こんにゃくの保存方法・期間は?冷凍できる?開封後も日持ちするコツや活用レシピも紹介!
こんにゃくの正しい保存方法を知っていますか?冷凍できるのでしょうか?今回は、こんにゃくを〈開封後・開封前〉別で保存する方法や日持ち期間のほか、解凍方法も紹介します。こんにゃくが腐った時の見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
こんにゃくの正しい保存方法は?

スーパーに行けば手軽に買えるこんにゃくですが、具体的に日持ちはするのか、購入した袋に入っている液体は何か、あまり知られていません。購入した後、まずどう保存すればいいのかを説明します。
開封前は常温でも保存できる
昔は、基本的には冷蔵保存をしなければいけませんでしたが、以下の点に注意すれば常温でも保存可能です。
・未開封であれば常温の保存が可能
・直射日光や、湿気の多い場所は避ける
・冷蔵コーナーで売られていたら、購入後も冷蔵した方が好ましい
現在は製造や梱包の技術が高まり、常温保存もできます。しかし、こんにゃくは、芋から製造するときにも手間のかかるデリケートな食材です。置き場所には少し気をつけた方が良いでしょう。
開封後は必ず冷蔵で保存
開封してしまうと、こんにゃくの日持ちは短くなってしまいます。水分が多い食材のため、菌が繁殖しやすいことが原因のようです。開封したものを常温で放置するとすぐに傷むため、必ず冷蔵庫に入れてください。
こんにゃくを開封後に冷蔵保存する方法・賞味期限は?

こんにゃくを開封すると冷蔵保存をしなくてはいけませんが、少しでも賞味期限を延ばすには、どのような状態が良いでしょうか。具体的な方法について、さらに詳しく掘り下げます。
冷蔵での保存方法
こんにゃくを開封するときは、使い切るか保存に回すかを、事前に決めた方が良いです。
1.袋の中でこんにゃくを浸していた水は、捨てずに取っておく
2.保存したいこんにゃくを容器に入れ、水を戻す
※ 水を捨てた場合は水道水でも可
こんにゃくの袋の液体は、滲み出た汁ではなく、アルカリ水です。こんにゃくを日持ちさせるのに効果的なので、保存するときに再利用することをお勧めします。水を捨てた場合水道水でも代用できますが、2~3日に1回水を替えた方が良いでしょう。なお、水なしの状態では2日ぐらいが限度です。
賞味期限・保存期間の目安
メーカーごとの原料の違いにもよりますが、未開封であれば賞味期限は30~90日です。開封すると、どんどん鮮度や風味が落ちていくので、3日以内に食べ切るのが良いといわれます。ただし、風味の劣化を気にしないのであれば、1週間~1ヵ月ほどもつともいわれるので、なるべく早く食べるようにしましょう。
(*冷蔵したこんにゃくの保存期間について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
こんにゃくは冷凍保存できる?

こんにゃくを常温・冷蔵保存した場合に日持ちする期間について、ここまで説明してきました。では、冷凍をして賞味期限を延ばすことは、果たして可能なのでしょうか。
食感は変わるが冷凍保存もできる
結論から言うと、こんにゃくを冷凍保存することはできます。ただし、食感は大きく変わり、スポンジのような独特なものになります。水分が多い食材のため、冷凍するとこんにゃくの中で細かな粒状の氷がたくさんできるのですが、後で解凍したときに溶けた水分が流れ出してしまうため、食感が変わるのです。
冷凍したこんにゃくの食感を、元に戻すことはできません。本来のプルプルしたものが良ければ、常温か冷蔵の保存方法を活用してください。冷凍こんにゃくは水分が抜けた分、出汁や調味料をよく吸い上げます。スポンジのような食感も、肉を連想させるため、好んで冷凍して調理する人もいるそうです。
以前テレビで冷凍したこんにゃくを解凍すると、食感がお肉になるって聞いたのでやってみました!
— 花岡小百合❁⃘*.゚🤖孫みを感じる (@voice_lily2525) February 14, 2019
んーーー?
なんかこんにゃくの匂いかな??
磯臭いꉂꉂ(ˊᗜˋ*)
水抜きしたら消えるのかな?(`・ω・´)?
なんちゃってはなんちゃってで面白かった!#レシピなし#自炊#冷凍こんにゃく
こんにゃくを冷凍するとこんにゃくの水分抜けて食感が変わって美味しいって記事読んだから試したけど、変わるどころか、抜けた所に味がしみて油断すると水分の多さにむせる!美味しい!またやる!#冷凍こんにゃく #今年一番の感動
— santan (@santagnan) May 23, 2019
冷凍保存の方法・日持ち期間
こんにゃくを冷凍保存するときは、臭味が残らないよう下処理を行います。
1.こんにゃくを食べたい大きさにカットしたり、手で千切ったりする
2.塩を振りかけ、手で揉みこむ
3.2~3分ほど茹でてアク抜きをする
塩で揉みこむと、こんにゃくの余分な水分を取り除き、味を染み込ませやすくなります。アク抜きまでを終えたら、軽く水を切って保存袋に入れてください。解凍するときに水気を絞るため、しっかり拭き取る必要はありません。なお、冷凍こんにゃくの賞味期限は1ヵ月ほどです。冷凍しても格段に期間が延びるわけではないので、注意してください。
冷凍こんにゃくを解凍するコツ
冷凍こんにゃくを使う際は、次の3つの方法を試してください。
・冷蔵庫で自然解凍
・水につけて解凍
・解凍せずに煮物に使う
常温での自然解凍は、衛生上の問題でお勧めしません。解凍を急いでいる場合は、流水につける方法が良いでしょう。保存袋から取り出すときには水分を含んでいるので、しっかりと搾り取ってください。
煮物のような水分の多い料理には、水分を絞る必要もないので解凍はしなくても問題ありません。その代わり、こんにゃくの水分も含めて、味付けが薄くならないように気をつけましょう。
保存したこんにゃくが腐った時の見分け方は?

