ハーブティーの種類は?種類別の効果・効能や入れ方のおすすめを紹介
ハーブティーの種類について知っていますか?今回は、<ラベンダー・ジャスミン>などのハーブティーの種類を色や効果・効能など特徴を画像とともに紹介します。ハーブティーの<リーフタイプ・ティーバッグ>別の入れ方を紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
ハーブティーとは?
ハーブティーとは様々な香りをもつ植物の葉や果実など、ハーブを原料にして、お湯で淹れたり煮出したりする飲み物です。美容や健康にも効果効能があり天然のくすりとも呼ばれ、ハーブティーの種類は100種類以上あります。
ハーブティーにはさまざまな効能がある
ハーブティーには心の悩みや、健康での悩み、女性特有の悩み、肌や美容の悩みに効果効能があると言われているので紹介します。
・鬱、落ち込み
・集中力が上がる
・ストレスの解消
・不安や心配事
・不眠や安眠
・ダイエット
・デトックス
・胃の不調
・下痢
・便秘
・風邪
・花粉症
・頭痛
・冷え性
・むくみ
・肝臓疲労
・膀胱炎
・高血圧
・眼精疲労
・貧血
・生理痛
・更年期障害
・母乳
・妊活
・ニキビ
・しみや美肌
・アトピー
ハーブティーによって効果効能は違いますが、それぞれのハーブティーを飲むと必ず効果がでるわけではありません。個人差や体質にもよるので、自分に合ったものを探しましょう。
(*ハーブティーの効能ついて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
フレッシュハーブティーとドライハーブティーの違い
ハーブティーに使うハーブには、フレッシュハーブとドライハーブという種類があるのでその違いを紹介します。
【フレッシュハーブティー】
・生のハーブを煮出すか、お湯を注いで作る
・摘み立ての味が感じられる
・見た目や香りが楽しめる
・香気成分はドライハーブの約3倍
【ドライハーブティー】
・乾燥させたハーブにお湯を注いで作る
・消費期限は約1年と長期保存が可能
・効果効能はフレッシュハーブの約3倍
フレッシュハーブティーはハーブが摘み立てで新鮮なので、見た目も活き活きとしていて香りも強いままです。ドライハーブティーはハーブを乾燥させて凝縮しているため、効果は期待できるでしょう。
乾燥の加工によりハーブの香気成分が揮発するので、香りを楽しみたい方はフレッシューハーブティーがおすすめです。長期保存や効能を重視する方は、ドライハーブティーを楽しんでください。
ハーブティーの種類のおすすめ13選!
ハーブティーには植物ごとに様々な効能がありますが、100種類以上あるハーブティーの中から、おすすめの13種類を効果効能と一緒に紹介します。
①ラベンダー
ラベンダーの良い香りがお湯を注いだ瞬間から、部屋中に広がります。口にふくんでも、ラベンダーの香りが残り楽しむことができるハーブティーです。
・リラックス効果
・風邪予防
・血圧を抑える
ラベンダーの主な成分であるリナロール、酢酸リナリルという芳香の成分には鎮静作用があり、そのリラックス効果で血圧の上昇も抑えられます。またラベンダーには殺菌効果や抗ウィルス作用があるため、風邪予防にもよいでしょう。
②ジャスミン
ジャスミンティーは茶葉に茉莉花(マツリカ)という特徴的な強い花の香りがするハーブティーです。ジャスミンの花を乾燥させて作られると思われがちですが、そうではありません。
・脂肪を燃やす
・ホルモンのバランスを整る
・美肌効果
ジャスミンティーのベースとなる茶葉には、カフェインが含まれていて、脂肪を分裂させるリパーゼという酵素を活発にし脂肪を燃やす作用があります。そしてビタミンCも含まれているのでメラニンを作るのを抑えたり、血液やリンパの流れをよくしたり美肌には効果的です。
