梅干しは腐る?腐らない?食べられるかの見分け方や正しい保存方法を紹介!
梅干しが腐るとどうなるか知っていますか?今回は、梅干しが腐った時の〈臭い・色・見た目〉など見分け方や、〈常温・冷蔵・冷凍〉など保存法別に腐るまでの期間の目安を紹介します。新鮮な梅干しの特徴や腐った梅干しを食べた場合の対処法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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梅干しは腐る?腐らない?
梅干しは腐りにくいイメージもありますが、長く保存しておいても腐らないのでしょうか。この記事では梅干しが腐っているかどうかの見極め方などを紹介しますが、まずは梅干しが腐りにくいとされている理由や、腐りにくい梅干しの特徴について見ていきましょう。
梅干しが腐りにくい理由
梅干しは、以下の様な理由から腐りにくいと言われています。
・塩を大量に使用する事で、梅の実から水分が抜けるため
・漬ける時に紫蘇を使用しているため
水分が無い環境では腐敗の原因となる菌などは生存できないため、漬ける事で水分が抜ける梅干しは腐りにくいとされています。
また、梅干し作りによく使用される紫蘇にはただ味を付けるだけでなく、防腐作用があります。紫蘇に含まれるペリルアルデヒドは抗菌作用があるので、紫蘇入りの梅干しは防腐剤が無くても長期間保存する事が出来る様です。
塩分濃度が低い梅干しは腐りやすい
近年では、はちみつなどを使用して甘く仕上げたり、塩分を控えめにした梅干しも多く販売されています。塩分が低い梅干しはむくみや高血圧などのリスクを軽減できますが、防腐作用も弱くなるため腐りやすくなるのが欠点でしょう。
また、甘い味付けのはちみつには紫蘇が使用されていない事も多い様です。紫蘇が使用されていない梅干しにはペリルアルデヒドによる抗菌・防腐作用も期待出来無いので、長期保存を考えている人はより注意が必要です。
梅干しが腐るとどうなる?見分け方は?
殺菌作用が高い梅干しですが、塩分濃度によっては腐りやすくなってしまう事もあります。食べられない梅干しの写真を交えながら腐ったかどうかの見分け方を紹介するので、賞味期限切れの物など、食べられるか心配になった時は参考にし下さい。
①見た目
出典: @Na5cO3NzgtCd42V
保存しておいた梅干しが食べられるかどうか心配な時は、まず見た目をチェックしてみましょう。梅干しが腐ると、以下の様な変化が起こります。
・表面に白カビが生える
・黒や茶色に変色する
・白いヌルヌルが出る
梅干しに白いカビが生えてしまった場合は、食べるのは避けましょう。後述しますが、梅干しに白いものが付いていても必ずしもカビである訳ではないので、よく見て判断するようにしてください。
また、梅干しの表面が赤や黄色っぽい色ではなく、黒く変色した場合も腐っている可能性が高いので、捨ててしまった方が良いでしょう。見た目でぬめりがあると分かる梅干しも、食べないことをおすすめします。
(*梅干しのカビについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②におい
梅干しが腐ると、においにも変化が起こります。見た目で判断が付かない場合は、梅干しのにおいをそっと確認してみましょう。
・通常の梅干しとは違う酸っぱい匂いがする
梅干し自体も酸っぱい匂いがしますが、腐っていると発酵した様な腐敗臭がしてきます。普段の梅干しとにおいが明らかに違う場合も、食べるのは止めておきましょう。また、腐ったにおいを嗅ぐと気分が悪くなる事もあるので、出来れば見た目で判断した方が良いでしょう。
③触感
梅干しが腐ると、触感にも違いが出てきます。
・ドロッとする
・糸を引いている
・触るとすぐに崩れてしまう
梅干しが腐った時は、上記の様に分かりやすい変化が現れるので必ず食べる前に確認しておきましょう。梅干しを触った時にぬめりを感じたり、すぐにぼろっと崩れる様な梅干しも決して食べないようにして下さい。どれも分かりやすい特徴ばかりなので、特に調味梅干しを食べる際は異常が無いか確認してから食べる様にすると良いでしょう。