卵は常温保存で大丈夫?夏は危険?日持ち期間は何日かや腐敗の見分け方なども紹介!
卵は常温保存して良いのかどうか知っていますか?冷蔵庫に入れ忘れて放置した経験はないでしょうか?今回は、卵は常温で保存してもい良いのかや常温保存した際の賞味期限を紹介します。卵の常温保存についてだけでなく、卵の腐った見分け方や保存するポイント、新鮮な選び方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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- 卵は常温で放置しても大丈夫?
- 卵は常温保存しても大丈夫
- 最適なのは冷蔵保存
- 卵の常温保存でどれくらい日持ちする?
- 卵の常温保存での賞味期限
- 溶き卵・割った卵の常温保存は雑菌が繁殖しやすいので要注意
- 卵が腐った時の見分け方は?
- ①割った時に黄身が崩れる
- ②殻ごと水に浸けた時に浮かぶ
- ③振った時に音がなる
- ④硫黄のような臭いがする
- ⑤殻にヒビが入っている
- 卵の日持ちする保存のポイントは?
- ①ドアポケットで保存しない
- ②パックのまま保存する
- ③卵の尖っている方を下にして保存する
- ④スーパで冷蔵保存されていた際はすぐに冷蔵庫で保存する
- 卵の新鮮な選び方は?
- ①殻の表面がザラザラしている
- ②透かして明るい部分が少ない
- ③透かすと透明がかっている
- 卵は常温保存しても大丈夫
卵は常温で放置しても大丈夫?
卵は冷蔵庫で保存するイメージが強いですが、常温でも保存は可能なのでしょうか。ここでは、卵の常温保存が可能かどうか解説するとともに、卵のおすすめな保存方法も紹介します。
卵は常温保存しても大丈夫
卵は多くのスーパーなどで常温販売されていますが、その理由は温度変化によって発生する結露で卵が傷むのを防ぐためです。卵には気孔と呼ばれる小さな穴が沢山空いており、結露ができるとその穴から雑菌が中に入り込んでしまう可能性があるからです。
スーパーなどで常温販売されているように、卵は直射日光を避けて風邪通しの良い場所であれば、常温で保存しても問題ありません。ただし、常温保存は後述するリスクもありますので注意が必要です。
最適なのは冷蔵保存
卵は常温での保存も可能ですが、最適なのは冷蔵庫での保存です。なぜなら、日本で販売されている卵は基本的に洗浄して販売されていますが、ごく稀にサルモネラ菌が付着していることがあります。このサルモネラ菌は、10℃以下で保存することにより菌の増殖を抑えることができるため、一般的に卵は常温ではなく冷蔵庫での保存が推奨されています。
なお、サルモネラ菌に卵が汚染されている確率は0.001%と言われており、極めて低い確率です。
卵の常温保存でどれくらい日持ちする?
卵は常温での保存が可能なことがわかりましたが、実際どのくらい日持ちするのでしょうか。ここでは常温で保存した場合の季節ごとの賞味期限と、卵を割った後の保存について解説していきます。
卵の常温保存での賞味期限
賞味期限の目安 | |
冬 (10度以下) | 57日以内 |
春・秋 (約20~23度) | 25日以内 |
夏 (25度以上) | 16日以内 |
上記賞味期限は産卵後からの賞味期限とされています。しかし、実際に卵に記載されている賞味期限は、販売店やバイヤー間などで話し合って決められており、年間を通して2週間程で設定しているものが多いです。また、卵の賞味期限は安心して生で食べれる期間を表示されているため、数日程度の賞味期限切れならば、加熱すれば問題なく食べられます。
なお、卵は熱を通した後の方が生たまごより腐りやすくなり、例えば硬く茹でたゆで卵の賞味期限は、殻にひびのない状態で3~7日程度とされています。
(*卵の賞味期限について詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。)
溶き卵・割った卵の常温保存は雑菌が繁殖しやすいので要注意
卵の割り置きは危険なため、常温保存・冷蔵保存問わずやめましょう。なぜなら、卵は栄養豊富なため菌が好み、特に割った後の卵は菌が入りやすく、繁殖もしやすくなります。また、卵白よりも卵黄の方が菌が繁殖しやすいため、混ぜた後の溶き卵は特に危険です。
以前とある料理店にて卵を割った状態で1日冷蔵保存し、食中毒が起きてしまったことがありました。ですので、卵を割るのはなるべく調理する直前にし、万が一卵が割れてしまった場合などはすぐ食べるように心がけましょう。