スイカは黄色と赤色で栄養成分や味・甘味が違う?ブランドの種類を紹介!
【野菜ソムリエ監修】黄色いスイカについて知っていますか?今回は、スイカの黄色と赤色の<味・栄養成分・見た目>の違いやスイカの始まりは赤色ではなく黄色だったことについて紹介します。スイカの中身や皮が黄色のブランドの種類も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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黄色のスイカがあるの?
夏を代表する果物のひとつであるスイカ。真っ赤なみずみずしい果肉は、甘くて食欲をそそりますね。スーパーで見かけるのは赤色のスイカが多いですが、果肉が黄色のスイカがあるのをご存じですか?赤いスイカと黄色いスイカの違いなどを紹介します。
スイカはもともと黄色だった
赤いスイカがほとんどなので黄色のスイカは品種改良されたものかと思いましたが、その逆で、スイカはもともと黄色だったのです。私たちが目にする鮮やかな黄色ではなく薄黄色や黄緑色、白に近い色だった言われています。味は美味しいとはとても言えないほど苦く硬かったそうです。
出始め当初のスイカは美味しくなかったのですが、水分が多く含まれていたので、黄色いスイカは水分補給に重宝していました。また風通しの良い日陰で保存することで数か月間も長持ちしたそうです。エジプトの砂漠では野生だったスイカを水分補給のために栽培し始め、味を良くしたいと品種改良されてきました。
赤色を持つ遺伝子が甘さを増すと分かったので、より美味しいスイカを作る中でスイカの色が赤色へと変わっていったのです。遺伝子は黄色が優勢なので、黄色のスイカと赤色のスイカを掛け合わせると黄色のスイカができます。
福光佳奈子
野菜ソムリエ
ツタンカーメンらエジプトの王たちが没した後は、墓にスイカが供えられていたと言われています。「死後の長旅の道中で水分が必要だろう」と考えられていたようです。
スイカは黄色と赤色で違いある?
スイカはもともと黄色だったことがわかりました。では味や甘さ、栄養成分、見た目などは、黄色と赤色のスイカではどのような違いがあるのでしょうか。
①味・甘さの違い
遺伝子的にも赤色のスイカの方が糖度が高いので味は甘く美味しいですが、黄色いスイカも品種改良が重ねられ赤色のスイカと同じくらい甘くて美味しくなりました。スイカは糖度が12度だと甘いと言われていますが、黄色いスイカの糖度が11~12度になってきたことでも証明されます。
赤色のスイカはリコピンが多いので、しっかりした甘さが特徴です。黄色いスイカはベータカロテンが多くあっさりした上品な甘さになっています。味・甘さの違いを知って赤色のスイカと黄色のスイカを味わってみましょう。
Twitterの口コミ
梅干おじ様
おはようございます😃
昨日食べたスイカは
まだ黄色い種が多く
若いスイカだけど甘いよーと
八百屋のおじ様がおすすめ
してくれました😆
甘くて美味しかったです🍉
素敵な日曜日を*\(^o^)/*
②栄養成分の違い
栄養成分の違いは黄色と赤色でずいぶん変わってきます。赤色のスイカにはリコピン、黄色のスイカにはリコピンの代わりにキサントフィルが多く含まれているのでそれぞれ紹介しましょう。
【リコピンの効果・効能】
・抗酸化作用
・生活習慣病予防
・ガン予防
・老化予防
・美肌効果
・ダイエット効果
・目の健康維持
・血流改善
【キサントフィルの効果・効能】
・脂肪燃焼効果
・眼精疲労改善
・眼病予防
・老化予防
・ガン予防
・生活習慣病予防
・抗酸化作用
・ダイエット効果
それぞれの効果・効能がありますがどちらも健康や美容に適した栄養成分が多く含まれていることが分かります。さらにスイカは水分だけでなくビタミンやミネラルも含まれているので熱中症や夏バテ対策にも欠かせない夏におすすめの果物です。
(*スイカの栄養価・効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
福光佳奈子
野菜ソムリエ
栄養成分が豊富なのにカロリーが低いスイカは、夏の水分補給には最適な食べ物です。真夏はついつい氷入りの飲み物を摂取しすぎてしまいますが、スイカでのどを潤し、夏バテを予防するようにしましょう。
③見た目の違い
丸い状態のスイカは見た目で黄色のスイカか赤色のスイカかの違いはないので切ってみないと中身の色は分かりません。店頭で切られて売っている状態なら色が見えるので分かりますが、丸い状態で違いを見分けるには黄色のスイカの品種名を知っていると違いが分るでしょう。小玉のスイカだと丸ごと買うときに役に立ちますね。