(*ジャスミンティーの効能について詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。)
③カモミール
カモミールティーとは、キク科の植物である「カモミール」の花を乾燥させたもので、カフェインは含まれていないのでカモミールの花を100%使用したものであれはノンカフェインです。
・リラックス効果
・胃を整える
・身体を温める
カモミールティーは青リンゴの香りに似ていて、フルーティーで瑞々しい香りはリラックス効果につながります。またカモミールに含まれるアズレン誘導体という物質が粘膜を保護する力があるので健康にも良いでしょう。
④ローズヒップ
ローズヒップとは主にドックローズの花の後になる実のことを呼びます。ローズヒップティーはノンカフェインでビタミンや鉄分、ミネラルも含まれ妊娠中の方にもおおすすめです。
・美肌効果
・免疫力アップ
・ビタミンCが多い
ビタミンCをレモンの約20倍含んでいて、美容に効果のあるコラーゲン生成の働きやメラニン生成の働きがあります。また美容と健康に効果効能があるビタミンEや鉄分、カルシウムなどの栄養分が多く含まれています。
⑤ルイボス
ルイボスティーはマメ科のアスパラトゥス属の一種のルイボスが原料です。色は濃い赤色ですが、癖のない味わいで渋みも少なく甘みが感じられノンカフェインです。
・美肌効果
・代謝が上がる
・むくみと便秘解消
・リラックス効果
ルイボスティーには強力な抗酸化作用を持つ酵素があり免疫力を下げたり、肌の老化を抑えたり健康や美容にも効果があります。そしてマグネシウムが含まれていて、興奮を抑えたりむくみを予防するカリウムも含まれています。
⑥ジンジャー
ジンジャーティーは、ショウガ科ショウガ属の多年草のジンジャーの根茎を乾燥させて使用していて、香味や深い味わいが楽しめます。
・胃腸の調子を整える
・身体を温める
・抗菌作用がある
ジンジャーにはジンゲロン、ジンゲロールという成分があり、抗菌作用に加えて胃腸の調子を整えてくれます。ショウガオールという辛味成分は、血液の循環がよくなり身体を温める効果があるので冷え性の方にはおすすめです。
⑦ペパーミント
ペパーミントティーはシソ目シソ科ハッカ属の多年草のペパーミントが使用されています。メントールという成分が含まれているため、飲んだ時に清涼感や爽快感を感じることができるノンカフェインのハーブティーです。
・胃腸の調子を整える
・リフレッシュ効果
・口臭予防
ペパーミントに含まれるメントンが消化液の分泌を促進し、消化を助ける働きがあります。またメントールの香りが口臭予防につながり、さらには脳内のドーパミンを増加させて緊張感を和らげてくれる効果があります。
⑧ラズベリーリーフ
ラズベリーリーフはバラ科のキイチゴ属で、使用するドライハーブの部分は、ふわふわしていて可愛らしさがあります。ラズベリーのような甘酸っぱい味わいではく、やさしい甘みが感じられるほうじ茶のような味わいです。
・美容効果
・生理痛が和らぐ
・安産の効果
ラズベリーリーフに含まれているフラガリンという成分が子宮を健康な状態に保つ働きがあり、安産効果や生理痛を和らげる効果があります。ビタミンやポリフェノールも含まれているので、美容効果も期待できるでしょう。
⑨ハイビスカス
ハイビスカスティーは、ハイビスカスの花ではなくてフヨウ属のローゼルが原料で、独特の酸味が味わえる真っ赤な色味のハーブティーです。
・美容効果
・疲労回復
・眼精疲労
ハイビスカスティーに含まれるビタミンCはシミの原因になる黒色メラニンの生成を抑え、シミを消す美容効果があります。またクエン酸やリンゴ酸が含まれていて疲労回復の効果もあり、アントシアニンには目の疲れを回復させる働きがあります。
⑩レモングラス
レモングラスは、イネ科オガルカヤ属の多年草でレモンのような爽やかな風味がすることからレモングラスと名前が付けられました。レモンティーのような味わいですっきりとした飲みやすいハーブティーです。
