八角の味・香りとは?シナモンと違う?効果効能や使い方など紹介!

八角はどんな味・香りの香辛料か知っていますか?自宅に調味料として常備している人は少なそうですが、使いこなせると料理に濃厚な深みが出ます。今回は、八角の味・香りの他に、効果・効能なども紹介します。八角の使い方や料理の例も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 八角とは?
  2. 八角は果物を乾燥させた香辛料
  3. 英語名でスターアニス
  4. 山椒の代用品にもなる
  5. 八角はどんな味・香り?
  6. 八角の味の特徴
  7. 八角の香りはシナモンのような甘い系
  8. 八角に効果・効能はある?
  9. 八角は漢方薬としての効能がある
  10. 八角の使い方や料理の例は?
  11. ①杏仁豆腐
  12. ②豚の角煮
  13. ③鶏肉と根菜のめんつゆとろみ煮
  14. ④麻婆豆腐
  15. 八角を使ってみよう

八角とは?

八角は中国料理や台湾料理には欠かせない調味料の一つで、味や香り、食感にも特徴があります。和食メニューにあえて八角を加え、アレンジする人も珍しくありません。ここでは、八角とはどんな調味料なのかについて説明します。

八角は果物を乾燥させた香辛料

八角とは、中国が原産である「トウシキミ」という果実を乾燥させて作った、香辛料のことです。高温や湿度に弱いのですが、中国の家庭では常備される調味料の一つで、「八角茴香(ハッカクウイキョウ)」と呼ばれることもあります。また漢方の生薬としても用いられており、その際は「大茴香(ダイウイキョウ)」といわれます。

中国ではクセの強い肉や魚を調理する料理が多いため、八角は家庭に常備する香辛料です。また、日本の七味唐辛子と同じように、家庭に「五香粉(ウーシャンフェン)」というミックスしたスパイスを常備していますが、その中にも八角が含まれています。濃厚な中国料理の多くに、八角が使われているのです。

英語名でスターアニス

八角は英語では「スターアニス」と呼ばれ、調味料として味が濃厚な料理に使われるだけでなく、杏仁豆腐をはじめとするお菓子のトッピングに使われることも多いです。またヨーロッパでは、焼きリンゴや果物のコンポートに八角を入れることも珍しくありません。「アニス」と呼ばれる、モクレン科の木の実が原料であるハーブの代用品として用いられるためです。

八つの星形という形状が、お菓子を彩るのにふさわしいだけでなく、食感を楽しめるのも魅力なのでしょう。

山椒の代用品にもなる

山椒とはミカン科の木の実をすり潰して作る香辛料で、日本の七味唐辛子にも含まれており、ピリッとした辛さがあります。和食でも鶏の山椒味噌焼きなどに用いられますが、山椒を切らしている時には八角を代用品として使えます。八角はスパイシーでありながら辛みがないため、子供のいる家庭などは山椒の代用品として使ってみてください。

(*山椒について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

山椒の効能とは?栄養成分の健康効果や食べ過ぎによる副作用など紹介!

八角はどんな味・香り?

八角を食べた経験のない人が香辛料の一種だと聞くと、スパイシーな味を連想する人が多いかもしれません。しかし八角は、辛みを感じさせない独特の味わいです。ここでは、八角の味の特徴や香りについて説明します。

八角の味の特徴

八角は甘みと苦みを併せ持っており、シナモンより渋みのある味が特徴となっています。肉や魚の臭みを消すための調味料として使われることが多く、油気が多いまたは濃厚な煮込み料理などをさっぱりと仕上げてくれます。八角は香りが強く一度に使うのは数欠片程度なので、料理と一緒に食べても食感が印象に残ることは少ないでしょう。

Twitterの口コミ

7/3金
パプリカまた仕入れたのでサラダ
忘れてた中華スープ
肉餃子
この餃子の味飽きたわ…八角が甘すぎる。普通のでいい…

八角の香りはシナモンのような甘い系

八角の香りはシナモンに似ていながらも甘く独特ですが、スパイシーな清涼感も伴っているので、オリエンタルな印象を与えます。これは八角はシナモンとは違い、種子を乾燥させて作っているからです。

八角を多用するのは中国と台湾ですが、インドではカレーに用いるスパイスとしてだけでなく、鶏肉の炊き込みごはんやヨーグルトサラダにも使用しています。またヨーロッパでは、焼き菓子やドリンクに入れることも多く、味と香り、食感を楽しんでいるようです。

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