ご飯の保存方法・期間は?常温や冷蔵庫はNG?冷凍で日持ちさせるコツを紹介!
ご飯の正しい保存方法を知っていますか?常温でも日持ちするのでしょうか?今回は、ご飯を〈冷蔵・冷凍〉で保存する方法や日持ち期間のほか、解凍方法も紹介します。ご飯の腐った時の見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
ご飯を冷凍室で保存すると、デンプンの劣化を防いで旨みを保持でき、保存期間も延ばすことができます。ここからは、ご飯の冷凍保存の仕方や日持ち期間について解説します。
冷凍での保存方法
ご飯を冷凍して保存する方法は、以下の通りです。
【やり方】
1.炊けたご飯をすぐにラップに包む
2.アルミ箔に包んで粗熱が取れるまで置いておく
3.ご飯を急速冷凍する
ご飯を冷凍する際には、蒸気が立った炊き立てのご飯をラップで包むことでご飯から水分が蒸発するのを防ぎ、解凍した時にしっとりとした美味しいご飯が味わえます。ご飯をラップで包む時は、解凍する時に加熱ムラが起こらないように、1食分ずつ平らにしてラップに包むと良いでしょう。
次に、ラップで包んだご飯をアルミでくるんで粗熱が取れるまで待ちます。ご飯をアルミで包むことで、水分の蒸発を防ぐ効果があります。ご飯が熱い状態のまま冷凍室に入れると霜がついて劣化の原因となるので、ご飯が人肌くらいの温度になるまで置いておきましょう。
粗熱が取れたら、冷蔵庫の急速冷凍機能で素早く冷凍させます。このような機能がない冷蔵庫の場合は、ラップに包んだご飯を金属製のバットに乗せて冷凍室に入れると、急速冷凍と同様の効果が得られます。
(*ご飯を美味しく冷凍保存する方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
保存期間
冷凍したご飯の保存期間は、およそ1か月です。ご飯を冷凍して1か月以内であれば安全に食べることができますが、1週間後にはご飯の旨みが落ち始めると言われています。冷凍したご飯を美味しく食べるために、ご飯を冷凍した日から1週間以内に食べ切ると良いでしょう。
解凍のコツ
冷凍したご飯を解凍する場合は、自然解凍では元のような美味しいご飯には戻らないので、必ず電子レンジを使いましょう。ご飯を解凍する際のポイントは、ラップのまま電子レンジで加熱することで、それにより、加熱の際に発生する蒸気によって炊き立てのようなご飯に仕上がります。
ご飯を解凍する場合は、まずラップに包んだ状態の冷凍ご飯を1食分ずつ電子レンジに入れ、2分ほどの時間で加熱します。その後、一度ラップを外して耐熱容器に移し、ご飯をほぐして再加熱してください。解凍の途中で一度ご飯をほぐすことで、加熱ムラを防いで全体的に熱がいきわたり、ふっくらとしたご飯に仕上がります。
(*冷凍ご飯の解凍方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ご飯が腐った時の見分け方は?
ご飯を長時間保存していると、時間が経つにつれて腐敗が進みます。ご飯が腐るとどのような状態になるのでしょうか。ここからは、腐ったご飯の特徴について解説します。
腐ったご飯の特徴
ご飯が腐ると、以下のような状態になります。
・黄色く変色する
・糸を引いている
・水気が多いおかゆのようになっている
・カビが生えている
・すっぱい臭いがする
炊き立てのご飯は白く艶がありますが、腐ると色が黄ばんでおかゆのような水気の多い状態になります。また、ご飯に触れた時に粘り気があり、糸を引いた場合も要注意です。さらに、ご飯にカビが生えていたり、すっぱい臭いや納豆のような臭いがした場合も、腐っているサインです。ご飯がこのような状態になったら、食べずに廃棄しましょう。
(*ご飯を保存した場合の賞味期限について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)