こんにゃくの保存の仕方について説明をしてきましたが、適切な方法でも腐ってしまった場合、どのような点に気づくべきなのでしょうか。
腐ったこんにゃくの特徴
こんにゃくが腐ってしまうと、次のような特徴が現れます。
・表面がぬめっている
・ドロドロと溶けるような感触
・強い異臭がする
・水まで濁り、膜が張っている
たとえ未開封でも、水が濁っていると腐っている可能性があります。ぬめりや異臭もあれば、食べないべきと考えられるでしょう。ただし、そのような兆候はなく、こんにゃくが小さくなるだけならば、「離水」と呼ばれる現象で問題なく食べられます。
(*こんにゃくが腐るとどうなるかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
冷凍こんにゃくの美味しいレシピ
冷凍こんにゃくは肉のような食感がありますが、どのように調理すれば美味しいのでしょうか。実際に調理している人のレシピを参考に7つ紹介します。
①冷凍こんにゃくステーキ
冷凍こんにゃくを肉と見立てて、ステーキ風に調理したレシピです。食紅で色付けしており、外見も肉に見えやすいよう工夫がなされています。変わり種のおかずや、おつまみにお勧めの一品です。
②冷凍こんにゃくの唐揚げ
元々、こんにゃくは揚げ物には不向きですが、冷凍して水分を飛ばすと唐揚げ風にすることができます。とはいえ、揚げる前にしっかりとこんにゃくを絞ってください。不思議な食感に魅了される人が多いレシピです。
③冷凍こんにゃくの煮物
こちらのレシピは、こんにゃくを未開封のまま冷凍するという方法です。牛すじを使い、手間暇はかかりそうですが、その分こんにゃくに味が染み込むことは期待できます。下茹でも必要ないので、煮物やスープを調理するときの参考にできそうです。
④冷凍こんにゃく入りハンバーグ
ハンバーグのタネに混ぜ込む調理方法で、細かく切らないといけないので、糸こんにゃくを使う人もいます。冷凍こんにゃくの食感も楽しめますが、カサ増しや低カロリー効果も期待できるレシピです。
⑤冷凍こんにゃく入りの混ぜご飯
細かく切り、具として使うと、ヘルシーな混ぜご飯になります。こちらのレシピでは和風の味付けですが、冷凍こんにゃくはマヨネーズやポン酢などの調味料にも合います。洋風の混ぜご飯にアレンジしたり、チャーハンとしても楽しめるでしょう。
⑥冷凍こんにゃくのおつまみ
最初から、冷凍こんにゃくを、おつまみとして楽しみたい方向けのレシピです。甘辛い味付けなので、少し新鮮に感じるかもしれません。こんにゃくとピーナッツという、普段であればあまり見られない組み合わせも、魅力の1つでしょう。
⑦冷凍こんにゃくチップス
こちらも、冷凍こんにゃくの食感を生かすための調理方法です。レンジのオーブン機能を使用しているので、お子様と一緒でも手軽に作れます。味付けにもバリエーションを出せるので、おやつや、おつまみに向いているレシピです。
こんにゃくを正しく保存して日持ちさせよう
こんにゃくは正しく保存すれば、かなり日持ちする食材です。冷凍することで食感が変わり、また違った味わい方も楽しめるので、いろいろな保存方法を試してコンニャク料理のレパートリーを増やしてみるのも楽しそうです。