すだちの旬・収穫時期は?選び方や食べ方のおすすめも紹介!
【野菜ソムリエ監修】すだちの旬の時期を知っていますか?また、すだちとはどんな特徴を持った果物なのでしょうか。今回は、すだちの旬・収穫時期のほか、主産地・生産量などを紹介します。すだちの選び方や栄養価のほか、レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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すだちの旬・収穫時期はいつ?産地は?
すだちは、料理への香り付けや付け合わせとして親しまれる柑橘系の果物です。近年ではスーパーで年間を通してすだちを買うことができますが、本来のすだちの旬はいつ頃なのでしょうか。まずは、すだちの旬や収穫時期、名産地などを見ていきましょう。
すだちの旬・収穫時期は8月〜10月
露地で栽培されるすだちは、8月から10月にかけて旬を迎えます。特に9月に出回るすだちは、年間を通して最も香りや味が良いと言われています。旬の時期にはすだちの流通量が多く、他の時期より価格が安くなるのも特徴です。
同じ時期に旬を迎えるサンマや松茸との相性が良いので、それらにすだちを絞ったり付け合わせたりして食べると、旬のすだちの風味を最大限に生かすことができるでしょう。なお、9月を過ぎるとすだちは徐々に甘味が強くなり、本来の酸味が弱くなっていきます。
すだちの主産地・生産量
続いて、すだちの主な産地を紹介します。以下は、すだちの生産量が多い順に産地を並べたものです。
1位.徳島県
2位.佐賀県
3位.高知県
4位.愛媛県
5位.大阪府
すだちの生産量は徳島県が最も多く、スーパーなどで出回っているすだちの90%以上が徳島産のものです。徳島県では年間で約4000トンのすだちが収穫されますが、2位の佐賀県では収穫量が約40トンとなり、その差は歴然でしょう。また、徳島県ではすだちのハウス栽培も盛んなため、季節を問わず多くのすだちが出荷される点も特徴です。
すだちとはどんな果物?
ここからは、すだちの種類ごとの特徴や栽培方法について紹介します。かぼすとすだちの違いについても併せて紹介するので、参考にしてみて下さい。
すだちの種類は3つ
スーパーなどで見かけるすだちは、栽培方法や出荷時期によって以下の3種類に分けられます。
・露地スダチ
・貯蔵スダチ
・ハウス・スダチ
露地スダチは自然な環境で育てられたすだちで、8月から10月にかけて旬を迎える一般的な種類です。この露地スダチを収穫後によく乾かして冷蔵し、順に出荷されるものが貯蔵スダチと呼ばれます。貯蔵スダチは、11月から3月にかけて市場に出回る種類です。
また、ハウス・スダチは温室で育てられ、4月頃に多く出回るすだちです。ハウス・スダチは露地スダチや貯蔵スダチに比べて価格が高く、まろやかな酸味が特徴です。
すだちとかぼすの違い
すだちとかぼすはよく似ているため、混同する方も多いでしょう。すだちとかぼすの違いは、以下の点になります。
・産地が違う
・大きさが違う
・風味が違う
すだちの名産地は前述したように徳島県ですが、かぼすは大分県での栽培が盛んです。大きさにも違いがあり、すだちはピンポン玉ほどの大きさですが、かぼすはテニスボールほどの大きさになります。
また、すだちは爽やかな風味が特徴で、一方のかぼすはまろやかな風味が特徴です。どちらも和食によく合いますが、すだちは松茸や焼き魚と、かぼすはふぐ料理との相性が特に良いでしょう。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
すだちはかぼすよりも果皮が薄く柔らかいので、搾りやすいのも特徴です。
(*かぼす・すだちの違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
すだちの選び方や栄養価は?
スーパーなどですだちを選ぶ際は、どのような点に注意すると良いのでしょうか。ここでは、すだちの上手な選び方について紹介します。また、すだちの栄養価や効能も併せて紹介するので、参考にしてみて下さい。