里芋の種類と特徴は?味・大きさなど違いある?食べ方のおすすめなども紹介!
【野菜ソムリエ監修】里芋の種類について知っていますか?今回は、<石川早生・土垂・セレベス>などの里芋の種類や旬の時期・産地や味・見た目などの特徴も画像とともに紹介します。里芋の種類別の食べ方のおすすめやレシピも紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
目次
里芋の親芋だけを食べる品種
里芋は、種芋でもある「親芋」だけを、大きく育ててから食べる場合があります。このような品種は、子芋や孫芋はあまり育たないのが特徴で、成長につれて親芋のサイズだけが大きくなります。ここでは、里芋の親芋だけを食べる品種を紹介しましょう。
⑦タケノコ芋
・旬の時期:11月~3月
・産地:宮崎県
・重さ:1kg~3㎏
タケノコ芋は、そのほとんどが宮崎県で生産される非常に大きな里芋です。地上に頭を出して育つ姿がタケノコに似ていることから、タケノコ芋と名付けられました。しっかりした肉質が特徴で、煮物にしても荷崩れしません。
(*たけのこ芋について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
里芋の子芋だけを食べる品種
種芋を植えた後に親芋がほとんど育たず、子芋が数多く育つ品種の場合には子芋だけが市場に流通します。子芋だけが育つ品種は、日本で主流な品種が多いのでスーパーなどで見かける機会も多いでしょう。ここでは、子芋だけを食べる里芋の品種をいくつか紹介します。
⑧石川早生(いしかわわせ)
・旬の時期:8月~9月
・産地:関東~九州
・重さ:40g〜60g
石川早生は、8月から9月までの早い時期に出回る早生品種です。里芋の代表的な品種の一つで、関東から九州までの広い地域で生産されています。淡白な味と適度な粘りが特徴で、煮物やきぬかつぎに多く利用されています。
⑨土垂(どだれ)
・旬の時期:10月~12月
・産地:千葉県・埼玉県・山形県・宮崎県・鹿児島県
・重さ:40g〜60g
土垂は、主に関東地方で栽培されている品種で、石川早生と並ぶ里芋の代表品種です。独特のぬめりがあるのが特徴で、煮崩れしにくいため煮物に最適だと言われています。旬は10月から12月ですが、貯蔵性が高いため、1年中見かけることが多いでしょう。