ローズマリーの保存方法は?冷凍・乾燥で長持ちのコツは?生のままでも大丈夫?
ローズマリーの正しい保存方法を知っていますか?今回は、ローズマリーを生や〈冷蔵・冷凍・乾燥・オリーブオイル漬け〉で保存する方法や日持ち期間のほか、解凍方法も紹介します。ローズマリーの賞味期限が切れた時の見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
冷凍での保存方法・手順
ローズマリーの冷凍保存の手順は以下の通りです。
①洗ってから十分に乾燥させる
②枝のまま・葉を外す・葉をみじん切りにするなど、使いやすい形に加工する
③枝のままのローズマリーは、重ならないようにキッチンペーパーの上に並べてあらかじめ凍らせる
④保存袋に入れて冷凍する
葉に水分が付いたまま冷凍すると、その水分が凍ってローズマリーの葉を傷めてしまうので、乾燥は重要な工程です。臭い移りを伏せぐために、保存する時は空気を抜いて密閉します。
保存期間
冷凍のローズマリーは、保存状態が良ければ1年以上香りを保ったまま保存ができます。しかし、長期間冷凍しておくと霜の付着などにより品質が劣化していくため、1ヶ月に1度くらい状態を確認してください。
解凍方法・使い方
冷凍のローズマリーを調理に使う際は、使う直前に冷凍庫から取り出し凍ったまま使用します。解凍の必要はなく、ドライハーブと同様に扱ってください。
ローズマリーを乾燥で保存する方法・期間は?
乾燥させたローズマリーは、使い勝手が良いのでスパイスとしてよく販売されています。水分が無いので長期保存に適しており、家庭でも作ることができます。
乾燥での保存方法・手順
ローズマリーを乾燥させる方法を2通り紹介します。
【自然乾燥】
①洗ったローズマリーの水気を取る
②枝の根元の葉を取り除く
③枝の向きを揃えて束にまとめる
④空気が通る様にして、直射日光の当たらない清潔で風通しの良い場所に吊るす
⑤2週間~数ヶ月乾燥させ、軽くつまんだときに葉が剥がれ落ちるくらいにする
⑥枝から葉を落とし、密閉容器や保存袋で保存する
【オーブンで乾燥させる】
①洗ったローズマリーを自然乾燥させる
②鉄板にクッキングシートを敷き、ローズマリーを均一に広げる
③できる限り低温に設定したオーブンで15分ずつ加熱する
④指で剥がれ落ちるくらいに乾燥したら完成
⑤ローズマリーが完全に冷めたら保存容器で保存する
オーブンを使うと短時間でローズマリーを乾燥させることが可能です。15分オーブンで加熱したあと、数分扉を開けて湿気を逃がす工程を加えると乾燥が早くなります。通常ローズマリーのオーブンでの乾燥に1時間以上かかることはありませんが、最初の自然乾燥で水分が残っていると時間がかかってしまいます。
まだ温かい状態で保存容器に入れると、ローズマリーから出た熱気で容器の内側が湿ってカビの原因になってしまうので注意して下さい。自然乾燥したローズマリーの場合も、保存容器の内側に水分が現れた時は乾燥が不十分なので再度乾燥させる必要があります。
保存期間
乾燥したローズマリーは常温で1年ほど保存できます。夏は湿気が多いので、除湿剤と一緒に保存するなどして水分に気をつけましょう。カビなどが無ければ1年以上経っても使用はできますが、風味は落ちてしまいます。
ローズマリーをオリーブオイル漬けで保存する方法・期間は?
ローズマリーをオリーブオイルに漬けておくと、香り豊かなオイルができあがります。調味料としてドレッシングやマリネに使うと、爽やかなハーブの香りが食欲をそそります。
オリーブオイル漬けでの保存方法・手順
以下は、ローズマリーのオイル漬けの作り方の手順です。
①ローズマリーは洗ったあと、水分を完全に乾燥させる
②煮沸消毒しておいた容器に油と一緒に入れる
③冷暗所で保管する
2週間ほど経って、オイルにローズマリーの香りが移ったら完成です。ローズマリーに水分が残っていたり、保存容器に水分が付いているとオイルが傷む原因になるため注意が必要です。オリーブオイルの他に、ひまわり油や菜種油などの油自体の香りが強くない油でもオイル漬けにできます。
短時間で油に香りを移したい場合は、ローズマリーを入れた油を直接熱して作る方法もあります。弱火で加熱して香りが立ったら粗熱を取り、漉してから保存容器に入れましょう。
保存期間
冷蔵庫で約1ヶ月保存ができますが、加工品なので早めに使い切るようにしましょう。香りの抽出が終わったローズマリーは、入れたままにしておくとカビてしまうことがあるので取り出して下さい。夏場は特に劣化が早いので、2週間を目安に使い切るのがおすすめです。