れんこんの皮は剥く?剥かない?栄養面のメリットや剥き方など紹介!
【管理栄養士監修】れんこんの皮はむきますか?皮ごと食べられるのでしょうか?今回は、れんこんの皮を剥く・剥かないメリットや皮の剥き方〜アク抜きの仕方など下処理についても紹介します。皮ごと食べた事がない方も、皮ごとレシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
黒いれんこんは食べられる
切ったれんこんが徐々に黒くなってくるのはカビではないので、体に害はありません。れんこんに含まれているタンニンというポリフェノールの一種が酸化するためです。
カビではないとはいえ、酸化して黒くなったれんこんの見栄えの悪さが気になる方も居るでしょう。そういう場合はみじん切りにして餃子やカレーに入れたり、すりおろして厚揚げのように揚げたりスープにしたりするのがおすすめです。
秋山 嘉代
管理栄養士
れんこんを購入する時は、切り口が茶色く変色しておらず、白くてみずみずしいもの、穴の中が黒くないものが良いでしょう。黒く変色するのが早いので、生よりも、きんぴらやマリネなどの常備菜にしてからの保存がおすすめです。
皮も中身も黒い場合は危険
れんこんの皮、切り口、中身全てが黒く変色していて酸化ではない場合は注意が必要です。悪臭がしていたり口に入れた時に苦味があれば、食べずに処分してしまいましょう。その他、白いカビが生えていたり、表面がぬるっと、又はどろっとしていたり、柔らかくなってしまっている場合はれんこんが腐っていますので危険です。
(*れんこんの黒ずみ・斑点について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
れんこんの皮ごとレシピのおすすめ
栄養が豊富ならばれんこんも皮付きで食べたいものです。ただし、皮付きだと見栄えがあまり良くないですし、煮ると変色しやすい事から煮物やおせち料理には皮付きの調理は不向きです。皮付きでおすすめのレシピを紹介します。
①厚揚げとれんこんの甘酢炒め
カルシウムや鉄分が豊富に含まれている厚揚げとれんこんを甘酢でいただくレシピです。サッと作れる主菜で、お弁当のおかずにもぴったりです。カロリーが気になる方は甘酢を黒酢に変え、厚揚げの油抜きをしっかりとすればダイエットにも嬉しい一品となるでしょう。
②れんこん味噌スープ
朝ごはんにぴったりな、れんこんをすりおろしたスープです。生姜も入っているので風邪予防にもなり、体もしっかり温まります。れんこんはもちろん、生姜も皮付きのまま使えば栄養もしっかり摂取できて健康にも良いです。
③れんこんチップス
薄くスライスしてアク抜きもせずそのまま揚げるだけの簡単お手軽にできて美味しいれんこんチップスです。シンプルな料理なので幅広く使え、おやつとして出しても良いですし、おつまみにもサラダにもピッタリです。