・美肌効果
・整腸作用
・リラックス効果
レモングラスにはシトラールという成分があり、血管を広げて血行が良くなることで肌にも栄養が行き渡るため美肌効果につながります。殺菌、抗菌効果もあるため胃腸の調子を整え消化を促す働きがあり、レモングラスの爽やかな香りはリラックス効果もあります。
⑪エルダーフラワー
エルダーフラワーはスイカズラ科の落葉小高木で西洋ニワトコの花のことで、ハチミツのような爽やかで瑞々しい香りがします。
・気管支炎の予防
・抗炎症作用
・リラックス効果
エルダーフラワーには抗アレルギー作用や、クロロゲン酸という高い公酸化力を発がん物質を取り除く効果もあります。フレッシュな香りで、神経をなだめて不安を抑えることもできます。
⑫ダンデライオン
ダンデライオンティーとは、キク科タンポポ属の多年草のダンデライオンの葉または根を原料としたハーブティーです。ダンデライオンは和名をセイヨウタンポポと言い、見た目は日本でよく見かけるタンポポと良く似ています。
・消化器官の改善
・利尿作用
・便秘改善
・美容効果
ダンデライオンの葉に含まれるカリウム、カルシウム、リン、鉄などの成分は血液の循環を助ける働きがあり、消化作用を促します。また苦み成分が、胃、肝臓などの機能に排尿を促す効果があり肌荒れなどの美容の悩みをデトックス効果で改善する働きもあります。
⑬リコリスティー
リコリスは三千年以上前から医療や、漢方薬にも使われている地中海沿岸が原産の多年草で、草や土のほのかな香りと甘みをもつハーブです。砂糖の50倍の甘さをもつ低カロリーな甘未成分のグリチルリチンを含んでいることから、お菓子の甘味料としても使われています。
・ストレスの解消
・肝臓の解毒作用
・喘息改善効果
リコリスには副腎皮質を刺激して強くする効能があり、ストレスに対応するためのホルモンの生成を助ける働きがあります。グリチルリチンには粘膜の刺激を和らげ、有害物質と合わさることで体の外へ排出する解毒効果もあります。
ハーブティーの入れ方のおすすめは?
①リーフタイプの場合
リーフタイプは好みの量でシングルやブレンドでハーブティーを入れることができ、濃さも自分好みで抽出できるので、多めの量をお手頃価格で入れたい方におすすめです。
【やり方】
1、ポットをお湯で温める
2、ハーブをティーポットに入れて熱湯を注ぐ
3、香りが逃げないように蓋をして3~4分蒸らす
4、ティーポットを軽く回して、ハーブティーの濃さを均一にする
5、茶こしを使ってハーブティーを注ぐ
ハーブの量は約120ml程度のティーカップ1杯に対して、ティースプーン1~1.5杯を目安にしましょう。お湯は95度くらいの高めの温度だと、ハーブの成分がより抽出されます。ぜひカップに注いだら、鼻から深く香りを吸い込んで、豊かな香りと共にハーブの成分を身体全体で楽しんでみましょう。
②ティーバッグの場合
ティーバッグはティーポットが必要なくティーカップさえあれば簡単に入れられるので、出先に持って行って飲んだり、ハーブティー初心者の方におすすめです。
【やり方】
1、ティーカップをお湯で温める
2、温めたティーカップにティーバッグを入れて、お湯150ccを注ぐ
3、蓋をして3分程度蒸らす
4、ティーバッグをティーカップから取り出す
蓋をするときはティーカップのソーサーや、ラップを使うとよいでしょう。ティーバッグを蒸らすときは、ティーバッグをゆらすとえぐみが出る原因になるので避けましょう。購入した茶葉によって蒸らす時間が異なる場合があるので、パッケージを確認してください。
ハーブティーの色々な種類を飲もう
紹介したハーブティーは健康や美容にも、さまざまな効果効能があり香りや味わいも一つひとつ違います。ぜひ自分の心身やライフスタイルに合わせて、ぴったりのハーブティーを見つけて楽しんでみてください。