】セロリに含まれる栄養成分を知っていますか?今回は、セロリの栄養素と効能にくわえ、加熱調理OKか?など栄養を逃さない食べ方を紹介します。また、栄養価の高い旬の時期や新鮮なセロリの選び方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
キャベツから見つかった栄養素で、ビタミンのような働きをするので”ビタミン様作用物質”と付いていますが、一般的には「キャベジン」と呼ばれる水溶性の成分です。たんぱく質の生成に必要な核酸を作る成分で、胃や十二指腸の粘膜を保護・修復をし、胃潰瘍や胃炎の回復に効能が認められています。
④βカロテン
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
44㎍ | - | - |
セロリのβカロテンは葉に多く含まれ、茎の2倍もあるそうです。βカロテンは抗酸化作用があり、免疫力を上げる効能があります。体内でビタミンAに変換され皮膚や粘膜を健康な状態に維持し、暗がりでの視力を保つ働きもあります。
不足すると皮膚や粘膜、目の角膜などが乾燥しひどいときは角質化が起こります。ビタミンAとして体内に取り込み過ぎると過剰症の心配がありますが、βカロテンとしてなら必要に応じてビタミンAとして使われるので、過剰症にはなりません。(※3)
住吉彩
管理栄養士
セロリには健康や美容に大切なビタミンやミネラルがたくさん含まれています。セロリ独特の香りだけでなく、シャキシャキ感はお料理のアクセントとしても最適です。しっかりと噛む事で食事の満足感も増しますのでダイエットをされている方にもオススメです。
(*セロリのダイエット効果・効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
セロリの栄養素を逃さない食べ方は?加熱調理はNG?
セロリならではの成分をむだなく摂る方法を知って珍しい栄養も摂りましょう。加熱が苦手・水溶性・油溶性と栄養成分ごとに特性もありますから確認しましょう。
加熱する場合は短時間で
ビタミンUという栄養素は熱に弱いので、生食向きと思いがちですが、加熱することで繊維が柔らかくなり食べやすくなるので量も摂れます。ほかの栄養素は加熱しても効力がおちないので加熱調理向きの野菜と言えます。加熱調理する場合はなるべく短時間にした方がビタミンUが失わず摂れますね。
スープなど汁物で食べる
セロリの中のカリウムやビタミンU、フラボノイドのアイピンは水溶性ですから、煮込み料理やスープにして汁ごと食べると汁に溶けだした栄養まで食べることができます。加熱することで見た目の量が減り生食するよりたくさん取れます。また、セロリの香りがハーブやスパイスの代わりをはたし、スープをよりおいしく仕上げます。
セロリの栄養が取れるレシピのおすすめ
続いて、セロリの栄養が摂れるおすすめレシピを紹介します。
①セロリの浅漬けサラダ
セロリときゅうりはどちらも低カロリーな野菜でカリウムが豊富です。ゴマの抗酸化力と梅干しの疲労回復効果は夏を乗り切るのにベストな組み合わせです。