金柑の旬・収穫時期はいつ?たまたまなど種類や選び方を紹介!
【野菜ソムリエ監修】金柑の旬の時期を知っていますか?今回は、金柑の旬の時期や主産地・生産量にくわえ、新鮮な金柑の選び方も紹介します。良く目にしても、なかなか知る機会の少ない金柑の栄養価や食べ方のおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
ニンポウ(寧波)は食用金柑の代表的な品種であり、江戸時代に中国から日本に伝わったとされています。皮が薄く丸ごと食べることも可能ですが、ジャムや甘露煮などにも適しています。たまたまは、このニンポウを何度も選抜して出来た選抜種で、品種改良される金柑のおおもとになる品種です。市場に出回っている金柑の多くがこの種類と言われています。
金柑の選び方や栄養価は?
美味しい金柑の選び方と、ビタミン豊富な金柑の栄養価を詳しく説明していきます。栄養価の高い金柑は、冬場の風邪をひきやすい時期に取り入れると、風邪予防にもなるのでおすすめです。
新鮮な金柑の選び方
金柑を選ぶ際のポイントを把握して、美味しく新鮮な金柑を選ぶようにしましょう。
・ヘタが茶色になっていない
・色が少し紅色を帯びた濃い色
・粒が大きい
・表面に張りがあってツヤがある
・重みを感じるもの
新鮮な金柑はヘタの部分が緑色なので、茶色っぽく枯れているようなものは避けましょう。金柑全体が紅色を帯びた濃いオレンジ色で、ツヤがあり、手に取った時にずっしりと重みがあるものは、みずみずしく美味しい金柑である可能性が高いのでおすすめです。
また、金柑は乾燥に弱いので、ビニールなどで覆われているものを選び保存もしっかりと行いましょう。
金柑の栄養価
金柑はビタミンも豊富で風邪予防に良いのですが、それだけなく、柑橘類には珍しくカルシウムも豊富です。骨や歯を丈夫にするカルシウムは、子供だけでなく高齢者など幅広い年齢層に必要な栄養素です。のどの痛みを取り除いたり、気管支を広げる咳止めの効果もあるので、冬場の風邪予防や、空気の乾燥する季節ならではの不快感の除去にも活躍します。
また、血行促進作用もあるので、冷え症で悩んでいる方や、体が寒さでこわばり肩こりが悪化する時期におすすめの果物です。
(*金柑の栄養について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
平田麻奈美
野菜ソムリエ
皮に多く含まれるヘスペリジンというポリフェノール。実は漢方の陳皮の主成分です。コルステロール値の改善、発がん抑制など、多くの効果が期待できます。皮ごと食べられるので効率よく摂取できます。
金柑の旬の食べ方のおすすめ
金柑は大袋に入って売られていることが多いため、一度に食べきれないときは長期保存が可能な加熱料理にしたり、料理のアクセントに取り入れるのもおすすめです。ここでは、代表的なものから、意外性のある美味しいレシピをご紹介します。
①金柑の甘露煮
金柑の代表的なレシピと言えば、甘露煮です。冷蔵庫保存で2週間ほど持ち、冷凍もできます。金柑を漬けていたみつはお湯に溶かしてホット金柑にすると、最後まで余すことなく美味しく食べられます。
②金柑と人参のサラダ
色どりも美しいビタミンカラーのサラダは、食卓を明るく華やかに演出します。人参のカロテンは油との相性が良いので、オイルのマリネにすることで、栄養価の高いサラダが出来ます。