枝豆は冷凍できる?保存方法や日持ち期間は?解凍のコツや茹で方のおすすめも紹介!
【野菜ソムリエ監修】枝豆の正しい保存方法をしっていますか?冷凍保存できるのでしょうか?今回は、枝豆を冷凍保存する方法や日持ち期間のほか、解凍のコツも紹介します。ほか、枝豆の賞味期限が切れた時の見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
枝豆を茹でるときは、用意した茹で水の4%に当たる量の塩を用意してください。例えば、1000㏄の水であれば40gの塩が必要です。
1.洗ったさやの両端を、料理バサミで少しずつ切る
2.用意した塩から適宜取り、枝豆を塩もみする
3.鍋に水と残りの塩を入れて沸騰させる
4.枝豆を塩は洗い落とさずに鍋に入れて1~2分茹でる
5.ざるに上げて冷ます
6.粗熱が取れたら保存袋に入れる
さやの両端を切ることで、豆に塩味が染み込みます。塩分濃度が枝豆の風味を左右するので、計量はしっかり行うことをお勧めします。茹でた後はなるべく早く冷ますことが大切ですが、流水を使うと水っぽい食感になってしまうため、うちわなどを利用してください。
粗熱が取れたら、生のまま冷凍するときと同じ要領で袋が平らになるように保存袋に入れ、なるべく短時間で冷凍します。
②むき身で保存する方法
豆ごはんなどの料理に使うために冷凍するなら、以下の手順でむき身で冷凍しておくと便利です。
1.さやのまま冷凍するときと同じように、枝豆を茹でる
2.粗熱の取れたさやから豆を取り出す
3.保存袋に入れて平らにし、冷凍する
むき身の状態で保存する場合は、一度に使いきれる量に小分けにしておくと、使い勝手が良くなるでしょう。むき身の場合も、生のまま冷凍する場合やさやごと保存する方法と同様に、短時間で冷凍するようにしてください。
冷凍の枝豆を解凍する方法は?
ここまで、枝豆の冷凍方法などについて紹介しましたが、保存した枝豆を使う際はどのように解凍すれば良いのでしょうか。ここでは、冷凍の枝豆の解凍方法を詳しく解説します。
自然解凍でOK
枝豆を解凍するときは、食べる前日に冷蔵庫に入れるなどして、自然解凍すると良いでしょう。電子レンジでの解凍も問題ありませんが、自然解凍に比べて風味が落ちる可能性があります。ただし、解凍した枝豆を再冷凍すると、傷みやすくなり日持ちが短くなります。食中毒のリスクを避けるためにも、適度な量を解凍することを心がけてください。
凍ったままの調理もおすすめ
冷凍保存した枝豆は、解凍をせずに直接調理に使うこともできます。凍ったままでの調理は調理時間の短縮にも役立つため、枝豆を冷凍保存した際は、そのまま食べる以外にも料理などに上手に活用しましょう。
春日爽花
野菜ソムリエ
枝豆は、「畑の肉」といわれるほど栄養価が高く、タンパク質や糖質、脂質、ビタミン類、ミネラル類、食物繊維などが豊富に含まれているため低カロリーではありますが食べ過ぎには注意しましょう。
冷凍枝豆の美味しい茹で方は?
冷凍枝豆を茹でる時のポイントは、枝豆が生のままか、一度茹でているかで少し違います。ここではパターン別に、手順を紹介します。
①生で冷凍した枝豆を茹でる場合
生で冷凍した枝豆を茹でる場合は、通常よりも茹で時間が長めになります。なお、使用する塩の量は、冷凍していない枝豆を茹でる時と同じく、水の重さの4%が目安です。
1.鍋に水と塩を入れ、沸騰させる
2.凍ったままの枝豆を鍋に入れる
3.再び沸騰してから、3~4分茹でる
4.ざるに上げ、うちわなどで手早く冷ます
冷めるまでの余熱でも枝豆は柔らかくなるため、少し硬く感じる程度の時点で茹で終えると、ちょうど良い仕上がりになります。茹で時間は好みの硬さに応じて調整してください。
②一度茹でた冷凍枝豆を茹でる場合
冷凍前に一度茹でた枝豆は、再び茹でると塩味が抜ける可能性があります。抜けた塩分を補充する目的で、塩を加えて茹でるのがポイントです。
1.水1000ccに対して10gの塩を溶かし、鍋で沸騰させる
2.凍ったままの枝豆を入れ、再沸騰後1分ほど茹でる
3.ざるに上げ、うちわなどで手早く冷ます
元々火が通っているため茹で時間は短いですが、ざるにあげた後も余熱で火が通るので、少し硬めの茹で上がりの時点でざるにあげておきましょう。